あるテーマについて、どこまでも深く語り合う『JEF TALK』。
シーズンが後半戦に突入した今、フアン エスナイデル監督は
チームの現状をどのように見ているのか。
ジェフの“力”と“課題”について、指揮官が語る。

自分自身で決断する力。

フアン エスナイデル監督

―― シーズンも後半戦に突入し、すでに数試合をこなしました。チームとしての現状の“力”について、監督はどのように見ていますか?

エスナイデルこの半年で大きく成長したと思いますし、今も、これからもチームを成長させられると確信しています。選手たちは私のイメージするサッカーをプレーしてくれていて、それは監督としてとても嬉しいこと。ただ、順位表に表れる数字は、私自身が感じている手応えと相応のものではありません。「足りない」と感じるのはまさにその部分で、もちろん私だけでなく、選手もクラブも同じように感じているでしょう。自分たちがトライしているサッカー、現状のパフォーマンスには満足していますが、残念ながら、すべてが順位表に反映されているわけではありません。

―― 確かに、第26節終了時点で10位という成績は、J1昇格を目指すチームとしては決して満足できるものではありません。

エスナイデルもちろん。中には「完敗」と言える試合もありましたし、ほんの少しの運を手繰り寄せることができずに落としてしまった試合もあります。それが現時点での勝点に響いていることは間違いありません。ただし、順位だけでなく勝点を見れば、まだ目標に到達できるポジションにいることが分かると思います。だからこそ、私はより多くの勝点を積み上げるためのトレーニングを日々考えているし、順位を上げるための努力を続けています。

フアン エスナイデル監督

―― チームとしての“成長度”に特化すれば、現時点での手応えは監督のイメージどおりということですね。

エスナイデル成長度についてはイメージどおりですし、さらにポジティブなことは現時点のチームが完成形ではなく、まだ大きな伸びしろを残していることです。選手個々を見ても、シーズン後半戦の半年間でさらに伸びると確信できる選手が何人もいる。そしてシーズン終盤には、チーム全体のフィジカルコンディションが他のチームを上回っていることが分かるはずです。

―― 今年のジェフは「ハイライン・ハイプレス」という言葉に象徴される特徴的なサッカーをしています。それをゼロから浸透させ、現時点の成長度において満足できるレベルに達するのは簡単ではなかったと思います。

エスナイデル確かに簡単ではありませんが、「これまで」よりも「これから」が難しい。まさに今、課題としているのは選手たちの“自分自身で決断する力”を高めることです。選手たちは私の要求することをしっかりとこなしてくれていますが、そもそもサッカーは相手をダマし、いかにして相手の考えと違うことをやるかというスポーツで、それは個人の判断によるところが大きい。だからこそ、もっと自分たちで判断し、決断してほしいし、そうしなければ新しいものは生まれません。「伸びしろを感じている」ことの理由は、まさにその点にあります。選手個々の判断力や決断力は、ここにきて少しずつ高まってきていると感じていますから。

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『ジェフに必要なスタイル。』

―― “自分たちのサッカー”として、「ハイライン・ハイプレス」という戦術を選択した理由は?

まずは、私自身が好きな戦術であるということ。そして、このサッカーで結果を残せると確信していることです。

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