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2014 NEWS & INFORMATIONレポートの新着情報

2014 January01

2014.1.21 UPDATE

【レポート】2014新体制発表会見

レポート



【島田亮代表取締役社長よりご挨拶・活動方針について】


 本日はお忙しいなかお越しいただきまして、誠にありがとうございます。会場に入りきらなかったお客さまも大勢いらっしゃると聞いています。まずは御礼申し上げます。
 昨シーズンもJ1昇格を果たせず、4シーズン続けてJ1昇格を果たすことが出来ず、大変申し訳ございませんでした。
 本日は新体制発表会見ということで、新加入の紹介、今シーズンの戦い方についてクラブよりご説明させていただきますが、私からはクラブの今後やっていくことについて時間をいただいてお話しさせていただきます。
 クラブ理念に「ジェフのある生活で皆さまに元気、楽しみ、幸せを感じていただけるクラブを目指します」と掲げております。クラブビジョンの中でも「ホームタウンとともに歩むクラブ」を第一に取り組みたいと考えており、今年はこれまで以上に地域活動に力を入れていきたいと思っています。本日も、市原市の上総更科公園でのイベントに佐久間隆義市原市長と一緒に出席してまいりました。力強く「今年は頑張れ」といわれてまいりました。選手も含めて市原市、千葉市、どんどんホームタウン活動に取組んでまいります。
 次に「魅力あるクラブ」についてですが、私からは中長期的な話をさせていただきます。昨年斉藤和夫テクニカルダイレクター、鈴木淳監督に就任してもらう際に、それまでのチーム状況をもとに、根底から構築し直していかないといけないと斉藤から進言を受けました。昨年は、チームの底上げ、若手を引き上げてチーム内に競争をもたらす。そして、競争を通じて戦える集団にしていくという話をしてまいりました。一言でいえばチームの土台づくりを行っています。今シーズンも引き続き取り組み、より戦えるチームを作っていこうと思っています。そしてJ1に昇格するだけでなく、J1のなかで上位のチームと戦い、勝てる強いチームを維持継続していくことを目標にしています。そのための我々の生命線はアカデミーだと思っていますので、アカデミーに対しても積極的に投資、経費の支出を継続していきたいと考えています。数年後にはJ1の優勝争い、ACLに出場できるチームを目指してチームづくりに取り組んでいきたいと思います。
 一方、昨年現役を引退した櫛野亮がアカデミーで普及の仕事に就くことになりました。また渡邊圭二氏は私どもの取引先でもある幕張のイオンモールにあるスポーツオーソリティに就職しました。ジェフに携わった選手、スタッフのセカンドキャリア、その後の人生も考え、今後も取り組んでいきたいと思っています。
 これまで述べたような中長期的にビジョンをもって、チームづくりを進めてまいりますので、今後とも何卒よろしくお願いします。本日はありがとうございます。


【島田亮代表取締役社長よりスローガンについて】


 今シーズンのスローガンは、「FUN! ~勝利のために~」です。直訳すると「楽しむ」という意味です。昨年、鈴木監督が就任したときに楽しむという言葉がキーワードとして出てきました。そのときも同じ話をしたと思いますが、単に楽しいサッカーをしようということだけではないことは、皆さんも覚えていらっしゃると思います。プレーヤーが楽しいという気持ちを持てば、もっとうまくなりたい、もっとサッカーがしたいと前向きな気持ちが必ず出てくる。それがポジティブでアグレッシブな行動に繋がっていき、そしてレベルアップになり、勝利へと繋がっていく。すなわち勝つために、ポジティブにアグレッシブにやっていくということです。やらされてやるよりは、自分で前向きにポジティブにやると、取り組む姿勢が変わってくると思います。もう一つ、元気、楽しみ、幸せを感じていただくというクラブスローガンにあるように、私たちは、皆さまにも楽しんでいただきたい。そして楽しんでいただいたとき、それが一つになったときに勝利に繋がる。楽しむことによって、次のステップに進み、勝利を手にする。そういう意味合いを含めています。逆にいうと、この言葉によって我々は皆さまに楽しんでいただけるようにしなければなりません。楽しんでいただくということは、我々はプロサッカークラブですから勝たなければいけないと思っています。「FUN!」という言葉に覚悟を持って、今年は必ず、スタジアムで皆さまを楽しませたいと思っています。皆さまにも「FUN!」を活用していただき、ご声援いただければと思っています。よろしくお願いいたします。


【斉藤和夫テクニカルダイレクターよりご挨拶】


 昨シーズン、この職についたときに、まずチームの現状をしっかりと分析し、結果を出さなければいけないのは当然だが、そのなかでチームの土台、底上げを図らなければいけないと考えました。その結果、鈴木淳監督、江尻篤彦コーチを招聘しました。残念ながら昨シーズン、結果を出せずに大変申し訳なく感じています。ただ、ここでやめてしまうと、J1に昇格してACLを狙うための土台作りの大事なときを失ってしまうと思いますので、今シーズンも引き続き同じスタッフで戦うと決めています。現場のコーチを信頼し、我々強化をはじめ、みんながサポートし、結果を残せるようにしたいと思います。


【斉藤和夫テクニカルダイレクターよりスタッフ紹介・コーチ招聘について】


 続いて私からトップチームのスタッフを紹介させていただきます。
 まずはじめに、監督の鈴木淳です。
 コーチ陣は、江尻篤彦コーチ、新しく加わってもらった武藤覚コーチ、藤原寿徳GKコーチ、大塚俊介フィジカルコーチの4名です。
 今シーズンよりテクニカルスタッフとして関わってもらいます原正宏です。

●武藤覚コーチ
「こんにちは武藤と申します。今シーズンからコーチとして加わることになりました。監督、コーチをしっかりとサポートして、選手とともにチームの目標達成のために頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。」

●原正宏テクニカルスタッフ
「今シーズンよりテクニカルスタッフとしてチームをサポートさせていただく原です。よろしくお願いします。」

以上のメンバーが今年のトップチームのスタッフです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 昨年、この場でクラブの現状、これからどうしていけばいいのかということを考えた時、ジェフが一番輝いていたときを思い出せばいいと考え、まずは練習をすること、競争ベースを作り上げること、その中で戦う姿勢を持って、1年間突っ走ることだと思いました。結果は残念ながら出せなかったが、今シーズンはその部分をさらにレベルアップして、結果を求めるように、取り組んでいきたいと思っています。ジェフの目指すサッカー、~ボールを動かして、みんなでゴールを守り、点を取りにいくこと~を突き詰めて今シーズン戦っていきたいです。


【鈴木淳監督よりご挨拶】




 皆さまこんにちは。本日はたくさんのサポーター、そしてたくさんのマスコミ関係者の方々にお集まりいただきまして本当にありがとうございます。
 昨年はいいゲームをしながらなかなか勝ちきれず、勝点を奪えないゲームが非常に多かったと思います。しかし、私が考えているサッカーを選手が少しずつ理解しています。いいゲームの数は少なかったかもしれないが、徐々に出来ていると考えています。選手にも話をしましたが、今シーズンは3つのことを心がけてやりたい。まず一つ目は、選手が個として伸びなくてはいけないということ。サッカーの技術に加え、メンタル、自立など、サッカー選手としていろいろなことを自分で考えてプレーするようになることが大切だということです。二つ目は、サッカーを楽しまなければいけないということです。サッカーを楽しむとともに仕事も楽しむ。それが大事だという話をしました。そして、三つ目は全体のチームとしての一体感や、仕事に取り組む姿勢を高めていこうという話をしました。今シーズンの目標はJ1昇格で間違いないです。それを選手とともに、スタッフとともに、そしてサポーターとともに取り組んでいきます。サッカーについては、昨年を踏襲し、全員で守備をして奪ったら早く攻める。ダメならボールをしっかりとつないでサイドチェンジをして得点機会がうかがい、スルーパスを多くする。そういうサッカーをやっていきたいです。全力で選手とともに、そして皆さまとともにJ1昇格を勝ち取りたいと思います。勝利ということを意識して、先ほどのスローガンにあったように、勝利を追求することを楽しむチームを作っていきたいと思います。


【斉藤テクニカルダイレクターより新加入選手紹介、補強のポイント】


 昨シーズン、左サイドバックが課題になっていました。そして、今シーズンは米倉恒貴選手がガンバ大阪に、高橋峻希選手がヴィッセル神戸へ移籍したことで、両サイドバックが抜けました。また、GKの大久保択生選手がV・ファーレン長崎に移籍。その部分を含めて補強をしました。

 右サイドバックとして横浜F・マリノスから天野貴史選手。天野選手は横浜F・マリノスの青いシャツしか着たことがない選手です。マリノスのアカデミーでずっと育ってきました。右サイドのスペシャリストとしてガンガン持ち味を発揮してもらいたいです。

 ボランチの補強として、横浜F・マリノスから田代真一選手です。彼もマリノスのアカデミー出身ですが、FC町田ゼルビアに期限付移籍もしていました。ストッパーでプレーしていましたが、私は彼のインターセプトの能力やビルドアップ、ボールを奪ってからの配球力を考え、ボランチ候補として、横浜F・マリノスから獲得しました。

 GKの高木駿選手です。彼は、明治大学から川崎フロンターレに進みました。身体は見てのとおり、あまり大きくないので、皆さん心配するかもしれませんが、すごくテンポがよくて、キックの思い切りもいい。明治大学のときに、声をかけようかと思っていた選手です。期待しています。

 モンテディオ山形から中村太亮選手です。彼は、左サイドのスペシャリストです。FKも持っています。楽しみにしてください。

 埼玉県の正智深谷高校から来ましたオナイウ阿道選手です。高校時代はトップをやっていましたが、彼のポテンシャルは高く、いろいろなポジションができる可能性がある。もちろんまずはFWでチャレンジ、勝負してもらいたいと思います。いろいろな経験を積んで、大きく育ってほしいです。

 柏レイソルから山中亮輔選手。現在、オマーンで開催されているU-22アジア選手権に参加中のため、本日は欠席です。大会では、1試合ごとにメンバーを代えているようですが、90分フルに戦っているという情報が入ってきています。左利きのスペシャリストです。昨年、我々が苦労していた左サイドバックのところはこの山中選手と中村選手でかなりアップできると思います。

●天野貴史選手



「みなさんこんにちは。横浜F・マリノスから加入しました、背番号4番、天野貴史です。ポジションはサイドバックです。攻撃が大好きなので、得点やアシストにこだわって、J1昇格に貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします。」


●田代真一選手



「みなさんこんにちは。横浜F・マリノスから加入しました、背番号15番、ボランチの田代真一です。個人としても、チームとしても、最高の結果が得られるよう、1日、1日を大切にして努力したいと思います。今年1年間、よろしくお願いします。」


●高木駿選手



「こんにちは。川崎フロンターレから加入しました、背番号24番、GK高木駿です。千葉に来た理由は3つあります。一つ目はふなっしーが大好きだからです。二つ目がちーばくんがかわいいからです。三つ目がすごく大事で、ボクはピーナッツが大好きで、小さい頃は細長い顔からピーナッツと呼ばれていた。こんなところでご縁があるんだと思いました。落花生がすごくおいしいと聞いているので、いっぱい食べたいです。フクアリや練習場に来てもらえれば、プレーはわかってもらえると思うので、ボクを応援しにフクアリや練習場に来てください。応援よろしくお願いします。」


●中村太亮選手



「みなさんこんにちは。モンテディオ山形から加入しました、背番号17番、中村太亮です。自分のプレーの特徴はドリブルやキックなので、そこを見てほしいです。ジェフは魅力のあるチームで絶対にJ2にいるチームではないと思っています。みんなと一緒に戦って、ぜひJ1に昇格しましょう。よろしくお願いします。」


●オナイウ阿道選手



「みなさんこんにちは。正智深谷高校から加入しました、背番号19番、FWオナイウ阿道です。プロ1年目ですが、1年目から結果にこだわって、自分のプレーを出していきたいです。少しでも早くみんなに溶け込んで、試合に絡んでいきたいです。応援よろしくお願いします。」


【スポンサー紹介】


 それではここで2014年ジェフユナイテッド市原・千葉を力強くサポートしていただくオフィシャルパートナーをご紹介させていただきます。
 「富士電機株式会社さま」
 「株式会社君津住宅さま」
 「株式会社千葉ステーションビルさま」
 「株式会社フェニックスさま」
 「株式会社JR東日本ウォータービジネスさま」
 「株式会社ヤクルト本社さま」
 「東日本旅客鉄道株式会社さま」
 「古河電気工業株式会社さま」
 以上8社でございます。


【新ユニフォーム発表】


 ジェフユナイテッド市原・千葉のユニフォームは、今シーズンも株式会社フェニックスさまにご提供いただきます。
 1stユニフォームのモデルは、田代真一選手。
 GKユニフォームのモデルは、高木駿選手。
 2ndユニフォームのモデルは、森本貴幸選手。




●新ユニフォームモデルとして登場した森本貴幸選手よりご挨拶
「こんにちは。森本貴幸です。髪の毛が生えているから、あいつ誰だって、わからなかったと思いますが、今年もよろしくお願いします。J1に上がれるように、みんなで頑張っていきましょう。よろしくお願いします」


【オフィシャルスーツ発表】


 ユザワヤ商事株式会社さまが2014シーズンから、ジェフユナイテッド市原・千葉をサポートしてくださることとなりました。

●オフィシャルスーツモデルとして登場した岡本昌弘選手よりご挨拶



「こんにちは。岡本昌弘です。スーツはぴったり、アスリートの体型にフィットしていると思います。今シーズンの抱負は、しっかりとゴールを守り、点を取られないように頑張ります。みんなでJ1に上がれるように全力で頑張りますので、皆さま応援よろしくお願いします。ありがとうございました。」


【質疑応答】


Q.強化部に質問です。的確な補強だと思いますが、まだ外国籍枠が空いています。これからの獲得はあるのでしょうか。
A.斉籐テクニカルダイレクター
「アンテナはいつも張っています。今はこのメンバーでしっかりと結果を出すということで、スタートしたいと思います。いろいろな状況があると思います。そのなかでタイムリーに対応したいといつも考えています。あまりにも年齢的に高い選手の獲得は、私自身は考えていません。」

Q.田代選手に質問です。ボランチでの獲得ですが、これまでセンターバックでプレーしてきたなかで、こだわりという部分はありますか。
A.田代選手
「もちろん、センターバックも好きですが、ボク自身、攻撃が好きなので、インターセプトなど、ボールを奪ってからゴールに絡んでいくことや、攻撃に絡んでいくことが好きだし、そこを強みにしているので、ボランチでもトライしたいと思います。」

Q.鈴木監督、今回の補強を受けての感想をお願いします。
A.鈴木監督
「昨シーズンから多くの選手が移籍、引退しました。その抜けた穴にピンポイントで選手が取れたと思っています。昨年からの課題であった左サイドの部分では、左ききの二人の当てはまる選手を補強できたので、その点に関しても非常に満足しています。全体的な年齢構成でいうと、非常に平均年齢が高くなってきているので、オナイウ阿道選手を初め、少し若い選手を獲得できたのがよかったと思います。非常に満足しています。」

Q.昨シーズンのコーチ陣体制に加え、武藤コーチを新たに加えた狙いと、どんなところを期待しているか教えてください。
A.斉藤テクニカルダイレクター
「昨シーズン、通訳として所属していたチョウ ガンスですが、彼はアシスタントコーチとしての役割も果たし、サポートしていました。今シーズンから彼が韓国代表チームのスタッフに就任したため、新たに武藤コーチにチームに加わってもらいました。鈴木監督、江尻コーチの目が行き届かないところ、手が届かないところに対して、彼の経験、代表での経験、海外での経験もあるので、サポートしてもらいたいと思っています。」

Q.鈴木監督に伺いたいのですが、目標はJ1昇格と話していましたが、勝点の具体的な目標はありますか。
A.鈴木監督
「ここで具体的な数字を挙げると、誤解を招いたりしますが、最低でも80はないと昇格できないと思っています。これまでのデータを見ると、それ以上のときもあるし、それ以下のときもあると思います。ただあと、4勝利プラスいくつということを考えていかなければいけないと思っています。得点は昨年、一昨年に比べて上がりましたが、上がった部分をもう少し増して、ゴール前での精度を高めて、得点力を上げていくところに努力をしていきたい。昨シーズン、得点が増したことに関連するかわかりませんが、失点がかなり増えました。失点の部分でも8~10点は減らしていかなければいけないと思う。得点を増す、精度を上げていくことに努力をはらいつつ、失点を減らす努力をして、勝ち点80以上を目標にしてやっていければと思います。」

Q.深井正樹選手についてですが、今回契約を更新しないと発表がありました。現在、ケガをしていると聞きましたが、ケガが治って、彼のコンディションがいい形になった場合、獲得する可能性はあるのでしょうか。
A. 斉籐テクニカルダイレクター
「昨シーズン、12月末に深井選手はケガをしました。彼の良さを十分にわかっているなかで、みんなで2014シーズンを協議したとき、クラブとしては、残念ながら契約を更新できないと話をしました。そしてジェフのために仕事をしてもらえないかという提案をしましたが、彼はあと1、2年チャレンジしたいという話でした。実際に、外のチームに決まりかけていた。しかし決まる前々日ぐらいにアクシデントがあり、負傷してしまった。現在、治療に専念しています。今後、手術などの治療があるので、どのようになるかわかりませんが、早い回復を祈りながら、彼の決断ができたら、また社長と相談しながら、クラブとして考えてきたいです。」