NEWS & INFO新着情報

新着情報

2014 NEWS & INFORMATIONレディースの新着情報

2014 August08

2014.8.24 UPDATE

なでしこオールスター2014試合レポート

レディース

8月23日(土)、味の素フィールド西が丘にて、『なでしこリーグオールスター2014』が開催された。
ジェフユナイテッド千葉レディースからは、櫻本尚子、深澤里沙、菅澤優衣香の3選手が選ばれこの大会に参加した。



チームは、POLKA≪ポルカ≫(日テレ・ベレーザ、伊賀フットボールクラブくノ一、浦和レッズレディース、アルビレックス新潟レディース、ASエルフェン埼玉)とSELVA≪セルバ≫(INAC神戸レオネッサ、岡山湯郷ベル、ベガルタ仙台レディース、ジュフユナイテッド千葉レディース、FC吉備国際大学)に分かれ対戦し、ポルカが3-1で勝利した。

この試合では、櫻本は右サイドバック、深澤は中盤二列目の左を担当し、菅澤は2トップの一角に入る構成となっていた。

試合は、開始5分に柴田華絵(浦和)の浮き球のクロスをペナルティーエリアに入り込んだ後藤三知(浦和)が左足で決めて先制する。その後も、ポルカは中盤のポゼッションで優位に保ちながら試合を進める。
前半32分には、杉田亜未(伊賀)が、ゴール前でのこぼれ球を冷静に押し込み追加点を奪う。
ボールを保持しても、なかなかパスを繋げられないセルバは相手の勢いに呑まれ、ズルズルとラインを下げてしまい、前半だけでも11本のシュートを浴びてしまう。

「(失点は)組織的にズルズル引いてしまったという部分があって、試合中に修正することが出来ませんでした。勝負にはこだわって『勝とう!』と話し合っていたんですけど残念でした」(櫻本)と話した。

また、攻撃の部分では少ないチャンスの中で、深澤が持ち前の運動量で、チームを活性化させようと激しく動き回る。「自分が出来ることを出せた部分ともっと勉強をしなければいけない部分をあらためて感じた」(深澤)。

前半終了間際には、髙瀬愛実(神戸)からのボールを菅澤が受けネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドの判定となった。「もう少し我慢したらオフサイドではなかったと思うので、そういった部分は突き詰めて実際の試合ではしっかり決めるようにしたい」(菅澤)とゴールゲッターは振り返った。

反撃に出たいセルバは、後半5分にクロスバーの跳ね返りを京川舞(神戸)が右足で決めるが、試合の流れはポルカに流れたまま時間は進み、後半40分には吉良知夏(浦和)がGKの動きを一瞬で読み取り、絶妙なタイミングでループシュートを放ち、真夏のなでしこたちの祭典に幕を降ろした。

試合後、既に前を向き、気持ちを切り替えていた櫻本は、エキサイティングシリーズに向け「優勝するためにも勝ちにこだわって、食いついていきたい」と揺るぎない自信を口にした。

30日(土)の開幕戦では、首位、岡山を相手にどんな試合を見せてくれるのだろうか。狙うは年間王者のための下剋上だ。彼女たちの活躍に期待したい。


~参加選手コメント~


櫻本尚子選手

―― 右サイドバックでのプレーをしてみて

新鮮でしたし、かなりきつかったです(笑)。久しぶりにプレーをしてみたので上がり下がりが激しかったです。しかし、90分、楽しくチャレンジできたと思います。楽しみたいという部分はクリアー出来ました。(失点は)組織的にズルズル引いてしまったという部分があって、試合中に修正することが出来ませんでした。勝負にはこだわって「勝とう!」と話し合っていたんですけど残念でした。やはり一人一人がチャレンジした部分もあったので……でも楽しかったです(笑)。

―― エキサイティングシリーズに向けて

岡山湯郷は首位のチームで、本当に勝ち点差をここで埋めていかないと下剋上というか、目標としている優勝には届かないと思うので、勝ちにこだわって食いついていきたいです。





深澤里沙選手(写真左)


前半だけの出場でしたが、楽しくプレーをすることが出来ました。オールスターという凄いメンバーの中で一緒にプレーを出来るというのは光栄なことでうれしかったです。メンバーに圧倒されてしまいましたね(笑)。試合の入りの部分は少し緊張しました。普段、なかなか一緒にやらないメンバーで、システム的にもいろいろみんなに迷惑をかけたところもありましたが、自分が出来ることを出せた部分ともっと勉強をしなければいけない部分をあらためて感じました。先制点を取りたかったんですが、なかなか上手くいかず悔しかったです。

―― エキサイティングシリーズに向けて

チームとして優勝を目指すのはもちろん、それには1つ1つ勝っていかなければならないので、勝利というものにこだわってプレーをして行きたいです。





菅澤優衣香選手(写真左)


45分だけでしたが、今日は楽しんでプレーをすることが出来ました。普段は敵として戦うみんなと一緒にプレーする機会がこうしてあって楽しかったです。「楽しくやろう」ということをチームの中で声をかけ合っていたので本当に楽しく試合に臨めました。こちらは、神戸や岡山、仙台、吉備、千葉。 相手もそうですが、レギュラーシーズンの中で戦ってきた選手たちばかり、上手い選手が多く、そこでプレーを出来て楽しかったです(笑)。

―― 前半終了間際のシーン

高瀬選手からもらったボールなんですが、もう少し我慢したらオフサイドではなかったと思うので、そういった部分は突き詰めて実際の試合ではしっかり決めるようにしたいです。試合内容としては相手の方がポゼッションもしていましたし、中盤で自分たちが間を作ってしまい簡単にやらせてしまった部分がありました。そこで前半2失点をしてしまったのかと思っています。


―― エキサイティングシリーズに向けて

レギュラーシーズンのスタートは良かったのですが、後半戦で落ちてしまった。最初から最後までしっかり戦ってチーム全体で優勝を目指して頑張りたいですし、個人的には得点王を狙っているので、ゴールを決められるようにしたいです。