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#068

2023.3.6 Update!!

このチームで勝ちたい!

清水 栞

WEリーグ1年目からジェフレディースのゴールを守る清水 栞は、 「とにかく勝ちたい」とWEリーグ再開後の巻き返しを誓う。
加入2年目にしてチームにとって不可欠な守護神に、 歩んできたサッカー人生を振り返ってもらった。

インタビュー・文=細江克弥


清水 栞

レッズで始まったGK人生

出身は東京の東村山市です。自分は一人っ子なんですけど、両親が共働きということもあって、近所の幼馴染みの男の子とよく遊んでいました。サッカーを始めたのは5歳くらいの頃で、その子がチームに通い始めるということで自分も一緒に。もともと身体を動かすのが好きだったんですけど、サッカーは特に「楽しい」と感じたこと覚えています。

その頃はまだフィールドプレーヤーでした。点を取ることが楽しかったし、とにかく負けず嫌いなので男の子たちに負けたくなくて。8人制のサッカーで、サイドハーフみたいなポジションをやっていた気がします。背は大きいほうでしたけど、エースという感じではなかったような……気がします(笑)。

GKを始めたのは小学5年生の頃だったと思います。「スーパー少女プロジェクト」という日本サッカー協会主催のGK育成プログラムがあって(※2003~2014年度まで開催。現在は「女子GKキャンプ」と名称を変えて実施されている)、チームのコーチが勝手にそれに応募したんですよ。ただ、当時はGKなんてほとんどやったことがなくて、たまに参加していた女子チームで何度かやったことがある程度でした。それなのに、コーチが「腕試しに行ってこい」と。それから少しずつ、GKをやるようになりました。

完全に道が定まったのは中学に上がるタイミングです。浦和レッズレディースのアカデミーのセレクションを受けるにあたって「GKのほうが受かるかも」という軽い気持ちで(笑)。実際に合格することができて、入ってみたらすごくレベルが高くて「やっぱりフィールドではムリだっただろうな」と思いました。やっていくうちに、ゴールを決める喜びよりもシュートを止める喜びのほうが大きくなっていきました。

さいたま市の練習場までは、片道1時間半かけて通っていました。でも、群馬や栃木から通っている子もいたので自分はまだ近いほうでした。今でも三菱重工浦和レッズレディースでプレーしている清家貴子、それからアルビレックス新潟レディースの三浦紗津紀は同級生で、中学1年からの高校3年までのチームメイトです。

当時の浦和レッズレディースジュニアユースはめちゃくちゃ強くて、全国大会ではいつも優勝していました。ちょっと強すぎるという感じだったので、自分が中学3年の時から「中3は同学年の全国大会に出場しない」というチーム方針になってしまったんです。だから、私たちが中学3年の年も全国大会で優勝しているんですけど、私たちの学年は出場していません。もういい思い出話でしかないんですけど、やっぱりその当時は納得できなくて監督に抗議しにいったりしました。でも、ダメでした(笑)。

進路については、冬の全国高校女子サッカー選手権に憧れていたこともあって高校の部活を選ぼうと思っていました。クラブチームにはない“部活の青春”を味わってみたいと思っていたし、親元を離れての寮生活を送ってみたいという気持ちもありました。毎年テレビで観る高校サッカーの選手たちが、すごくキラキラしてカッコよく見えたんですよね。だから、両親にも早い段階からそういう話をしていました。

でも、チームとの面談のタイミングではユースに昇格する前提で話が進んでいて、それを感じ取った瞬間、自分も両親も希望を言い出せなくなってしまいまったんです(笑)。雰囲気としても、ユースに昇格させてもらえる選手が「高校サッカーに行きたい!」なんて誰も言わなかった。だから何となく、私もその流れに引っ張られて昇格することになりました。

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『忘れられない挫折経験』

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