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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

リーグ戦2連勝で波に乗る!



今シーズン初のフクダ電子アリーナ(千葉市)で開催された2017プレナスなでしこリーグ第4節AC長野パルセイロ・レディース戦は、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースが2対1で競り勝った。

先発には、GKに山根恵里奈、DFは右から若林美里、櫻本尚子、西川彩華、上野紗稀、ボランチには保坂のどかと磯金みどりが入り、中盤の右には千野晶子、左には深澤里沙、前線には佐藤瑞夏と成宮唯が構えてスタートした。

前線からプレッシャーをかける中で、最初のチャンスは10分に訪れる。上野が右サイドをドリブルで持ち込みコーナーキックを獲得する。スペースを見つけること、そしてラインの裏に長いボールを入れることで得点への形を模索して行く。

相手の出足の速さに押され、決定的な形がなかなか作れない中、14分には横山久美の強烈なシュートを山根がファインセーブ。16分には左サイドから千野が鋭いクロスを上げるが得点には結びつかない。
その中、相手の隙を突いたジェフレディースは27分に佐藤からパスを受けた成宮が絶妙なトラップで相手をかわすと右足でゴールに押し込んだ。
「相手も食いついてくれました。感覚で打ちました。ファーストタッチが良かったと思います」(成宮)
ここまでのリーグ戦では失点を重ねているだけに、相手攻撃陣をしっかり抑えることが、無失点試合への鍵となり重要なポイントになる。反撃に出るAC長野パルセイロ・レディースの攻めをしのぎ、ハーフタイムを迎えると三上尚子監督は「距離を縮めること」、「スペースを与えないこと」、「奪った後のボールを動かし方」の指示を与える。

後半の立ち上がり48分には、ラインの裏を取られシュートを狙われたが山根がこれをブロック。迫力あるAC長野パルセイロ・レディースのアタックをチーム一丸となったディフェンスで死守する。

そして、ジェフレディースも反撃を試みる。56分にコーナーキックから磯金がシュートを打ち、58分には上野が右サイドを敵陣深くえぐり、そのままシュートを放つがセーブされる。相手の裏を突いて行くことで勢いをつけたチームは、西川のロングフィードを受けた右サイドの千野が、ペナルティーエリアに侵入すると右足を振り抜き68分にゴールネットを揺らしリードを広げた。
「仕掛けてゴールをすることしか考えませんでした。ただ思い切り吹かさないことだけを注意しました」(千野)
その直後、磯金から瀬戸口梢を入れ、75分には成宮に代え小林菜々子を投入した。

しかし、完封試合を目前としていたが81分にコーナーキックから失点。勝点3を目指すチームは最後のカードとして佐藤に代え小澤寛を90分に投入し、最後までリードを守り切ったジェフレディースはリーグ戦2連勝を飾った。

90分間を通して、まだまだ甘い部分や守備面での課題は残ったが、攻撃面で成果を出せたことはプラス材料だ。

次戦は、29日(土・祝)午後1時にプレナスなでしこリーグ第5節INAC神戸レオネッサ戦が、ノエビアスタジアム神戸(神戸市)で開催される。
保坂は「自分たちは常にチャレンジャーです。思い切ってプレーをするだけです」と意気込む。

“走る・戦う”をピッチで表現し“やれる”という自信と手応えを掴んだチームに怖いモノなどはない。ジェフレディースは勝利を求め突き進んで行く。