リーグ戦2連勝を飾ったジェフユナイテッド市原・千葉レディース。勢いをつけて臨んだ敵地でのINAC神戸レオネッサ戦だったが、後半に2失点を喫しリーグ3試合ぶりの敗戦となった。ここまでの公式戦では毎試合得点を記録していたチームもこの日ばかりは沈黙。シュート数も4本に抑えられていた。

ただ敗戦の中でも、次につながる確かな手応えはあった。「多くの場面でボールを奪えたこと」、そして「運動量を生かして、シュートシーンまで持って行く効果的な仕掛けがあったこと」だ。
これを継続することで、一歩一歩、チームとして成長をしていきたい。

連戦の第2ラウンドは、5月3日（水・祝）にフロンティアサッカーフィールド（習志野市）で13時から行われるが対戦相手は、なでしこリーグ2部からの昇格組である“ちふれASエルフェン埼玉”だ。

ここまで、1分4敗で最下位に沈むが豊富な運動量を武器に前線から激しいプレスをかけ、薊理絵を中心とした縦に速いカウンターを持ち味とする危険なチームだ。前節のアルビレックス新潟レディース戦では1対0で惜敗。白星はないが底力があるだけに、心してかからなければいけない相手であり、リーグ戦初勝利を目指し、強い気持ちを持って臨んでくることは間違いない。

また、中3日での連戦ということで疲労が溜まっている部分もあると思うが、最後まで集中力を切らさずに戦い抜くことも重要になる。
「気持ちを切り替えて、万全のコンディションで勝ちにいきたいと思います」（西川彩華）

一人ひとりが球際で負けないことはもちろんだが、ミスを減らし不用意にボールを奪われないことに意識を高めてプレーしたい。

守備面では前節の失点を見直し、きっちりと修正すること。攻撃面ではハードワークを堅持し、スペースを生かしながら攻め込みチャンスをモノにすることが必須になるだろう。

三上尚子監督は「連戦の2戦目。次はホームで必ず勝たなければいけません。全員でハードワークして勝ちにいきます」と力強くコメントを残した。
前節ボランチで先発出場した安齋結花は「今回の反省を生かし、チーム一丸となって、絶対に勝点3を取りに行きます」と勝利を誓った。

4位から7位へと順位を下げたジェフレディースだが、今節をしっかりと勝ち切ることで、再び上位進出への足掛かりにしたい。