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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

1点が遠い敗戦



「試合に入る前から相手がどういうプレーをしてくるか、得意とする形が分かっていた中で、失点は注意していたプレーでした。全体的に球際を戦えていなかったこともあり残念な気持ちがあります。結果だけではなく、自分たちがやらなければいけなかったことが出来なかったことが本当に残念です」と三上尚子監督は試合を総括した。

5月3日(水・祝)にフロンティアサッカーフィールド(習志野市)で行われた、2017プレナスなでしこリーグ第6節ちふれASエルフェン埼玉戦は1対0でジェフユナイテッド市原・千葉レディースが敗れた。

先発には、GKに山根恵里奈、DFは右から若林美里、櫻本尚子、西川彩華、上野紗稀、ボランチには安齋結花と瀬戸口梢、中盤の右には千野晶子、左には深澤里沙、前線には佐藤瑞夏と成宮唯が入った。

両者とも不安定な立ち上がりを見せる中で、開始早々、ジェフレディースは深澤がペナルティーエリア右に侵入し、折り返しのボールを成宮が合わせたがポストに嫌われる。その直後には、ちふれASエルフェン埼玉にカウンターから危険なシーンを作られたが跳ね返した。

相手の縦に速いサッカーに苦戦し、セカンドボールを拾えずにいると12分に千野が治療のためピッチから離れ、人数が一人少ない状態でプレーが進むなか、裏を突かれて失点。「1人、(ピッチの外に)抜けたところで、全員が危機感を持てずミスにつながって失点につながりました。防ぐことが出来たので意識の薄さがありました」と若林は口にした。
その後も、ちふれASエルフェン埼玉は、長いボールと素早いカウンターでジェフレディース陣内に襲い掛かってくる。

早めに追いつきたいチームは長短のパスを織り交ぜて、ボールを前に運んで行くが、ミスも多く決定機はなかなか訪れない。
35分にはコーナーキックのチャンスから櫻本が頭で合わせるが相手ゴールキーパーの真正面。ここから徐々にリズムを作り出しボールを保持する時間も増やし、1点ビハインドのままハーフタイムを迎えた。
ここで三上監督は「引き気味になっていたバランスの修正」と「球際とボール奪取」への指示を送る。

52分には、千野がワンツーから抜けシュートを打つが相手ゴールキーパーにセーブされると、もう1度、こぼれ球を狙い千野がシュートを狙うがゴールを割れない。

1点に手が届かず、じりじりする展開の中、70分には佐藤に代え、林香奈絵を投入すると、左サイドの深澤を前線に上げる。続いて75分には千野に代え小林菜々子をピッチに送り、成宮を右サイドに回し、前線に高さという起点を作り出し追撃体勢を整えた。

「相手に合わせて自分たちのサッカーができていなかったので、同点に追い付くためにも前に行くことを意識しました」(上野)

追いかけるジェフレディースは77分、瀬戸口がルーズボールに食らい付くが押し込めず、相対的にイメージの共有が欠けていた。指揮官は89分に、安齋に代え小澤寛を投入。1点をもぎ取りに行くがゴールは遠く、試合終了のホイッスルが鳴った。

これでリーグ戦2連敗となったが、白星を得るためにも、自分たちの力を信じ“走って戦う”、そして“勝利にこだわったプレー”をして勝点3を掴まなければならない。
「前節に続き、勝利できずに連敗という形になってしまいましたが、次はチーム一丸となって勝ちにつなげていきますので熱い応援をよろしくお願いします」(若林)

“絶対勝利”を掲げるジェフレディースは、7日(日)午後2時からゼットエーオリプリスタジアム(市原市)で、アルビレックス新潟レディースと対戦をする。