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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

雨中決戦



2017プレナスなでしこリーグ1部第15節が、フロンティアサッカーフィールド(習志野市)で行われ、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは日テレ・ベレーザと対戦し0対1で敗れた。

先発には、GKに根本望央、DFは右から若林美里、櫻本尚子、西川彩華、上野紗稀、ボランチには瀬戸口梢と鴨川実歩、右ワイドには千野晶子、左ワイドには深澤里沙、そして2トップに成宮唯と林香奈絵が構え4-4-2の布陣でスタートした。

台風の影響で朝から雨が降り続きピッチコンディションは不良だったが、チームは前線から強度のあるプレッシャーをかけ速い攻めを強く意識していた。

立ち上がりに隙を見せる日テレ・ベレーザだからこそ、先制点を奪いたかったのだが15分に左サイドのクロスから失点。守備がハマらず非常に重苦しい前半となった。
これで勢いづいた日テレ・ベレーザは左右にボールを散らしながらジェフユナイテッド市原・千葉レディースのプレスを外し厚みのある攻撃でゴールを脅す。

その中、27分にカウンターから千野がシュートを狙うが得点には結び付かない。

三上尚子監督はハーフタイムに“ボールホルダーに対する寄せ”と“サポートの早さ”についての修正をすると、後半の頭から林に代え安齋結花を投入した。

ここで攻撃のスイッチを入れて行きたいジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、アグレッシブなプレーを続けボール奪取を試みる。
57分にはセットプレーのこぼれ球を深澤が左足で狙うが相手キーパーがこれをブロック。その後も連続コーナーキックでゴールを狙うが、あとひと押しが足りない。

反撃へのリズムを作ると63分に鴨川に代えて曽根七海をピッチに送った。ピッチがスリッピーな状態でもあり攻守が激しく入れ替わる展開になると、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、カウンターを繰り出して行くが、相手の強い寄せに手こずり決定打を打てない。

ここで指揮官は84分に若林から市瀬千里を投入。両者が次の1点を求めピッチ上で火花を散らしたが、スコアは動かず雨中決戦の幕は降りた。

これでチームはリーグ戦で6勝1分8敗となり、シーズンの目標とした“二桁勝利”へ到達することが出来なくなったが、ここで下を向く訳にはいかない。

「残り3戦、最後まで諦めず1つでも勝って順位を上げて行くことにつきます」(三上監督)。
1つでも上の順位、1つでも多くの勝点を積み上げるためにチームは“走る・闘う”をピッチで表現し前に進んで行くだけだ。