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2014 SEASON MATCHES試合日程・結果
HEADCOACH
鈴木 淳監 督
立ち上がりから我々が主導権を握って、ゲームを進めることができたと思います。その中で、前半はなかなかチャンスを活かすことができず、決定的な場面を作れませんでした。
後半、セットプレーでは相手のマークが前半からズレていたので、チャンスがあると思っていました。それをうまく決めることができたと思います。
その後、相手は選手を代え、運動量を上げて勢いづいたため、我々にとって苦しい時間帯が続きました。それをしのいだ時間帯に兵働選手のミドルシュートがきれいに決まったので、あのゴールで勝負が決まったのかなと思います。
今日は全体的に運動量があったし、特に中盤の守備が良かったですね。相手にプレッシャーをかけて、挟み込んでボールを奪うことができていました。それが、ゲームの主導権を握ることができた一番の要因ではないかと思います。
何より、今日はゼロ(失点)で終えることができたので、まずはその点が良かったです。
─── 中盤の守備が機能した要因は?
大塚選手が前線でよくプレッシャーをかけてくれたこと。それから、谷澤選手、あるいは井出選手のところでもうまくプレッシャーをかけて、中に入ってきたボールに対して兵働選手と佐藤選手がうまくアプローチするという守備の形を作れていたと思います。
それから、大黒選手(京都)をケアしてズルズル下がってしまうのではなく、最終ラインを押し上げた形で、ラインをうまくコントロールできていました。それが、相手に対してボランチがアプローチしやすくなった要因だと思います。
山口 智DF 5
─── 今日の試合は、全体的に組織がよく整備されていた印象を受けました。
結果に表れているとおりだと思います。点を取れるかどうかが課題だったんですが、1点取ってからも「取りに行こう」という意識が高かったので。非常に締まった試合ができたんじゃないかと思います。
─── 後半は少し押し込まれながらも、落ち着いて対応していました。
そうですね。相手の中盤が上手いのは分かっていたので、やらせるところはやらせて、ズルズル下がらないように意識しました。大黒という絶対的なストライカーがいるので、そこはかなり警戒していました。ただ、あまりボールも出てこなかったので、助かった部分もありました。
─── 「ボールが出てこなかった」のは、こちらの対応が良かったのか、相手に問題があったのか。
僕らもうまく狙いを定められていたところがあるし、相手がパスを出せなかったということもあると思います。ただ、パスが入ってきても狙いを定められている状況を作れていたので。前半の立ち上がりに使われていたらイヤだなと思っていたんですが、そこもうまく回避できたと思います。
兵働 昭弘MF 10
─── ナイスゴールでした。
ありがとうございます。シュートを打つか、隣にいた谷澤にパスを出すかという選択肢があって、相手のDFの対応によってシュートを打つことを判断しました。谷澤の動きで相手が引っ張られたので、思い切って。
─── 攻守ともに安定感のある試合運びでしたね。
リードしている時に、無理にボールを奪いに行かず、バランスを崩さないことを心掛けていました。うまくブロックを作りながら、相手のパスが入ってくるところに対応できていたと思います。そういう守備が、最近はチームとして上手くできてきているという実感がありますね。
─── そういった意味で、理想的な展開と言えるのでは?
「形」としては理想的ですね。チームとしての意思統一ができてきた証拠だと思います。お互いに意見を言い合っているし、お互いに取り入れてもいる。守備陣と攻撃陣の意識もうまくすり合わせることができているので、非常にいい状態だと思います。
─── 「対京都」という意味でケアしなければならなかったことは?
やっぱり、大黒さんの動き出しですよね。パスの出し手を、俺と(佐藤)健太郎のところでいかに潰せるかがポイントだと思っていました。チャレンジ&カバーがうまくできていたし、状況に応じて、相手の状況を見極めることができていたと思います。
佐藤 健太郎MF 16
─── 守備の安定感が際立つゲームでした。
そうですね。相手にボールを持たれる時間帯もありましたけど、むしろ"持たせている""やらせている"という感覚を持てていました。そういう意味でも、守備は良くなっていると思います。
─── 後半は少し押し込まれた印象がありましたが、プレーしている感覚として"怖さ"はなかった?
ちょっと苦しい時間帯もありましたけど、1試合を通じて必ずそういう時間帯はあるので。そこは割り切ってブロックを作って、そこから前に出られればいいので。特に、運動量が落ちてきた終盤にどうやって前に出ていくかがポイントになると思います。
─── そういった部分も含めて、チーム全体で同じ意識を持てているのではないかと感じました。
今日に関してはそう言えると思います。ボールを奪ってからもスムーズだったし、良くなっているという実感はありますね。
井出 遥也MF 26
─── チームとしては理想的な試合運びでした。
そうですね。ただ、個人としては全くダメでした。簡単なミスが多かったので、周りに助けてもらった試合だと思います。内容としては押し込まれる時間帯もありましたけど、セットプレーも含めていい点の取り方ができたので良かったですね。
─── 個人としては、不完全燃焼だった?
はい。正直、今日は個人として全くダメだったので、チームを助けることができなかったことが悔しいですね。今日は動きでうまくカバーしたいと思って走ったんですけど、自分はずっとボールが足につかない感じで、イマイチでした。でも、勝てて良かったです。
大塚 翔平MF 14
相手は中盤でボールを動かすのがうまい選手がいる攻撃的なチームだと思っていたので、前からしっかり守備をするところから試合に入ろうと思っていました。それが前半からうまい具合にハマったことが、自分たちが主導権を握ることができた要因だと思います。
─── 攻撃では、相手の3ボランチの間を突くことを考えていた?
そうですね。あそこが空くのは分かっていたので、ヤザさん(谷澤)とか、(井出)遥也とか、僕がうまくそのスペースを使って、サイドバックを押し上げたい。それができれば、厚みのある攻撃ができると思っていました。そこで上手くボールを受けることができて、いい攻撃ができたと思います。
─── 後半もいい展開でゴールが生まれました。
後半の立ち上がりも自分たちがペースを握ることができて、いい時間帯に1点取れたと思います。相手が前に出てきて後手に回る時間帯もあったんですが、あまり引きすぎないことを意識しながら対応しました。ただ、少し引き過ぎてしまうこともあったので、もう少し前からの守備ができれば良かったと思います。