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2014 SEASON MATCHES試合日程・結果

無念の3連続ドロー



 アウェイゲームとはいえ、勝たなければならない一戦だった。0-0で得た勝点1は、決してポジティブな結果ではない。

 関塚監督はシステムを前節の4-4-2から4-2-3-1へ変更してこの試合に臨んだ。GKは岡本昌弘。DFは右から大岩一貴、キム ヒョヌン、山口智、中村太亮の4人。ダブルボランチには兵働昭弘と佐藤健太郎が並び、2列目には右に谷澤達也、左に山中亮輔が位置。トップ下に大塚翔平、1トップにはケンペスが起用された。

 15分までは、ジェフが試合の主導権を握った。中央でテンポよくショートパスをつなぎ、高い位置を取るサイドの選手へ一気にロングパスを送る。ピッチをワイドに使い、サイド攻撃に活路を見出そうとする意図が明確に見て取れた。

 最初のチャンスは6分。中央でボールを受けた兵働が左サイドの山中へ展開すると、大塚との見事なワンツーで中に切れ込みミドルシュートを放った。続く8分には、CKの流れから中村が強烈な左足のボレーシュート。ゴールにはつながらなかったが、立ち上がりから積極的な姿勢で相手ゴールに迫った。

 しかし、以降は素早い出足でセカンドボールを拾う熊本の時間帯が続いた。最前線で古巣対戦となる巻誠一郎が献身的な姿勢を見せると、2列目の仲間隼斗にはスピードとテクニックを駆使したプレーで再三チャンスを作られてしまう。

 スコアレスで迎えた後半も前半の勢いそのままに熊本が試合の主導権を握った。65分、思うようにボールを回せないジェフは、兵働に代えて佐藤勇人、山中に代えて森本貴幸を投入。システムを4-4-2に代え、活性化を図った。すると、わずか4分後には右サイドの攻撃から最後はペナルティーエリア内でフリーになった佐藤勇人がシュート。この試合最大の決定機だったが、シュートは枠を越えた。
 

 75分、指揮官は大塚に代えて新加入の幸野志有人をピッチに送り込み、チームの攻勢をさらに加速させた。終盤は一進一退の攻防が続いたが、ともにフィニッシュの精度を欠き、スコアレスで試合終了。ジェフにとっては無念の勝点1となった。

 これでリーグ戦3試合連続のドローとなったジェフ。「3試合で勝点3」の意味をポジティブに変えられるかどうかは、今後の戦いに懸かっている。

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