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試合日程・結果

2014 SEASON MATCHES試合日程・結果

第27節ロアッソ熊本戦からスタメン8人を入れ替えて臨んだ天皇杯3回戦の柏レイソル戦は、13人目までもつれた壮絶なPK戦の末に勝利を手にした。4回戦進出を果たしたジェフは、9月10日、フクアリにV・ファーレン長崎を迎えてベスト8を懸けた4回戦に臨む。

「みんなが『勝つ』というところで一つになって、勝てたんじゃないかと思います。1日1日を積み重ねていくことが今は非常に大事だと思いますし、今日は(これまで)試合出場の時間が少ない選手たちがここまでやってくれたということは非常に満足していますし、(起用について)これから頭を悩ませるような状態になっていけばいいなと思っています」

関塚隆監督がこう振り返ったとおり、これまで出場機会が限られた選手たち中心のメンバー構成で柏に勝利したことの意義は大きい。スタメン争いはこれまで以上に激しくなり、選手間の競争意識やトレーニングへ臨むモチベーションも一層高められるだろう。

会心の勝利を手にしたチームは、ポジティブな流れに乗って再びリーグ戦に戦いの場を移す。相手は5位に位置するファジアーノ岡山。6位ジェフとの勝点差は「4」。アウェイで勝点3をもぎ取り、一気に詰め寄りたい。

岡山とは第2節にホームで対戦し、1-0で勝利を収めた。しっかりと守備ブロックを形成する岡山を相手に終始攻めあぐねたが、後半34分に山中亮輔がプロ初ゴールとなるミドルシュートを突き刺した。「組織」を「個の力」で打ち破ったこの試合でチームは今シーズン初勝利を記録。通算対戦成績でも5勝2敗2分と大きく勝ち越しており、相性がいい相手と言えそうだ。

しかし、今シーズンを2敗1分でスタートした岡山は、以降に驚異の建て直しを見せている。第4節から前節までのリーグ戦24試合で、喫した黒星はわずかに「3」。第9節から第26節までは負けなしを続けるなど、第2節とは全く違う姿でジェフの前に立ちはだかる。

キープレーヤーはボランチに位置する上田康太だ。大宮アルディージャから期限付き移籍で加入したボランチは、左足から高精度のパスを繰り出し、攻撃を司る。上田が起点となり、5得点でチーム得点王の片山瑛一や3得点の清水慎太郎が前線で反応するスタイルは完成度を高めており、ジェフにとっては警戒が必要だろう。柏戦と同様、全員が攻守にハードワークし、目の前の相手に負けない意識で臨みたい。

悲願のJ1昇格へ――。「千葉ダービー」の勝利で得た勢いを手に、上位対決に臨む。



関塚隆監督
「天皇杯の柏戦はPKで勝つか負けるかではすごく大きな違いがありました。あれを勝ち切ったのは選手がよくやってくれたなと思いますね。
岡山は18試合負けなしで、前節が久しぶりの敗戦ですよね。そういう意味ではすごく安定感のあるサッカーというか、結果を残していると思います。
1戦1戦、勝つことを選手に要求していますし、その準備をしています。上手くいくところもあれば、相手を上回ることができないこともあるのが正直なところです。自分たちをどれだけ信じて戦えるかというところだと思いますし、相手に対して自分たちが勇気を持って出ていくためのスイッチをどうやって入れられるかがすごく大事なポイントだと思います。それを他の「誰かが」というよりは「自分が」やれるようになってほしいですね」

オナイウ阿道選手
「柏戦は交代で呼ばれた時は緊張感がありました。ただ、ピッチに入ると慌てるようなことはなかったですし、気負うことなく落ち着いてプレーできたと思います。
岡山は粘り強く、ここのところ負けなしが続いていたチームです。負けない強さを持つ相手に対して自分たちが崩して点を取りたいです。
自分が出場した時には相手の背後を狙ったり、前線でキープして起点となることはもちろん、やっぱり点を取りたいです。FWは結果が求められていると思いますからね」

幸野志有人選手
「熊本戦は引き分けてしまいましたが、柏戦に勝てたことでチームは良い雰囲気だと思います。競争意識も高まりましたし、誰が試合に出てもおかしくない状況だと思うので、出場した時には結果を残さなければいけないという意識で取り組んでいます。
選手のおおまかな特徴はわかってきましたが、まだまだ細かな部分ではわかっていないところがあります。それはこちらだけではなく、周りもそうだと思うので練習でコミュニーションをとりながらやっていきたいです。
岡山はプレッシャーが激しいイメージがあります。順位が上ですし、大事な試合だと思うので、J1昇格に向けて絶対に勝ちたいです」

井出遥也選手
「柏戦の前半は結構押し込まれる時間帯がありましたから、自分が出た時には少し落ち着かせることができればと思って見ていました。試合に出てからはすごく楽しかったですし、J1のチームを相手にやりがいを感じていました。向こうはメンバーを落としているわけではなかったので、すごく自信になりましたね。
岡山はボールを動かしながら、時にはサイドチェンジを入れたりして、すごく上手い印象があります。上田(康太)選手をはじめ、中盤にたくさん良い選手がいると思いますが、自分たちがボールを保持して戦うことができれば押し込まれることもないと思います。できるだけ相手のグラウンドでボールを動かしたいです」



前節の結果
北九州2-1岡山

ファジアーノ岡山 第27節北九州戦布陣



ジェフ千葉 第27節熊本戦布陣



最近の戦績
07/26 岡山3-1栃木
07/30 岐阜2-2岡山
08/03 岡山2-1東京
08/10 岡山0-0湘南
08/17 北九州2-1岡山


最近の対戦
2012/07/29 岡山0-1千葉
2013/04/14 千葉0-0岡山
2013/09/29 岡山3-0千葉
2014/03/09 千葉1-0岡山