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2014 SEASON MATCHES試合日程・結果

無念の黒星で9位に転落



 終盤に見せた猛攻も実らず、ジェフはリーグ戦では6月28日の第20節松本山雅FC戦以来、関塚隆監督就任後においては初となる黒星を喫した。

 この日の布陣は4-3-3。GKは岡本昌弘。DFは右から大岩一貴、キム ヒョヌン、山口智、中村太亮の4人。アンカーに兵働昭弘が入り、その両脇に佐藤健太郎と井出遥也が並ぶ。前線は右サイドに幸野志有人、左サイドに谷澤達也。中央にはケンペスが入った。

 ジェフはPK戦にもつれる激闘を制した天皇杯・柏レイソル戦で手にした勢いをこの試合でも見せたかったが、立ち上がりからファジアーノ岡山に押し込まれる苦しい展開が続いた。立ち上がりから岡山の強固な守備ブロックを前に攻めあぐね、カウンターからフィニッシュに持ち込まれるシーンを何度も作られる。

 21分にはケンペス、井出とつないで最後は谷澤のミドルシュートで反撃するが、相手の守備網を完全に崩すには至らず。前半のシュート数は5対8。岡山の組織的な守備と素早い切り替えからのカウンターに圧倒された45分間だった。

 しかし、後半に入ると徐々にペースが傾き始める。52分には佐藤健太郎が右サイドを崩してクロス。ゴール前で井出が競り、こぼれ球に反応した大岩が左足でシュート。これは左ポストに弾かれたものの、敵陣深くまで進入する攻撃に可能性を感じさせた。

 ところが60分、ケンペスの負傷による中断から試合が再開されると、直後にカウンターから縦につながれて失点を喫する。ビハインドを追ったジェフは65分に兵働に代えてオナイウ阿道、75分に幸野に代えて山中亮輔を投入し、攻撃陣に厚みを加えて反撃を試みた。

 終盤には守備を固め、受け身に回り始めた岡山に対して猛攻を仕掛けた。しかし84分の谷澤のゴールはオフサイドの判定。8分間のアディショナルタイムでもゴールネットを揺らすことができず、試合は0-1のまま終了した。

 関塚体制発足以降、公式戦9戦目にして初の黒星を喫したジェフは、得失点差により9位に転落。次節は8月31日、ホームのフクアリに水戸ホーリーホックを迎える。

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