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2014 SEASON MATCHES試合日程・結果
フル出場しながらもノーゴールに終わった森本貴幸は、険しい表情で北九州戦をこう振り返った。
「先制点だけは絶対に与えたくないと思ってやっていましたが、残念な形で失点してしまいました。そこからは上手く向こうの形にハマってしまったし、向こうのブロックを崩し切れなかった。ボールを持てる時間は長かったので、もっとワンツーだったりというシーンを作りたかった」
相手にペースを握られても“我慢の時間帯”を乗り越え、先制点を与えないこと。状況に応じて攻撃に変化を加え、ゴールを狙うこと。それは勝利を得るための鉄則であり、ジェフが直面する大きな課題だ。しかしそれが明確であるなら、乗り越えて新たな力に変えればいい。
アウェイで対戦した第12節は、2-2のドローに終わった。右サイドから積極的に攻撃を仕掛ける岐阜に開始早々の9分に先制点を奪われると、60分にはセットプレーから田中智大にフリーでヘディングシュートを許し、リードを広げられた。
ジェフはここから粘り強さを見せた。まずは67分、途中出場のケンペスが流れの中から豪快なヘディングシュートを叩き込み1点差に詰め寄り、さらに9分後には中村太亮がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これを再びケンペスが沈め、勝点1を持ち帰った。
岐阜は前線に豊富なタレントを揃えている。14ゴールで得点ランク4位タイのナザリト、さらに9ゴールで11位タイの難波宏明は、両者とも抜群の決定力を誇る。前回対戦時には所属していなかったクレイトン・ドミンゲスのスピードに乗ったドリブルや、創造性溢れるパスセンスも要注意。しかし相手の特徴にかかわらず、北九州戦で再認識させられた「勝利の鉄則」を貫くことができればおのずと結果はついてくるだろう。
アグレッシブかつ多彩な攻撃を仕掛け、粘り強く守ることができるか。シーズン終盤の戦い方と勝ち方を方向づける「勝点3」を、今こそ手に入れよう。
関塚隆監督
「岐阜さんはタレントが素晴らしいです。ラモスさんが監督をされていて勝負に徹するので、選手個々が自分の役割をしっかりと果たす。それぞれのポジションで選手が責任感を持ち、何をすべきかをしっかりと表せる監督さんですからね。
ナザリト選手は一番得点を取っている選手ですから、(怪我で出場は微妙ですが)いるかいないかは大きいと思います。ただ、難波選手やドミンゲス選手もいますから。我々がしっかりと自分たちの力を出し、自分たちの戦い方を出来るかどうかが大事だと思います。
これからはチームの質が問われます。シーズンが深まってきて疲れもあるかもしれませんが、涼しくなってきて組織的なことがどこのチームもできるわけですから。組織としての質であったり、その中での選手の技術であったりということはゲームで表れてくると思いますので、ここからが本当の戦いだと僕は思っています」
ナム スンウ選手
「ナザリト選手は怖い選手ですから警戒しなければいけません。他にも難波選手のように上手い選手が揃っています。ジェフとしてはサイドを起点に攻撃を仕掛けたいです。
最近は個人的にも自信が出てきました。試合では緊張よりも楽しみのほうが大きいですね。
北九州戦後は雰囲気は重たかったですが、気持ちの切り替えは出来ています。みんなで良い試合ができればと思います」
町田也真人選手
「岐阜は全体的に体格が良くて、ガツガツくるイメージがありました。そこに上手い選手が補強されましたよね。ただ、CBの選手は少しミスが多い気がするので、自分の中ではそこはチャンスだと思っています。
個人的にも1試合だけ先発というようなことは悔しいです。出れるかどうかはわかりませんが、チャンスが来たらスタメンに定着できるよう何かインパクトを残したいです」
大岩一貴選手
「岐阜はカウンターが鋭いイメージがあります。中盤や前の選手を上手く使って早めに潰すなど、しっかりとケアをしたいです。
ナザリト選手は能力はすごく高いと思いますが、そういう選手を抑えないと上には行けません。J1にはそういう選手はたくさんいるわけですからね。
常に無失点は意識していますし、北九州戦はふがいない戦いをしてしまいました。その分しっかりとプレーし、とにかく無失点に抑えて結果にこだわってやりたいです」
前節の結果
岐阜1-1札幌
FC岐阜 第31節札幌戦布陣
ジェフ千葉 第31節北九州戦布陣
最近の戦績
08/17 群馬2-2岐阜
08/24 福岡1-0岐阜
08/31 岐阜3-0東京
09/06 富山0-0岐阜
09/14 岐阜1-1札幌
最近の対戦
2012/08/22 岐阜0-0千葉
2013/05/06 岐阜0-1千葉
2013/08/25 千葉1-1岐阜
2014/05/06 岐阜2-2千葉