TOP TEAM選手・試合情報

試合日程・結果

2014 SEASON MATCHES試合日程・結果

HEADCOACH

関塚 隆監 督

最終戦を勝点3、白星で飾ることができてホッとしています。(シーズン終盤は)順位に関係なく、どのチームも思い切り戦ってきますので、いかに自分たちのリズムでサッカーができるかが重要であるということを伝えて選手たちを送り出しました。この3試合、もうひとつエンジンの掛かりが遅いと感じる試合が続きました。前半の途中からは流れるような、動きのあるサッカーにできたのですが、それをこういう戦いの中でも(最初から)できるようにしないといけないと思います。ただ、得点の場面は我々らしいゴールでした。また、富山は(J3降格という)残念な結果になりながらもここ5試合で2勝しており、チームとして「戦う」という姿勢を強く感じました。今日の試合も良さが出ていましたし、それが我々の失点につながりました。他の試合の結果を踏まえて、最終節で結果が決まるという戦いになりますから、しっかりと準備して讃岐と戦いたいと思います。

─── 先制されて難しい試合になりましたが、1トップから2トップに変えて、また1トップに戻すという采配をされました。その意図を聞かせてください。

相手の守りから攻撃に入った時に、我々がサイドバックを高い位置に置いているので、ボールサイドに人がいても、対角に長いボールが入ってくると対応が遅れるという場面がありました。それに対応するために、アンカーを置いて、中盤の3枚で対応するという形を作りたかった。点も取りたかったし、アンカーも置きたかったというところが狙いです。リードしてからは、相手の9番、白崎(凌兵)選手の左サイドからの飛び出しが目立ったので、(山口)慶と(佐藤)健太郎のダブルボランチに戻して「バイタルエリアを空けないように」という指示を出しました。

─── 「エンジンが掛かるのが遅い」というお話がありましたが、その点を改善するためにどのようなアプローチをしようとお考えでしょうか。

メンタル的な問題だと思いますので、勇気を持って、自分たちが足を動かしながら平常心でプレーしなければなりません。そのリズムを作るために、誰がスイッチを入れて、同じベクトル、同じテンションで入っていくかというところだと思います。昨日の日本代表の試合を見て、ブラジルW杯のメンバーが揃えば、あのテンポやリズムで素晴らしいサッカーができると思いました。それこそがチームとしての“流れ”だと思いますので、やはり我々も確固たるリズム、一体感のある好守を作ることが大事ですね。昨日の試合を見て、(ジェフは)「まだまだだな」と感じました。

─── 攻撃面に関する指摘がありましたが、相手が非常にコンパクトに、ディフェンスラインを高く設定する中で、裏にスペースがあった気がしました。そこをシンプルに突くような攻撃があまり見られなかったと感じたのですが、監督はどのようにお考えでしょうか。

体の向きというか、一つ動いた時に体の向きを変えられなくて、相手の背後にもう1本出ていければというところが浸透していないように感じました。

─── 試合終盤、富山が山口智選手の背後を狙うような長いボールを多用し、決定的なシーンも何度か作られました。

2、3度ありましたね。助けられたと思います。ただ、チームとして考えて動けば対応できることなので、リスク管理の意識や選手たちの距離感の問題だと思います。

─── 次節、リーグ最終節で対戦する讃岐についての印象を聞かせてください。

すみません。私たちは一戦一戦という形で相手を分析して戦っていますので、これからじっくり試合の映像を見て分析したいと思います。ただ、ここまで来れば相手の順位は関係ありませんし、自分たちが今日のように勝ち取らなければいけない。どんな相手に対しても自分たちが目指しているサッカーができるか。そして、90分で勝ち切れるか。今日もそういう戦いだったと思いますので、次節も同じ戦いができるかどうかだと思います。

─── 今日はホーム最終戦ということで試合後にセレモニーがありました。改めて、地元のファンへのメッセージをお願いします。

サッカーが好きな人、応援してくださる市民の皆さん、自治体を含めて多くの方がいらっしゃると思います。我々はそういう方々にスタジアムに足を運んでもらうような魅力を提供しなければならないし、そういう試合を毎試合やって、多くのサポーターに支えてもらいたい。磐田戦では、雨の中にもかかわらず1万4000人を超える皆さんに集まっていただきました。その雰囲気で戦えることの意味、フクアリが1万3000、1万4000というお客さんで埋まると、それは我々にとって非常に強い味方になるということを感じました。ですから、そのために提供しなければならない魅力というものを、僕は選手たちと一緒になって作っていかなければいけないなと思います。ぜひ、もう一度ジェフ千葉でサッカー熱が盛り上がって、この地域でサッカー熱が高まっていくことを望んでいます。

山口 慶MF 13

前半の最初から前へ出て行きたかったのですが、相手が下がり気味でスペースを使わせてもらえなかった。プレーの選択が足下へのパスばかりになってしまい、テンポが上がらなかったです。敵陣の途中までは入れるのですが、最後はクロスにピンポイントで合わせるような形しかなかったので点を取るのは難しかったです。
後半になって選手に動きが出て、チーム全体が活性化しました。先に点を奪われたことで前に出て行かなければならないと吹っ切れました。
(試合前に磐田が敗れたことは)全然知らなかったです。目の前の試合に勝たないといけないという気持ちでした。
今日は内容的には上手くいかなかったことが多かったですが、最終的に勝てて本当に良かったです。3位になるチャンスがあるので、絶対に次も勝ちたいです。

井出 遥也MF 26

先制されても、チーム全体が落ち込むことは全くありませんでした。時間も十分に残っていたので、個人的に焦ることはなかったですし、チームメイトも気にしていなかったと思います。すぐに同点に追いついたことは良かったですし、ケンペス選手のゴールも本当に大きかったと思います。
今日は僕自身が上手く試合に入れなかったので、もっと流れの中に入ってプレーしたいです。山口智選手にボールが入った瞬間に相手DFの背後へ抜けることを意識していましたが、左サイド中心でボールを動かす中で、サイドを右へ変えるタイミングはあまりなかったと思います。僕の動きを見てくれていたとは思いますが、タイミングの問題ですね。でも、後半は僕の動きがおとりになって、山口慶選手がフリーで駆け上がるシーンが増えました。相手DFの背後を狙うランニングは自分の特徴だと思いますし、狙っていることでもあります。
久しぶりのスタメンだったので、今日はとにかく走り切ろうと思ってプレーしていました。流れの中に上手く入れなかった部分もありますが、自分としてはまあまあの出来だったと思います。あと一試合残っているので、勝てるようにまた頑張ります。

町田 也真人MF 28

ラスト2試合ということで、とにかく勝つことを意識していたので、勝ててよかったです。
(同点ゴールのアシストのシーンは)ヤザさん(谷澤選手)がいいところにボールをくれてうまく前を向いてディフェンスラインを抜け出せたので、あとはモリくん(森本選手)のところに、感覚で「あの辺かな」という感じで出したんですが、うまく合わせてくれてよかったです。
(最終戦に向けて)勝たないとプレーオフ進出は決まらないし、順位がどうなるかわからない中で僕たちは勝つだけなので、内容も大事ですが、しっかり勝つことが一番大事になってくると思います。
(昇格争いについて)昨年もおととしもプレーオフで負けているので、その悔しさや屈辱をしっかり返したいし、返さなきゃいけないなと思います。
(サポーターの皆さんにひと言)今シーズン、最初はうまくいかなくてなかなか連勝できなかったんですが、今は昇り調子になってきているので、最後まで僕たちを信じて応援して欲しいなと思います。

INDEX