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2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

3年ぶりの好発進。



敵地・長崎に乗り込んで迎えた開幕戦。ジェフは3年ぶりとなる開幕白星で2015シーズンのスタートを飾った。

この日のフォーメーションは4-2-3-1。GKは高木駿。DFは右から金井貢史、キム ヒョヌン、大岩一貴、中村太亮の4人。ダブルボランチに佐藤勇人とパウリーニョが並び、2列目は右にネイツ ペチュニク、中央に井出遥也、左に谷澤達也が位置。1トップには森本貴幸が入った。

硬さが目立った立ち上がりは、長崎の積極的なプレスを受けて押し込まれる展開となった。

開始直後の5分にはセンターライン付近でボールを奪われ、カウンターからピンチを招く。GK高木のビッグセーブで失点を回避したものの、相手に得意とする形を作られて守勢に回った。

しかし16分、左サイドを起点に攻撃を組み立てると、井出からパスを受けた谷澤がサイドチェンジ。駆け上がった金井がクロスを上げると、飛び込んだ森本がヘディングシュートを放った。これはGKに阻まれるが、こぼれ球に反応した井出が押し込んでゴール。この先制ゴールによって、流れはジェフに傾き始めた。

20分にもカウンターからチャンス。谷澤のパスを受けた森本が左サイドを突破し、中央に切れ込んで自らシュート。それ以降は決定的なチャンスこそ作れなかったものの、主導権を握ったまま前半を折り返した。

再び守勢に回った後半は、56分、58分と立て続けにピンチを招いた。60分にはCKからシュートを放たれるが、佐藤勇人がゴールライン上で必死のクリア。79分、関塚監督は森本に代えて田中佑昌を送り込み、局面の打開を図る。

すると80分、代わったばかりの田中が右サイドで起点を作り、ゴールライン上でパスを受けた金井がクロス。谷澤のシュートは惜しくもゴールの枠を捉えなかったものの、関塚監督は88分に井出に代えてオナイウ阿道、90+2分にペチュニクに代えて佐藤健太郎を投入し、総力戦で長崎の反撃に応戦。前半に奪った1点を粘り強い守備で守り切り、4分間のアディショナルタイムを経て試合終了のホイッスルを迎えた。

「選手たちがよくやってくれたことに満足しています。一人ひとりが最後まで足を動かし、ハードワークしたこと。それが一番の勝因だったと思います。これから内容をさらに向上させて自分たちの形を作り、一つずつ(勝利を)積み重ねていきたいと思います」

チームに3年ぶりの開幕白星をもたらした指揮官はそう語り、殊勲の決勝ゴールを奪った井出も充実した表情を見せた。

「この開幕戦のためにキャンプから走り込み、精いっぱい練習してきました。ゴールはモリさん(森本)のヘディングのこぼれ球だったので、ラッキーでした。みんなで奪ったゴール。決めることができて良かったと思うし、チームが勝つために、自分が結果を残さないといけないと思います」

次節はホーム開幕戦。フクアリに迎える水戸ホーリーホックとの一戦で、3年ぶりに手にした開幕白星の勢いを加速させたい。

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