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2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

今季3勝目で、首位へ!



第3節終了時点で首位に立つファジアーノ岡山をフクアリに迎えた第4節は、試合終盤にゴールをこじ開け、1-0で勝利。勝点3をもぎ取ったジェフは、開幕から4戦負けなしで首位に浮上した。

この日も関塚隆監督は過去3戦と同じ11人をスタメンとしてピッチに送り込んだ。フォーメーションは4-2-3-1。GKは高木駿、DFは右から金井貢史、キム ヒョヌン、大岩一貴、中村太亮の4人。ダブルボランチに佐藤勇人とパウリーニョが並び、2列目は右にネイツ ペチュニク、中央に井出遥也、左に谷澤達也が位置。1トップには前節に今季初ゴールを記録した森本貴幸が入った。

「岡山は堅い守備からスピーディーな攻撃を仕掛けてきた。好調なチーム同士の戦いで、両者とも譲らない時間帯が長く続いた」

指揮官がそう振り返ったとおり、試合は両者ともに攻守の切り替えが速く引き締まった展開となった。

最初に決定機を作ったのはジェフ。5分、中村のCKの流れから最後はファーサイドでキムが合わせたが、これはポストに阻まれた。10分には岡山が反撃。高い位置でボールを奪われると最後は押谷がミドルシュート。さらに、20分にはDFの裏に抜けた片山にヘディングシュートを許した。その後も両者は中盤で激しい主導権争いを繰り広げた。だが、ゴールは生まれず前半をスコアレスのまま折り返す。

後半に入るとジェフは開始早々から積極的な姿勢を見せてゴールに迫った。

48分、左サイドで抜け出した井出が中央へパスを送ると、これに合わせたのは佐藤勇人。1分後には左サイドから中村が切れ込み、右足でミドルシュートを放った。続いて56分、なんとしてもゴールが欲しいジェフは井出に代えて田中佑昌を投入。以降はやや運動量が落ちた岡山を相手に猛攻を仕掛けた。

66分、ペナルティエリア付近の右サイドでFKを獲得するとパウリーニョのクロスからビッグチャンス。その後も74分に佐藤勇人、80分にパウリーニョがミドルシュートを放ったが、いずれもゴールの枠を捉えられなかった。

しかし81分、ついに待望の先制点が生まれる。左サイドから谷澤がクロスを送るとファーサイドで飛び込んだのは金井。見事なダイビングヘッドで均衡を破ると、この1点を守り切ったジェフがホームで大きな勝点3をつかみ取った。

「谷澤さんがいいボールをくれて(田中)佑昌さんが相手を引きつけてくれた。ワンチャンスを決めることができて良かったです」

殊勲の決勝点を叩き込んだ金井は、ゴールシーンをこう振り返った。さらにホームの観衆に向け、力強く言葉を続けた。

「全員が気持ちを全面に出し、ハードワークすることができている。そう簡単に僕たちは負けないと思います」

チーム一丸となり、首位攻防戦を制した。これ以上ない「勢い」を手にしたジェフは、中2日のタイトなスケジュールで迎える次節、ホームに強豪・セレッソ大阪を迎える。

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