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2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

壮絶な打ち合いはドロー決着



中2日のタイトなスケジュールで迎えた強豪・セレッソ大阪との一戦は、両チームがそれぞれ4点を奪い合う打ち合いを演じ、ドロー決着。勝点「1」を獲得したジェフの順位は2位となった。

この日のスタメンも開幕から不動の11人。しかしフォーメーションは4-4-2に変更された。GKは高木駿。DFは右から金井貢史、キム ヒョヌン、大岩一貴、中村太亮の4人が並ぶ。中盤はダブルボランチに佐藤勇人とパウリーニョがコンビを組み、右に井出遥也、左に谷澤達也が位置。前線にはネイツ ペチュニクと森本貴幸が起用された。

試合開始から15分は「個」の能力で上回るセレッソにボールを支配される展開となった。しかし、落ち着いた守備でピンチを回避すると、ネイツや谷澤を起点とした攻撃で反撃。徐々に流れはジェフへと傾き始める。

最初のチャンスは25分。右サイドを攻め上がったパウリーニョがグラウンダーのクロスを送ると、これをネイツがスルーし、森本がシュート。31分にはFKのチャンスにパウリーニョが直接狙ったが、惜しくもポストに弾かれた。その後も圧倒的にボールを支配したジェフは、何度もゴールに迫ったが得点を奪うことはできず、前半をスコアレスで折り返した。

雨が激しさを増した後半は、ゴールの応酬となった。

均衡を破ったのはジェフ。53分、中村のFKから森本がニアサイドに飛び込んでボールを反らすと、GKが弾いたボールをネイツが押し込んだ。さらに6分後には左サイドでボールを受けたネイツがDFをかわしてミドルシュート。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、リードを2点に広げる。

しかしここから、セレッソ大阪の反撃を受ける。70分、ショートカウンターからフォルランにゴールを許すと、5分後にはカカウに押し込まれ試合は振り出しに戻る。さらに、80分には玉田、山口とパスをつながれ、最後はフォルランに逆転ゴールを奪われた。

それでも、ホームの大歓声を背に受けたジェフは再び相手ゴールへと迫る。82分にパウリーニョの豪快なミドルシュートで同点とすると、その1分後には森本、ネイツとつないだボールを最後は途中出場のオナイウ阿道が蹴り込んで逆転に成功した。

迎えたアディショナルタイムは6分の表示。ジェフの勝利が近づいたかに見えたが、セットプレーから再びゴールを許す。試合は4-4のスコアで決着し、雨中の激闘は幕を閉じた。

試合後、関塚隆監督は手応えと反省を口にした。

「本当に多くのサポーターが駆け付けてくれた中で、セレッソ大阪としっかりと渡り合う試合ができました。結果については残念ですが、1失点目も含めて、わずか数センチでも油断したポジションを取れば、ビシッと合わせられてしまう。こういうところを修正しながら、2点のリードを勝ち切るというところを突き詰めていきたい」

勝点3を逃したとはいえ、開幕からの無敗記録は「5」に伸びた。気持ちを切り替え、次節は敵地・京都に乗り込む。

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