雨のなか、多くのサポーターが駆けつけていただいて感謝していると同時に、勝利をプレゼントできて満足しています。雨の影響でピッチの状態が良くなかった。試合前から水たまりが数か所ある状況の中で、しっかりした基本的な技術、ゴールに向かうシンプルな技術、そして戦術が今日の試合では大切だと伝えて選手を送り出しました。先制点をセットプレーで取れたことで試合を優位に進めることができました。そして、追加点を奪い、最後まで選手たちがしっかり走ってくれた。それが勝因だと思います。

─── 後半、井出選手に交代して、田中選手を左ハーフサイドに投入した意図について聞かせてください。

谷澤が一枚イエローをもらっていたこと、京都の右サイドの石櫃選手の攻撃をしっかり押さえたいということで田中を左に起用しました。

─── ハーフタイムのコメントで「ピッチの状態をよく見てセーフティーにプレーすること」とありましたが、具体的にどんな指示を出しましたか？

とにかく後ろ向きのプレーと、自陣での横パスやバックパスはケアーするようにと。水たまりがあってどこでボールが止まるか分からないので、そこでの判断を誤らないようにという指示は出しました。攻撃の面では、両サイドバックの攻め上がりを押さえるのと同時に、その背後をシンプルについていくことを狙いにしていました。

─── ボールが止まりやすいピッチ状態だったと思いますが、普段通り試合開始前にサイドから攻めていこうと指示したのか、ハーフタイムで改めてサイド攻撃を念押ししたのか、どちらでしょうか？

試合前に実際にピッチを歩いて、ピッチ中央はどこでパスが止まるか分からなかったので、そのあたりの判断と優先順位をしっかりもっていこうということは話しました。選手たちは、しっかり判断してくれたと思います。

開幕戦から非常に良い状態でチームが勢いに乗っていたという中で、やっときたチャンス。まずはチームの勝利に貢献したいという想いが強かったので、緊張はしましたが、周りの選手のサポートや気遣いがあったおかげで、気持ちよく楽しんでプレーすることができました。スコアでも相手を上回ることができて、次に繋げられたことは非常に良かったかなと思います。

水たまりも多かったので、守備の面ではシンプルに前向きに守備をしていこうとしていました。横パスをなくしてシンプルに相手の裏を狙うということが実際のプレーで出せていたので、自分たちの流れでゲームを運べた要因になったと思います。

Jリーグの舞台でチームの勝利に貢献できたことは、自分の自信にも繋がりますし、もっとチームに貢献したいという想いが今日の試合で強くなったので、試合に絡めるように日々のトレーニングから良い準備をしたいと思います。

試合前からの大雨でピッチコンディションが良くなくて難しい試合でした。自分自身のゴールによって勝点を持って帰ることができて良かったです。ただ、いつも言っていることですが、自分のゴールよりもチームが勝利することが重要。チームのためにプレーしたことが勝利に繋がって本当に良かったです。
連戦が続き、またすぐJ1レベルのクラブである大宮アルディージャと大事なゲームがあります。この一週間、しっかり準備して試合に備えたいです。