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2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

完璧な試合運びで快勝!



激しい雨の中で行われた第6節は、京都サンガF.C.を相手に敵地で2-0と完勝。アウェイで貴重な勝点3を獲得し、開幕からの無敗記録を「6」に伸ばした。

この日のスタメンは前節から1人を変更し、故障の金井に代わって大卒ルーキーの北爪健吾がJリーグ初出場。フォーメーションは4-4-2で、GKは高木駿、DFは右から北爪健吾、キム ヒョヌン、大岩一貴、中村太亮の4人。中盤はダブルボランチに佐藤勇人とパウリーニョが入り、右サイドに井出遥也、左サイドに谷澤達也が位置。前線には森本貴幸と前節2ゴールを決めたネイツ ペチュニクが起用された。

降りしきる雨の影響で水しぶきが舞うピッチコンディションは、両チームにとって“難敵”だった。

先にチャンスを作ったのは京都。4分、右サイドからのFKをダニエル ロビーニョが頭で合わせると、1分後には再びダニエル ロビーニョのポストプレーから宮吉がシュートを放った。

それでも、先制ゴールはジェフに生まれる。15分、右サイドでFKのチャンスを得ると、中村のキックは鋭い弧を描いてゴールへ。GKが弾いたボールをキムがヘディングで押し込み、何としても手に入れたかった先制ゴールの奪取に成功した。

その後はバヤリッツァやダニエル ロビーニョにシュートを許すものの、ジェフは大きなミスもなく冷静に試合を進めた。多くの場面でセカンドボールを拾い、危なげなく前半を1-0で折り返した。

「ピッチの状態をよく見てセーフティーにプレーしよう。残り45分、チーム全員でしっかりと戦い切ろう」

ハーフタイムにそう伝えて選手たちをピッチに送り出した関塚隆監督は、52分、井出に代えて田中佑昌を投入。右サイドに谷澤、左サイドに田中を配置して中盤の構成を変えると、この采配が待望の追加点を呼び込む。演出したのは、ピッチに入ったばかりの田中。ドリブルで左サイドを駆け上がって柔らかいクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだネイツがヘディングシュートを放ち、これがゴールに吸い込まれた。ネイツの2試合連続ゴールにより、ジェフがリードを2点に広げた。

前半と同様にハードワークと集中力の高い堅守を貫いたジェフは、安定した試合運びを見せた。ゴールを脅かされるようなシーンはほとんどなく、そのまま2-0で試合終了のホイッスルを迎えた。

試合後、貴重な追加点を奪ったネイツは自らのゴールよりも勝利の喜びを口にした。

「ゴールを奪えたことはもちろん嬉しいですが、チームが勝てたことが何よりも嬉しい。ピッチコンディションが悪くタフなゲームでしたが、勝点3を持ち帰ることができて良かったです」

敵地で「強さ」を見せ、難敵を相手に見事な完勝を収めた。次節はJ1昇格を争う強豪・大宮アルディージャをフクアリに迎え、連勝を狙う。

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