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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

5試合白星なしという低調な結果は、当然ながら勝点と順位に明確に表れている。首位に立つ大宮アルディージャとの勝点差は「3試合以上」を意味する「10」。順位は昇格プレーオフ出場権内ギリギリの6位。まだシーズン前半戦とはいえ、これ以上足踏みを続けるわけにはいかない。前節、アビスパ福岡戦の試合終了後に飛び交ったブーイングには、そうした意味が込められていたに違いない。

福岡戦後、この試合で待望のジェフ復帰後初ゴールを記録した水野晃樹が言った。

「得点よりも勝点3。個人のパフォーマンスよりもチームの結果。勝つための得点を決めたい。勝たなきゃ意味がないので、ゲームの進め方を考え直さないといけない。J1に上がるためには、勝点1じゃなくて勝点3を積み上げていかないと」

迎える今節は、大分トリニータ戦。ジェフは6試合ぶりの白星を目指して敵地に乗り込む。

9試合白星なしで最下位に沈む大分は、6月1日に田坂和昭前監督を解任。柳田伸明監督代行はフォーメーションを4-1-4-1から4-4-2に変更し、積極的に若手を起用するなど改革を進めている。

前節は敵地でツエーゲン金沢と対戦し、1-1のドロー。前半にセットプレーから先制点を奪われたものの、後半、プロ2年目でスタメン起用された伊佐耕平が同点弾を奪い、終盤の劣勢に耐えて勝点1を獲得した。依然として苦しいチーム状況に立たされているものの、最前線で起用された17歳のFW吉平翼や、左サイドからスピードで仕掛けるMF松本怜、創造性豊かなMF松本昌也など、警戒すべきタレントも十分。金沢戦で途中出場を果たしたMF兵働昭弘やFW三平和司など、経験豊富な選手も多く在籍する。

ジェフにとって大分は最近5試合で3勝1敗1分、通算でも21勝2敗5分と相性のいい相手と言えるが、起死回生の勝点3を狙う現状においては過去のデータも参考にならなそうだ。欲しいのは内容ではなく、結果。勝点1ではなく、勝点3である。そのためにできることを、すべてやらなければならない。

MF井出遥也が言う。

「大分は、(昨季までジェフに所属していた)兵働選手がいますし、自分と同世代の選手がたくさん試合に出ているという印象です。後藤優介選手、為田大貴選手、風間宏矢選手は同学年。松本昌也選手は1つ下です。ただ同世代を意識するよりも、チームが勝つために、自分がゴールやアシストといった“結果”を出すことにこだわって、プレーしたいと思います」

5試合分の悔しさをエネルギーに変えて、いざ、大分へ――。



関塚隆監督
(前節は2点を先行し、ジェフらしいサッカーが戻ってきたように感じますが?)今、チームとして大事なことは勝点3です。それを結果として表すことは、90分を戦いきる安定感を生み出すためにも必要なことではないでしょうか。一番の薬は勝点3だと思います。
(ここからアウェイ2試合が続きますが?)最近の試合では、立ち上がりがいいので、90分を通していかにチーム全体で“一体感を持って戦いきるか”、そういう意味では戦術面でもメンタル面でも一つになってどうするか?一体感をもって戦うことが大事になると思います。
(大分トリニータのイメージは?)監督も代わり、選手たちも“やらなければ”というプレーが試合に出ています。我々はそれを受けて立つという訳にはいかないので、しっかりと自分たちの戦いをして行くというのが大事だと思います。
(ネイツ ペチュニク選手がユーロ選手権の予選から帰ってきて攻撃のカードが増えましたが?)今週は全員がピッチでトレーニングをすることが出来るというのは、チームにとってもいい形になってきたと思います。その中で、調子のよい選手を起用していきたいと思います。

大岩一貴選手
(大分トリニータのイメージは?)今の順位にいるチームではないと思います。相手も強い気持ちを持って臨んでくると思います。難しい試合になると感じますが、とにかく相手というよりも自分たちがやれることをプレーしたいです。相手も勝利から遠ざかっていると思いますが、僕らも5試合、勝っていないので、とにかく勝ちたいですね。
(昨年まで所属していた兵働昭弘選手もいますが?)楽しみにしています。兵さんがピッチに立っていたらとりあえず挨拶がわりにガツガツと厳しく当たりにいきます。カッカさせたいですね(笑)

ネイツ ペチュニク選手
(アビスパ福岡との試合は)インターネットを通じて見ました。先に先制して追加点も入れて勝てるゲームだと思いましたが、サッカーは難しいものがあります。これを次の教訓にしていきたいですし、2点差を追いつかれてしまうこともサッカーです。自分たちにはまだ伸び代もあるので、1つ勝つことで上昇できると信じています。
(大分トリニータ戦への意気込みは?)タフなゲームになること、そして我々にとって大事なゲームになることは間違いありません。5試合、チームに勝ち星がありません。そして、アウェイでの戦いなりますが、ここをきっかけにして勝ち癖をつけて行きたいと思います。

森本貴幸選手
(昨年の大分トリニータ戦では2試合で3ゴール、相性もいいのでは?)向こうのスタジアムにもいいイメージがあるので、チームとして戦って勝利をしたい。大分は守備が固いチーム。それを崩すための動きや連動で勝ちたいと思います。
(もっと裏のスペースを取る形を作りたいですか?)裏を取っていくことも、サイドからのクロスもチームの特徴なので生かしたいと思います。(前節、流れの中から点をとったことで)自分の好きなプレーで得点が出来たのでうれしかったし、あのシーンはもっと増えていくと思います。しっかりと決めて一つでも順位を上げていきたいです。


前節の結果
金沢 1-1 大分


大分トリニータ 第18節 金沢戦布陣


ジェフ千葉 第18節 福岡戦布陣



最近の戦績
5/24 大分 0-1 東京V
5/31 北九州 2-1 大分
6/6 大分 2-2 京都
6/14 金沢 1-1 大分


最近の対戦
2012/05/27 大分 0-2 千葉
2012/10/14 千葉 1-2 大分
2014/07/05 大分 2-4 千葉
2014/10/19 千葉 2-1 大分