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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

第20節の対戦相手は、第19節終了時点で21位に位置する徳島ヴォルティス。前節、大分トリニータを相手に6試合ぶりの白星を奪ったジェフにとっては、敵地とはいえ何としても勝点3を手に入れたい試合だ。

前節、セレッソ大阪と対戦した徳島は、前線からプレスを仕掛け、ショートカウンターを仕掛ける戦術で相手を苦しめた。しかし、後半はほとんど相手にシュートを打たせなかったものの、“個の力”によって奪われた1点に屈し、白星から11試合遠ざかる結果となった。アンカーのポジションにテクニシャンの木村祐志、1トップに長身FW長谷川悠を配置する4-1-4-1のフォーメーションは機能しているように見えるが、それを勝利に結びつけることができずに苦しんでいる。

一方、ジェフも同じように勝利から見放され苦しい時間を過ごしてきたが、前節の大分戦では粘り強く戦い、6試合ぶりの白星を奪った。ようやく戦線に戻ってきた佐藤勇人の存在感が際立ったことはもちろん、町田也真人と井出遥也のコンビネーションで奪った先制点は複数の選手が“追い越す動き”で演出した理想的なゴールと言っていい。そして何より、守備陣を中心にチーム全体で集中力を保ち、この1点を守り切ったという事実が今後に向けて明るい材料となった。

この勝利によって勝点を「33」に伸ばしたジェフは4位に浮上。しかし、首位の大宮アルディージャに10ポイントも離されていることを考えれば、取り戻した勢いをここで消すわけにはいかない。

ここまで全試合でフル出場を果たしてきた守備の要、キム ヒョヌンが言う。

「徳島のFWは大きいので、負けないようにしたいです。大分戦ではオフサイドがうまく取れなくて危ないシーンもあったので、徳島戦で同じことをしてしまわないように、今週のトレーニングではカバーやラインコントロールに気を付けてやりたいと思います。サポーターの皆さんはずっと勝利を待っていたと思います。勝てない時も応援してくれて、そして一緒に戦ってくれたことはとてもありがたく思っていました。次の徳島戦も応援よろしくお願いします。選手はみんな、勝利のために頑張ります!」



関塚隆監督
(前節は約一ヶ月ぶりの勝利となりましたが?)次が大事になります。選手たちも落ち着いて一つのテーマに対して取り組み、ここまでに至ったと思います。
(佐藤勇人選手や谷澤達也選手も戦列に戻ってきました)怪我やイエローカードによる欠場により5月の連休過ぎから、少しずつメンバーが入れ替わりながらというものがありました。みんなが戻って来たことによりピッチの中では競争が生まれ、それが結果に出ました。内容としては、コンサドーレ札幌戦やアビスパ福岡戦よりも相手(大分トリニータ)に押されたところもありましたが、産みの苦しみではありませんが、ゼロで抑えられたというのは着実に次に向けて進んでいけるものがあると感じています。
(徳島ヴォルティスの印象は?)アウェイでの戦いになりますし、昨シーズンまではJ1で戦っていたチームです。我々が力を発揮しなければ勝つことは出来ません。引き分けが多く、勝ち切れていない印象もありますが、力のあるチームだと思います。個人それぞれの武器がありますし、チームでやろうとする攻撃や守備においてストロングなものがあると感じています。

井出遥也選手
(前節は)得点は狙っていました。也真人君(町田)との2人の関係でのいい形でした。試合は我慢の展開でしたが、“球際や体を張る”という今までやってきた部分が出た試合でした。原点に戻れたからこそ勝つことができたと思います。
(徳島ヴォルティスの印象は?)4-1-4-1のフォメーションで、アンカーに上手い選手が入っていると思います。そして、昨シーズンはJ1にいたチームなので、とても力のあるチームだと感じています。前節、大分トリニータに勝てたことはプラスですし、自信にもつながります。アウェイの試合が続きますが、もうすぐリーグ戦も折り返しになるので、上位についていくためには次の試合が大事になってくると感じます。

北爪健吾選手
(徳島ヴォルティス戦に向けて)常にいい準備はしてきています。チームが勝つために自分にしか出来ないことがたくさんあると思うので自分らしさを出して、ガムシャラにぶつかっていきたいです。前節は立ち上がりで相手にチャンスを作られたところもありましたが、チームとしてチャンスは作れているので、どう点を取るかが課題です。個人としてもチームとしても試合の入り方は勝敗を左右すると思うので、いい形で試合に入れるようにしたいです。
(徳島ヴォルティスの印象は?)中盤を落ち着かせることの出来る選手がいます。今の順位以上の力を持っているチームです。前節の大分トリニータ戦では、相手にいい形を作られてしまいました。勝点3を積み重ねられるかは、チームの強さだと思うので、相手の良さを消しながら自分たちの良さを出して、縦に出て行ったり、クロスの本数で勝負して、勢いを与えられるように頑張りたいと思います。

佐藤勇人選手
(前節を振り返り)練習試合を含めて90分間プレーをしていなかったので、疲労度はありましたが、勝てたことがポジティブな体の疲れになっていると捉えています。最後はキツかったのですが、ピッチに立つ以上は何が何でもやらなくてはいけません。どんなコンディションだろうと怪我明けだろうと関係なく、チームのために必死にプレーをしました。
(徳島ヴォルティスの印象は?)個々でしっかりとプレー出来る選手がいますし、前にターゲットとなる選手もいます。自分たちが前でボールを奪うことがチャンスになりますし、自陣で守るのではなくハードワークをして奪いに行くことが大事になります。どこのチームが相手でも連勝することがチームとして大事ですし、チームに勢いが出ます。とにかくアウェイで勝つことが重要になると思います。


前節の結果
C大阪 1-0 徳島


徳島ヴォルティス 第19節 C大阪戦布陣


ジェフ千葉 第19節 大分戦布陣



最近の戦績
5/31 徳島 2-2 磐田
6/6 福岡 1-0 徳島
6/14 徳島 2-2 讃岐
6/21 C大阪 1-0 徳島


最近の対戦
2012/03/25 千葉 3-0 徳島
2012/11/11 徳島 0-3 千葉
2013/06/22 徳島 1-2 千葉
2013/07/27 千葉 1-2 徳島
2013/12/01 徳島 1-1 千葉