TOP TEAM選手・試合情報

試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

まさかの逆転負け。5位転落。



敵地で迎えた第20節の徳島ヴォルティス戦。まさかの逆転負けを喫したジェフは勝点を伸ばすことができず、暫定(コンサドーレ札幌vs大分トリニータは29日開催)順位を5位に落とした。

この日のフォーメーションは4-2-3-1。GKは岡本昌弘。DFは右から北爪健吾、キム ヒョヌン、大岩一貴、中村太亮の4人。ボランチは前節に続いてパウリーニョと佐藤勇人のコンビとなり、2列目には右から井出遥也、町田也真人、谷澤達也が位置。1トップのポジションにはネイツ ペチュニクが入った。

前半は、理想的な展開だった。

まずは、開始直後の1分。中村のFKに飛び込んだ大岩が強烈なヘディングシュートを放つと、ジェフの攻勢はなおも続いた。その流れから生まれた先制点は6分。中村の左CKに再び飛び込んだ大岩が今度は見事なスライディングシュートでゴールネットを揺らし、ジェフに待望の先制点が生まれる。

このゴールを機に試合のペースは徐々に徳島へと傾き始めたが、前半のうちは大きな問題ではなかった。

リードを奪ったジェフは守備を整えてブロックを形成。これによって中盤にスペースが生まれ、セカンドボールを拾われて押し込まれる時間が続く。それでも、ジェフは安定感ある守備で相手の攻撃をことごとく跳ね返し、機を見てカウンターを仕掛け、追加点を狙った。ボール奪取能力に優れる徳島のMFエステバンに手を焼き守勢を強いられたものの、“試合運び”を考えれば決して悪い内容ではなかった。

ところが、後半に入っても状況は変わらなかった。最終ラインの背後を狙ってくる徳島の勢いに押されるまま、ジェフは受け身に回った。全体が下がり始めたことで前線の選手たちも適度な距離感を保つことができず、単調な攻撃に終始。そうして試合の主導権は、さらに徳島へと傾いた。

67分、徳島は津田知宏を投入し、長谷川悠との2トップに変更。津田のスピードと長谷川の高さを生かしてロングフィードを多用し、その攻撃にジェフは押し込まれた。74分にはGK岡本が弾いたボールを長谷川に押し込まれ、同点。さらに試合終了間際の87分、やはり最終ラインの背後へのロングフィードから今度は津田にゴールを奪われ、逆転を許す。アディショナルタイムの反撃も実らず、ジェフは2試合ぶりの黒星を喫した。

最近5試合の戦績は1勝2敗2分。次節のFC岐阜戦が今シーズンの折り返しとなるが、これ以上足踏みするわけにはいかない。後半戦を良い雰囲気で迎えるためにも、ホーム・フクアリで何としても結果を残したい。

PHOTO GALLERY試合フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大します