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2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

猛攻実らず、スコアレスドロー。



主導権を握り続けただけに、悔やまれるドローだった。

シーズン後半戦の幕開けとなる第22節のツエーゲン金沢戦は、何度も相手ゴールに迫りながら相手の牙城を崩すことができず、スコアレスドロー。勝点1を積み上げて4位を維持したものの、首位・大宮アルディージャとの勝点差は12に開いた。

ジェフのフォーメーションは4-2-3-1。森本貴幸と中村太亮が欠場となったことを受けて、前節のFC岐阜戦と同様、関塚隆監督はメンバー構成に変更を加えた。

GKは岡本昌弘。DFは右に金井貢史、中央に岐阜戦で初出場を果たした栗山直樹とキム ヒョヌン。左サイドには同じく岐阜戦で途中出場を果たした田代真一を起用。ボランチは佐藤勇人とパウリーニョのコンビを置き、2列目は右から水野晃樹、町田也真人、谷澤達也が並んだ。1トップにはネイツ ペチュニクが入った。

前半は、互いが“出方”をうかがう静かな立ち上がりだった。

ジェフがリズムをつかみ始めたのは10分以降。12分には谷澤と田代の連係で左サイドを突破し、田代がクロス。ファーサイドに飛び込んだネイツがヘディングシュートを放ったが、わずかにゴール右に外れた。さらに、19分には谷澤のラストパスから町田がシュート。20分には水野のCKのこぼれ球を田代がボレーシュートで狙い、攻勢を強めた。

しかし、25分以降は再び膠着状態となり、金沢の守備陣形は時間を追って強固さを増した。ここから互いに組織的な守備を見せ、前半はスコアレスのまま折り返す。

後半はジェフが攻勢を強めた。

49分には相手最終ラインの背後に飛び出した水野がシュートを放ち、直後の50分にはネイツのポストワークから好機を演出。64分に水野に代えて井出遥也を投入すると、ジェフの勢いはさらに増し、67分にはネイツ、70分には金井がそれぞれ決定機を作った。しかし、金沢の粘り強い守備の前にゴールを奪うことができない。

76分には町田に代えて加入後初出場となる能登正人を投入。アディショナルタイムにはネイツに代えてオナイウ阿道を投入するなど、攻撃の手を打ち続けたが、結局、最後までゴールを奪うことはできなかった。主導権を握りながらゴールを奪えなかったと見ることも、上位の金沢を相手に終始主導権を握り続けたと見ることもできる90分だった。ただし、前節の岐阜戦と同様、チームに安定感が増しつつあることは間違いない。

次節の相手はザスパクサツ群馬。7月12日、フクアリに戻って勝利を目指す。

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