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2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

足りなかった“押し切る力”。



J1昇格争いのライバルであるジュビロ磐田との直接対決。連敗を避け、上位陣との差を縮めるために何としても勝利を手に入れたい試合だったが、残念ながらその目標を成し遂げることはできなかった。結果は0-1。前節のザスパクサツ群馬戦に続いて連敗を喫したジェフは、5位から順位を上げることができなかった。

この日のフォーメーションは4-2-3-1。GKは岡本昌弘。DFは右から金井貢史、栗山直樹、富澤清太郎、大岩一貴の4人。ボランチで佐藤勇人とパウリーニョがコンビを組み、2列目には右からネイツ ペチュニク、町田也真人、谷澤達也が位置。1トップにはオナイウ阿道が入った。

試合は立ち上がりから激しい攻防が繰り広げられた。

最初にシュートの場面を作ったのは磐田だったが、8分にはジェフも応戦。佐藤勇人の縦パスを受けたオナイウ阿道がネイツに預け、そのままシュート。テンポのいい攻撃でCKを獲得し、相手を押し込む。前半、1トップのオナイウ阿道は素早い動きと体を張ったポストプレーで前線に起点を作り、相手の攻撃を押し返す第一歩としてよく機能した。佐藤勇人も、「阿道がいい動きをしていたので、相手がイヤがっていた」と振り返る。

しかし一進一退の攻防となった時間帯、今日のジェフには“押し切る力”が足りなかった。30分以降は磐田に徐々に押し込まれ、37分には決定的なピンチを迎える。0-0で前半を折り返したものの、やや苦しい時間帯が続いた。

そして迎えた後半、ジェフは52分にチャンスを作った。右サイドから中に入ってきたネイツが見事なターンで前を向くと、前を走るオナイウ阿道にラストパス。そのまま思い切り良く右足を振り抜いたが、シュートは相手DFに当たりCKとなる。前半からいい動きを見せていたオナイウ阿道は、試合後にこう振り返った。

「もう少し前を向いてプレーしたり、シュートまで持っていくようなプレーがないと、相手にとって脅威にならない。今日も、まともなシュートは後半の1本だけでした。それを決めることも大事だし、本数を増やすという姿勢を出していきたいと思います」

失点は試合終盤の81分。攻撃していたのはジェフだったが、ラストパスをカットされてカウンターを受ける。そのままズルズルと左サイドに運ばれ、磐田のMF太田吉彰がクロス。ゴール前に飛び込んだFWジェイにヘディングシュートを決められた。直後の82分には井出遥也を投入し攻勢を強めたが、最後までゴールを奪うことはできず。90分間の激闘は0-1で決着した。

もちろんジェフにとっては、あまりにも痛い黒星であることは間違いない。しかし、下を向いてばかりはいられない。次節は3日後の22日。水戸ホーリーホックとのアウェイ戦に臨む。

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