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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

6試合ぶりの勝利となった徳島ヴォルティス戦を、チームに再び勢いをもたらす起爆剤としなければならない。そうしたポジティブな雰囲気が充満しているからこそ、リーグ屈指の強豪であるセレッソ大阪戦は何としても勝利をつかみ取りたい。

前節、日本代表への招集によってキャプテンのMF山口蛍を欠いたセレッソ大阪は、フォーメーションを中盤をダイヤモンド型に配置した4-4-2に変更して愛媛FC戦に臨んだ。好調の2トップ、玉田圭司と田代有三の元日本代表コンビが前線で存在感を示し、左サイドを突破した玉田のクロスに同じく元日本代表の快速アタッカー、関口訓充が合わせて先制。しかし65分に同点弾を喫すると劣勢となり、フォーメーションを4-2-3-1に戻して応戦。ところが試合終了間際に逆転ゴールを許し、黒星を喫した。第27節終了時点の順位は勝点44の4位。7位のジェフとの差は「3」に縮まっている。

一方のジェフも徳島ヴォルティス戦ではフォーメーションを4-4-2に変更。FW森本貴幸は6試合ぶり、MF井出遥也は2試合ぶりにスタメン出場し、谷澤達也に待望の今シーズン初ゴールが生まれ、この1点を守り切って6試合ぶりの勝利を手にした。

「システムを2トップに変えて、全体をコンパクトにして攻守に渡って展開する狙いでしたが、そういう意味では選手たちが最後まで粘り強く戦ってくれたと思います」

試合後の記者会見で関塚隆監督がそう振り返ったように、この試合でジェフが見せたのは最後まで集中力を切らすことのない粘り強い守備だった。途中出場した選手たちを含め、チームが一丸となって奪い取った勝点3の意味は計り知れない。ネイツ ペチュニクが振り返る。

「徳島戦の勝利で、チームは自信を取り戻すことができたと思います。ヤザ(谷澤達也)の今季初ゴールは嬉しかったですね。彼がこれまで決められなかったのは、不運もあったかと思います。でもこの徳島戦のゴールによって、これからまた決めてくれるだろうと思っています。彼はチームにとって大事な選手なので、そういう選手が決めてくれたというのは、とても嬉しかったです」

セレッソ大阪はかつてアルビレックス新潟や浦和レッズで活躍したFWエジミウソンと、チュニジアリーグでプレーしていたブラジル人MFマグノ クルスを獲得。ジェフは名古屋グランパスからFW松田力の期限付き移籍による加入を発表した。即戦力となり得る新戦力を補強した両チームがどのような戦術で大一番に臨むかにも注目が集まっている。

4月1日に行われた第5節は壮絶な打ち合いの末、4-4のドロー。あの激闘に決着をつけ、再び上位争いに加わるためにも勝点3を持ち帰りたい。セレッソ大阪との一戦は、一瞬たりとも油断できない90分間となる。


関塚隆監督
(前節を振り返ってみて?)厳しい試合でしたが勝ちに持って行くということは、それに値するだけのエネルギーやメンタル面での充実が必要な部分でした。1対0で勝利をしたのはチームが一丸となって戦った姿だと思います。“このままじゃいけない”という全員の想いが結果につながった試合でしたし、内容よりも勝ちをモノにしたという所に価値があります。
(前節は、4-4-2で全体をコンパクトにしていましたが今後もその形を考えていますか?)攻撃面でも、守備の部分でも、得点を取るためには前線に1枚よりは2枚いた方がいいですし、全体で攻守のバランスが取れればいいと私自身も思いながらやっていました。前半戦の勝ち始めた時というのは、ネイツと森本の2トップ気味の所からでした。そこで怪我人等で前線に枚数がいない中で、好調な町田を使いながらゲームプランを立てていたのが、今までの流れです。ここで、安柄俊と松田力が加入したというのが、チームとしての方向性を新たに持ってきたいという部分です。うちが押し込まれて、そこから前に出て行くパワーよりも押し込んだ中でのカウンターで戻り切れないところがあり、攻守においてのバランスの崩れが見られました。そこを改善するため今いる選手とあわせて、前で仕事の出来る選手を獲得してきたという状況です。
(セレッソ大阪戦に向けて?)前回対戦した時のチームではないと思っています。我々よりも上を走っているチームですし、やはり昇格に対して争っている相手に対して、アウェイでも勝点3を取りに行かなければいけない試合ですね。(セレッソ大阪は)前節、敗戦しましたが、今、2トップの調子がいいのでそれを起点にバランスの取れたサッカーをしてきている印象を受けます。

ネイツ ペチュニク選手
(セレッソ大阪の印象は?)前回は、凄くいいゲームになりましたしサポーターも楽しみにしていると思います。最後に追い付かれて勝ち切れなかったのは残念なことでした。ここ最近、相手はコンパクトでいいゲームをしてきているので前回以上にタフなゲームになることは間違いないことです。
(2ゴールしたが?)個人的にもいい出来だったと思うので、また、いいゲームが出来ればいいと思います。ただ正直なところ、自分のゴールよりもチームの勝点3がとても重要なことですし、自分にとって一番幸せなことなでもあるので、勝利に向けて頑張っていきたいと思います。

佐藤勇人選手
(セレッソ大阪のイメージは?)前回の対戦では、フォルラン選手やカカウ選手がいましたが、今のセレッソ大阪の方がまとまりがあると感じます。前回よりも難しい試合になると思います。日本人選手はハードワークが出来て、しっかりと守備をしてくるだろうし、前線の玉田圭司選手と田代有三選手の関係もいいので集中していかなければいけない。
(クロス対応について?)サイドに速い選手がいたり、数的有利でなくても同数で崩してきて、センタリングを上げてくるチームなので、守備でのポジショニングが大事になります。攻撃では相手のセンターバックがマンツーマンで守備をしてくるので、クロスに対して動き出しをすれば外せると思う。後ろの選手がペナルティーエリアに入って行くことで相手を惑わすことも必要だし、チャンスも増えてくると思います。勝てば勝点で並ぶので上に上がるためにも絶対に勝ちを収めたいです。

オナイウ阿道選手
(今季初ゴールを決めたセレッソ大阪ですが?)個人としては結果を残せた試合ですし、悪いイメージはありませんが勝ち切れなかったことについてはもったいなかったと思っています。
(セレッソ大阪のイメージは?)個々の技術が高い選手が揃っていますし、今までの試合を見ていて感じました。フォルラン選手やカカウ選手はいませんが、それにも劣らない選手がたくさんいます。J1昇格を狙っている力のあるチームだと感じます。次節は、とても大事な試合になるので連勝出来るように頑張って勝点を積み上げていきたいと思います。自分としては、体が動けているのでこれを継続していければ、暑い中でも大丈夫。チャンスをもらえたらしっかりと結果を残せるように準備をしていきたいです。


前節の結果
愛媛 2-1 C大阪


セレッソ大阪 第27節 愛媛戦布陣


ジェフ千葉 第27節 徳島戦布陣



最近の戦績
7/12 C大阪 3-1 札幌
7/18 京都 1-0 C大阪
7/22 C大阪 2-1 岡山
7/26 磐田 0-1 C大阪
8/1 愛媛 1-2 C大阪


最近の対戦
2006/04/08 千葉 2-1 C大阪
2006/06/04 C大阪 2-5 千葉
2006/06/08 千葉 3-2 C大阪
2006/09/16 C大阪 3-2 千葉
2015/04/01 千葉 4-4 C大阪