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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

終了間際、痛恨の失点でドロー決着。



敵地に乗り込んだ第28節、セレッソ大阪との大一番は1-1のドローに終わった。1点をリードして迎えた試合終盤、アディショナルタイムに喫した同点弾はあまりにも手痛い一発となった。

6試合ぶりの勝利となった前節の徳島ヴォルティス戦と同様、関塚監督はこの日も4-4-2のフォーメーションで試合に臨んだ。GKは高木駿。DFは右から金井貢史、キム ヒョヌン、富澤清太郎、中村太亮の4人。ボランチに佐藤健太郎と佐藤勇人を配置し、右サイドにネイツ ペチュニク、左サイドに谷澤達也、2トップには森本貴幸とオナイウ阿道が並んだ。

天候の影響でキックオフが約45分遅れた試合は、立ち上がりから攻守がめまぐるしく入れ替わる激しい展開となった。ジェフは開始早々の1分に左サイドから攻撃を仕掛け、3分には中村が直接FKでゴールを狙う。対するC大阪は4分にFW田代有三がシュートを放ち、8分にはFK、CKと連続セットプレーで反撃。この展開は15分過ぎまで続いたがゴールは生まれず、試合は徐々に落ち着き始めた。

前半はGK高木の活躍が目立った。10分にはFW田代のシュートをファインセーブ。32分にはMFパブロの強烈なシュートをまたしても好セーブで防ぎ、続く36分にもパブロのミドルシュートをキャッチ。シュートシーンを多く作ったのはセレッソ大阪だったが、ジェフは中盤でボールをキープしながらチャンスをうかがい、迫力あるカウンターで相手ゴールに迫った。スコアレスに終わったものの、前半は両者の勝点3に懸ける思いが伝わってくる好ゲームとなった。

迎えた後半は、立ち上がりからジェフが押し込む。46分にはネイツがロングシュートを放ち、直後の49分には谷澤のループパスに反応したオナイウがシュートを放つが、これは惜しくもゴール上に外れた。60分にはFW森本に代えてMF田中佑昌を投入し、オナイウとネイツの2トップに変更。70分には前線でネイツが起点となり、ラストパスを受けたオナイウがシュート。このプレーで獲得したCKにネイツが合わせ、粘り強く攻め続けたジェフが待望の先制点を奪った。

しかし試合は、ここから防戦一方となった。

セレッソ大阪は74分、一気に3選手を交代。勢いを増してジェフゴールに迫った。対するジェフはMFネイツに代えてMFパウリーニョを送り込み、85分にはMF谷澤に代えてFW松田力を投入。前線の運動量を上げて相手の攻撃を跳ね返し続けたが、アディショナルタイムに痛恨の同点弾を喫する。セレッソ大阪の新戦力マグノ クルスが放ったシュートは、無情にもゴール右隅に吸い込まれた。

敵地で粘り強く攻撃を仕掛けて待望の先制点を奪い、そのリードをチーム一丸となって守り抜いてきただけに、試合終了間際の失点によるドロー決着のショックは決して小さくない。それでもジェフは、J1昇格を争うライバルとの激闘の中で、好守における粘り強さを存分に示した。次節の相手は、同勝点で8位につけるV・ファーレン長崎。本拠地フクアリで、この悔しさを晴らしたい。

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