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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

第28節のセレッソ大阪戦、第29節のV・ファーレン長崎戦とも、先制点を奪いながら同点ゴールを許し、1-1のドロー。3試合負けなしという結果に選手たちが手応えを感じられない状況には、2試合連続で“勝ち切れなかった”ことに対する悔しさと、シーズン終盤が着実に迫る中で思うように順位を上げられない焦りが見え隠れする。

それでも、ジェフが積み重ねてきた“過去の経験”は、この状況でも必死に食い下がり、再び一致団結して浮上するためにある。他クラブにない経験はジェフにとって大きなアドバンテージであり、それを活かさない手はない。勝負はここから。現時点の順位を気にして諦めるのは早過ぎるということは、ジェフに関わるすべての人が知っているはずだ。

迎える今節の相手は、横浜FC。敵地での対戦は夏場のラストゲームとなり、J2リーグは3週間後の開催までわずかなブレイクを迎える。秋から冬にかけての終盤戦に希望をつなぐためにも、何としても勝利を手にしたい一戦だ。

横浜FCは前節、敵地で栃木SCと対戦。先制を許しながら一時は同点に追いつくも、勝ち越しゴールを許して6連敗となる黒星を喫した。第29節終了時点の順位は16位。チーム内得点王の6得点を記録しているFW大久保哲哉や、リーグ屈指の展開力を誇るMF寺田紳一など、警戒すべきタレントを擁しているものの、チームとしては白星に恵まれず下位に沈んでいる。

ジェフは前節、V・ファーレン長崎を相手に悔やまれるドローを演じてしまった。試合後の選手たちが口にしたのは、先制点を奪った後にズルズルと引いてしまうという“悪癖”についてである。今季の持ち味である守備を意識しながら、積極的な攻撃姿勢で先制ゴールを奪い、その後の試合をどのように運ぶべきか――。2週続けて突きつけられた課題に答えを見つけ、クリアしなければならない。

横浜FCとは第11節で対戦し、金井貢史と中村太亮、さらにアディショナルタイムに生まれた田中佑昌のゴールで3-0と快勝した。その結果がこの試合でアドバンテージとなることはないが、あの快勝を敵地で再現することができれば大きな弾みとなることは間違いない。今後の命運を左右する重要な一戦は、23日(日)、18時にキックオフを迎える。


関塚隆監督
(V・ファーレン長崎戦では同点にされた後、曖昧になった部分がありましたが?)しかし、戦う姿勢をみせて追加点を取りに行くことは出来てはいました。ただ、失点をしてリズムが崩れたなか、ボールの収まりがないと攻撃に出ていけません。縦に入れるだけではなく、どこにボールが収まるのか。その落ち着きを、昨日、今日でトレーニングしました。その意識をみんなで共有していくことが大事だと思います。ファンクションなトレーニングを含めて、ゴール前の守備であったり攻撃であったりと行いました。ゴール前に行った時には、自分でシュートに持ち込むようなプレーなど強引さが必要になります。
こういう時期は一人でボールを前に運んで行けるような選手がいるチームはリズムを掴み直しやすい。(それを)一本調子になりすぎず、タレントでやるのか、チームとしての意識づけでやるのか、しっかりと肉付けをしていきたいと思います。
(横浜FCのイメージは?)オーソドックスにターゲットがいて、そこを中心に寺田(紳一)がプレーメーカーとして、速い選手がサイド攻撃を仕掛けてくるのが相手のスタイルだと思います。少し前の試合(V・ファーレン長崎戦)を見る限りでは、ペナルティーキックさえなければ、前半からいい戦いをしていました。紙一重の試合を自分たちの戦いにして、そこで試合を動かせるかが大事なところです。我々もその部分をみんなで信じて、そして自信を持って戦っていくことが大事だと思います。

金井貢史
(先制してトーンダウンをしてしまう印象がありますが?)そこを意識して前に行こうとプレーをしましたが、後半に押し込まれる形になってしまいました。そこで盛り返すこと、相手の背後に蹴ったりすることを増やしていければいいと思います。どうしても勝てない状況が続くとチームとしての自信が薄れてしまいます。逆にもっとラインを高く保たないといけないという責任がありますし、押し上げていきたい。
(横浜FC戦に向けて?)勝ちたいです。僕は三ツ沢で育ったので勝ちたいですね(笑)。どうしても、内容よりも今は勝点を取らないといけない状況です。あきらめずに勝利を積み上げていきたい。勝点3を積み上げるために走り切りたいと思います。

佐藤健太郎
(追加点について)チャンスは結構あると思うので、それを決められたら楽に運べます。相手があってのことなので我慢強くやることでしか方法はないと思います。良い状況でシュートが打てるシチュエーションをなるべく多く作れるようにいい配球をしていきたいと思います。
(横浜FC戦に向けて)ホームでは3-0で勝ちましたが、圧倒しているとは思いません。簡単な試合ではありません。とにかくアウェイですし、試合の入りが悪く押し込まれると苦しくなりますが、相手を押し込める形を作りたいと思います。

ネイツ ペチュニク
(練習の時、シュートを外した時にはとても悔しそうでしたが)練習でもシュートを外したときは怒りが込み上げてきます。練習で決めないと試合でも決まりません。トレーニングではいい感じでできているので、それが試合でも出せればいいと感じます。次もタフなゲームになることは間違いないので、練習での100%を試合に出していきたいと思います。
(横浜FC戦に向けて)ホームの試合では1対0になってから、彼らに退場者が出て2点を取りました。しかし、楽なゲームではなかったという印象です。(横浜は)最近、苦しんでいますが、次回はアウェイになるので厳しいゲームになると思います。我々の最近の状態を考えても、“しっかりと戦うぞ”という意欲が必要になります。


前節の結果
栃木 2-1 横浜FC


横浜FC 第29節 栃木戦布陣


ジェフ千葉 第29節 長崎戦布陣



最近の戦績
7/22 大宮 3-0 横浜FC
7/26 横浜FC 0-2 水戸
8/1 長崎 2-0 横浜FC
8/8 横浜FC 1-6 東京V
8/15 栃木 2-1 横浜FC


最近の対戦
13/06/15 千葉 1-1 横浜FC
13/10/27 横浜FC 1-2 千葉
14/05/24 横浜FC 0-0 千葉
14/08/10 千葉 0-0 横浜FC
15/05/03 千葉 3-0 横浜FC