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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

反撃及ばず、惜敗



上位への再浮上を期して望んだ大一番、首位・大宮アルディージャとの一戦は1-2の黒星に終わった。

試合は序盤から、ジェフのペースで進んだ。1分と8分にシュートを放たれたものの、9分には左サイドからチャンスを作り、松田力がヘディングシュート。直後の10分にはCKからチャンスを広げ、水野晃樹のクロスに大岩一貴がヒールで合わせた。19分には再びCKのチャンスから大岩がヘディングシュートを放ち、24分には細かくパスをつないだ中央攻撃から佐藤健太郎がシュート。31分には水野の縦パスから決定機を作るが、飛び込んだネイツにはわずかに合わなかった。

しかし、前線からの積極的な守備と豊富な運動量でつかんだ流れが1つのゴールで相手へと傾く。34分、敵陣でボールを奪われると縦に速い攻撃を仕掛けられ、スルーパスに抜け出したFWムルジャに流し込まれて先制点を奪われてしまった。

迎えた後半もこの流れをリセットすることはできず、50分に再び失点。守備陣の背後にスルーパスを通されると、FW家長昭博のシュートはGK高木駿が弾いたものの、大宮のDF和田拓也に押し込まれた。2点のビハインドを追うジェフは53分にオナイウ阿道と田中佑昌、66分に谷澤達也と早めの交代策で打開を試みたが、変則フォーメーションによるスクランブル攻撃もなかなかゴールに結びつかず、試合は終盤へと突入していった。

88分には左サイドを突破した田中のクロスにオナイウが飛び込んで1点を返したが、そのままタイムアップ。勝点を積み上げることができなかったジェフは、第34節終了時点で8位となり、順位を上げることはできなかった。富澤清太郎は、試合を次のように振り返った。

「今日は気持ちも入っていたし、いいリズムでボールを持つことはできました。でも、相手もうまく、その気持ちをそぐような形で、ペナルティーエリアの中に入るような攻撃をさせてもらえなかった。ロングシュートで終わるような形が多く、ムルジャを起点としたカウンターで押し込まれるようになって、そこから失点してしまったという展開でした。あの1点を防ぐことができれば試合はどうなったか分からなかったと思うんですが、後半の早い時間に2点目を取られてしまったので、そこが悔いが残るところです」

それでも、戦いは続く。次に向けて気持ちを切り替え、万全の準備を整えるより他ない。残る試合は「8」。次節はホームに愛媛FCを迎える。

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