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2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

天皇杯は3回戦で無念の敗退

多くのチャンスを作りながら1点を奪うことができず、J1のヴィッセル神戸と対戦した天皇杯3回戦は0-1で敗れた。

この日のフォーメーションは4-4-2。GKは岡本昌弘。最終ラインは右から金井貢史、大岩一貴、栗山直樹、中村太亮の4人。ボランチに田代真一と佐藤健太郎が並び、右サイドに北爪健吾、左サイドに谷澤達也が入った。2トップは森本貴幸と町田也真人。これまでの戦いで見られなかった布陣は、試合開始直後こそ連係ミスからピンチを招いたものの、時間の経過とともにテンポのいいパス回しで相手を押し込むことに成功した。

最初のチャンスは22分。中村のクロスが右サイドに流れると、こぼれ球を拾った金井がクロス。ファーポスト際で森本が折り返すが、これはシュートに至らず。しかし左右に揺さぶる攻撃で得たこのチャンスを機に、徐々にジェフが攻勢を強める。

25分には積極的な守備から高い位置でボールを奪い、森本が思い切り良くミドルシュート。33分にはCKのチャンスから金井がループシュートを放つが、これは惜しくもゴール右に外れた。しかし完全にリズムを掴んだジェフは、その後も前線からのプレスとテンポのいいパス回しで相手を押し込み、主導権を握ったまま前半を終えるかに思われた。

しかし、迎えた前半終了間際の44分、最終ラインの背後にロングフィードを通され、神戸のFW渡邉千真の独走を許す。そのままゴールを決められ、一瞬の隙を突かれて先制点を奪われる苦しい展開となった。

それでも、後半に入ると再びジェフが主導権を握った。特に機能したのは、金井と北爪のポジションを前後に入れ替えた右サイド。タイミングのいい飛び出しから何度も好機を演出すると、60分にはカウンターから右サイドに展開し、金井のクロスのこぼれ球に反応した田代がシュート。この前後の時間帯には、右サイドを起点とするカウンターでいい流れを作った。

その後もジェフは、積極的な守備と両サイドを広く使った攻撃でチャンスを作った。76分には田代に代えてオナイウ阿道、82分には町田に代えて能登正人を投入。攻撃陣に厚みを加えて最後まで相手ゴールに迫った。しかし、最後まで同点ゴールを奪うことはできず、3分間のアディショナルタイムを経てタイムアップ。J1勢を破っての4回戦進出を成し遂げることはできなかった。

昨季ベスト4進出の躍進を遂げた天皇杯は、3回戦で幕を閉じた。選手たちは一様に悔しそうな表情を浮かべていたが、気持ちを切り替えてリーグ戦に集中するしかない。J2リーグは残り6試合。すべてを懸けて、再びJ1昇格レースを戦う。

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