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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

ヴィッセル神戸に敗れた天皇杯は3回戦で終幕。残る戦いは、J2リーグのみとなった。本拠地フクアリに迎える今節の相手は、第36節終了時点で21位と残留争いの渦中にある大分トリニータ。両者とも目標達成に向けて後がない状況であり、難しい試合となることは間違いない。

大分は前節、勝点1差で最下位に沈む栃木SCと対戦。立ち上がりから積極的に仕掛けながらもゴールを奪えず、逆に先制点を奪われる苦しい展開となった。それでも、かつてジェフでプレーした兵働昭弘のCKから同点に追いつくと、後半はキャプテンのDFダニエル、GK武田洋平を中心とする粘り強い守備を見せる。試合終了間際に迎えた決定機を決め切れなかったものの、1-1のドローで終えて勝点1を獲得した。3試合連続で勝利から遠ざかっているものの、8月に松本山雅FCから加入した元ジェフのFW荒田智之がスタメン出場するなど、J2残留に向けてチーム状態を整えつつある。

一方のジェフは前節、3位のアビスパ福岡を相手にゴールを奪うことができず、前半に奪われた1点を守り切られる形で黒星を喫した。

関塚隆監督はフォーメーションを3バックに変更して“福岡対策”を講じたものの、「相手の堅い守りを崩すことができなかった」と敗因を分析。ケガからの戦列に戻り、久しぶりのスタメン出場を果たした佐藤勇人は「前半は全体的に下がっていてボールを奪う位置が低かった」と振り返った。いずれにしても、再び「J1昇格プレーオフ圏外」となる7位に後退したジェフにとって、悔しい敗戦となったことは間違いない。

この試合の控えメンバーが多く出場した天皇杯の神戸戦では、J1のチームを相手に積極的な攻撃の姿勢を見せたことが収穫だった。特に、北爪健吾と金井貢史がコンビを組んだ右サイド、中村太亮と谷澤達也がコンビを組んだ左サイドは、テンポのいいパスワークから再三にわたってチャンスを演出した。最後までゴールを奪えなかったという反省点はあるものの、“攻撃の形”を作れたことは大きな収穫だ。この試合に出場したメンバーを含めて、関塚監督がどのような構成で大分戦に臨むかにも注目が集まる。

J2リーグは残り6試合。リーグ戦では最近5試合で2勝3敗と足踏み状態が続くジェフにとって、本拠地で迎える大分戦は絶対に負けられない一戦だ。岐阜、札幌と続くアウェイ戦に勢いをつけるためにも、何としてもホームで勝点3を奪いたい。


関塚 隆監督
(2005年の10月16日、フクダ電子アリーナのこけら落としの試合から、10年が経過しましたが?)次の10年のスタートでもあります。スタジアムが満員になるような試合をして、J1で戦える日を早く迎えたいと思います。
(大分トリニータ戦に向けて)しっかりとしたスタンスで戦いに入っていかなければいけません。相手は非常に縦への推進力があります。その中で兵働(昭弘)選手が色づけをしている印象があることと、彼の高い精度からのセットプレーも脅威を与えていると思います。とにかく頑張るチームですね。
(ラスト6試合、強いメンタルや気迫が求められますが?)我々は、のし上がっていくだけです。一人ひとりが全力を出すことが大事になります。チームとして力を結集していくこと、チームスローガンの一意専心ができるかがポイントになります。
(3バックと4バックの併用については)ロングボール、カウンターに対しての対策をすることもあり、採用しました。守備ではなく攻撃のために、相手が3枚でも4枚でも、引くのではなく、チャンスを決め切るかというところを大事にしたい。選手も迷いなくできるようになっているので、ここからはいつ使うべきかを見極めて使っていくだけです。
(サポーターに向けて一言)昇格に向けたサポーターの皆さんの期待というのは、ヒシヒシと感じています。ここまでもう一つ、期待にそえていませんが、ただ僅差の戦いを展開していて、ここからは僅差をモノにできるかという部分です。熱い応援と共に背中を押して欲しいと思いますので、サポーターと共に昇格に向けて戦っていきたいと思います。

佐藤 勇人
天皇杯が終わってしまったのは非常に残念ですが、次節の大分トリニータに勝つことだけに集中していきたいと思います。とにかく勝つことが現在のチームに必要です。
(大分のイメージは?)大分はリーグ下位に沈み、苦しんでいますが、そういうチームと試合をするのは難しい。ホームでの試合とはいえ、相手は3ポイントを取りにくると思います。うちも3ポイントが必要で、お互いが勝つことに重点を置いての厳しい戦いになると思うので、一つ一つのプレーに結果が付いてきます。“チャンスを決める、最後で体を張ること”を全員がやらないと3ポイントは拾えません。
(大分には兵働昭弘選手がいますが?)今は、楽しみと言っていられません。相手よりも自分たちにフォーカスをして、しっかりと準備していきたいと思います。

松田 力
大分トリニータは、僕が大学生の時にJを経験させてもらったチーム。そこからプロでやれるという大きな自信がつきました。点が取れる自信、ヘディングでも競れる自信もつきました。大分が降格争いをしていることは気になりますが、自分たちも昇格を目指していますし、ジェフのユニフォームを着ているのでそこは絶対に負けられない部分です。自分としては、アビスパ福岡戦ではチャンスがあったので、そこをしっかりと決めていれば勝つことができたと思います。チーム全体としては悪くはないので、あとは決めるだけだと思います。
(大分の印象は?)松本怜選手、為田大貴選手も速くて技術があるので警戒が必要だと思います。そして、ダニエル選手は対人には強いですが隙もあると思うので、そこはチャンスの部分でもあります。サイドを使わせないように、ボールを支配していけば勝てる。2トップで連動しながら攻略をしていきたいと思います。

高木 駿
(大分戦に向けて)相手はフォワードに当ててくるので、センターバックに潰させることが大事になりますし、両サイドに足が速い選手がいるので気をつけなければいけません。また、兵働(昭弘)選手からゲームメイクが始まるので気をつけたい。
(セットプレーでも)直接的なフリーキックではやらせない。今まで通りにやれば大丈夫だという自信があります。その中で、自分たちがしっかりとプレスにいけるか、ボールを拾えるかがすべてになります。守備ラインを高く設定して、ラインコントロールに安定をもたらすこと、そこで相手を潰して試合をコントロールしていきたいと思います。


前節の結果
栃木 1-1 大分


大分トリニータ 第36節 栃木戦布陣


ジェフ千葉 第36節 福岡戦布陣



最近の戦績
9/20 岐阜 0-3 大分
9/23 大分 2-1 北九州
9/27 岡山 1-0 大分
10/4 大分 0-0 讃岐
10/10 栃木 1-1 大分


最近の対戦
12/05/27 大分 0-2 千葉
12/10/14 千葉 1-2 大分
14/07/05 大分 2-4 千葉
14/10/19 千葉 2-1 大分
15/06/21 大分 0-1 千葉