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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

J2リーグは残り5試合。悲願のJ1昇格へと向かう6度目の挑戦は、いよいよクライマックスに突入する。

勝点54のジェフは、第37節終了時点で6位。2位ジュビロ磐田との勝点差は15に広がり、事実上、J1昇格プレーオフ出場権が与えられる“6位以内”が目標となった。現在の順位は、3位アビスパ福岡(勝点67)、4位セレッソ大阪(同62)、5位V・ファーレン長崎(同56)となっており、7位にはジェフと同勝点の東京ヴェルディ(同54)、8位には愛媛FC(同54)と続いている。プレーオフ出場権を争う戦いは、例年どおりの大混戦となっている印象だ。

ジェフは前節、ホームで大分トリニータと対戦。前半に2点のリードを許す苦しい展開となったが、後半の立ち上がりに水野晃樹の個人技で局面を打開し、ネイツ ペチュニクの打点の高いヘディングシュートで1点を返す。迎えた試合終了間際のアディショナルタイム、途中出場の金井貢史が獲得したPKをネイツが決め、両者が死力を尽くした激闘を2-2のドローで終えた。勝利をつかむことはできなかったものの、チーム一丸となって奪った勝点1が順位をひとつ押し上げた。

今節の対戦相手となるFC岐阜とは、すでに2度対戦している。

7月4日に行われた第21節は3-1で勝利。先制されながらもキム ヒョヌンのゴールで前半終了間際に追いつき、後半の立ち上がりに町田也真人とネイツが追加点を決め、勝負の行方を一気に決めた。2カ月後の9月6日には天皇杯2回戦で対戦。前半終了間際に奪った松田力のゴールを守り抜き、苦しい試合をものにして3回戦へと駒を進めた。いずれも簡単な試合ではなかったが、「2勝している」という事実はポジティブな要素と言えそうだ。

J2リーグで下位に位置する岐阜は、前節、J1昇格プレーオフ出場権を争うV・ファーレン長崎と対戦。カウンターで先制点を奪いながらも、その後逆転され黒星を喫した。しかし、1点目の起点となったジウシーニョとレオミネイロの2トップは連係も良く、カウンターの破壊力は十分。途中出場で流れを変えるチーム内得点王・難波宏明や攻撃的MF高地系治にも警戒が必要だ。岐阜は残留争いの渦中にあり、勝利への強い意気込みを持ってこの試合に臨んでくるだろう。その勢いをどうコントロールするかが、ジェフにとって勝利に近づくためのポイントとなりそうだ。

もちろん、ジェフにとっても後がない。今できることは、ひとつでも多くの勝点を積み上げて、順位を上げること。そのために、チーム一丸となって戦うことである。敵地での対戦とはいえ、臆するわけにはいかない。勇気を持って、ゴールへと向かう。



関塚 隆監督
(前節・大分トリニータ戦を振り返って?)ストレスが溜まるような前半の戦いでしたが、後半は集中が切れずに、心を一つに戦った結果で追いついたので、これを次の試合につなげていくこと、そして、トレーニングでも、そこがつながってきていると思います。とにかく目の前の試合を一つ一つ、最高の出来で戦っていくことが大事になります。
(キム ヒョヌン選手が出場停止ですが?)トレーニングの状況を見て、トライしながら(ポジションについては)作っていきたいと思っています。
(公式戦でFC岐阜とは今シーズン3度目の対戦になりますが?)選手やチームのコンディションがある中で、方法を変えていくということもあると思いますが、リーグ戦と天皇杯で対戦した時では(戦い方が)違っていましたし、ここ数試合を見ていても、その時とはまた違う印象を受けます。我々も戦い方を整理しながら、自分たちの形をどう引き出すかを考えながら試合を進めていきたいと思います。
(FC岐阜戦の翌日は監督の誕生日でもあり、勝利で祝いたいですね?) そうですね(笑)。一番、勝利がうれしいですね。昨年はザスパクサツ群馬戦で勝利をもらいました。
フクアリのこけら落としの初戦(横浜F・マリノス戦)が2対2のドローで、11年目のスタートとなった大分トリニータ戦も同じ結果で終わってしまいましたが、大分に吹いていた風を自分たちで挽回して勝点1を得た。プレーオフ圏内にも戻り、ここから自分たちの力で切り開いて行けるかの戦いになります。しっかりと注力して、サポーターの応援に応えられるような戦いをしていきたいと思います。

大岩一貴
(大分戦を振り返り)先に失点をしてしまうと厳しい。そこは守備陣として反省をしなければいけない点です。相手が攻撃を仕掛けてくるラストの部分に気を付けていかなければいけません。
(FC岐阜戦に向けて)とにかく相手よりも、目の前の相手に“負けたくない”という気持ちしかありません。
(相手の強力なアタッカー陣に対して)いい選手がいると思いますが、やられないように対応しなければいけません。特に高地系治選手がボールを持った時にいいパスが出てくる。そして、難波宏明選手には個の力があるのでしっかりと抑えていきたいと思います。
(キム ヒョヌン選手の出場停止によって)どこで出るか分かりませんが、いつもより声を出すことを意識して、自分のやるべきことをやるだけだと思います。無失点で終えられるように頑張ります。

パウリーニョ
(今シーズン、FC岐阜とは3度目の対戦になりますが)やりにくさはありません。相手のことが分かるだけ準備がしやすく良いことの方が多いと感じます。もちろん相手も研究はしてきますが、我々は実力のあるチームです。たくましい状態で入れると思うので自信を持っています。
(相手の強力なアタッカー陣に対して)警戒をしなければいけません。特にレオミネイロ選手は調子が上がってきていますし、ジウシーニョ選手も経験が豊富です。対戦相手としては嫌な選手たちです。また、高地系治選手や難波宏明選手という力のある日本人選手もいますので警戒をしなければいけません。
(主導権を握るためには)中盤のヘニキ選手は非常に強い選手ですし、中途半端な形で奪いに行ってはダメです。過去の試合ではハードな気持ちでプレーしたことが勝利した要因だと思います。

ネイツ ペチュニク
(当初10ゴールが目標でしたが、新たに設定した15ゴールが見えてきました)近づいてきますね(笑)。その中で、昇格を目指すことが我々の目標です。そこはブレていません。
(大分戦は0対2から追いつき、チームに勢いを感じますが)前半で2失点をしてしまいましたが、追い付ける自信がありました。前半のチャンスを決めていれば簡単な試合になっていたかもしれません。勝利することを信じて戦うことが最も大事になります。
(今シーズンの公式戦、FC岐阜とは3度目の対戦ですが)我々は2度、勝利をしていますが、3度、同じ相手に勝つことが困難であることは間違いなく、タフなゲームになります。次も勝利をするために全力で戦いたいと思います。


前節の結果
長崎 2-1 岐阜


FC岐阜 第37節 長崎戦布陣



ジェフ千葉 第37節 大分戦布陣



最近の戦績
9/23 札幌 1-2 岐阜
9/27 水戸 0-2 岐阜
10/4 岐阜 1-2 徳島
10/10 京都 0-0 岐阜
10/18 長崎 2-1 岐阜

最近の対戦
2013/08/25 千葉 1-1 岐阜
2014/05/06 岐阜 2-2 千葉
2014/09/20 千葉 1-0 岐阜
2015/07/04 千葉 3-1 岐阜
2015/09/06 千葉 1-0 岐阜