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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

勝ち続けることでしか可能性が広がらないクライマックス。第41節は、敵地に乗り込んでファジアーノ岡山と対戦する。

岡山は前節、敵地でFC岐阜と対戦。前節からスタメンを4人入れ替えて臨んだ試合は、ピッチに水溜まりができるほどの大雨に見舞われ、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。3バックの岡山はディフェンスラインの背後を狙われてたびたびピンチを迎えたが、前半のうちに岐阜のMFヘニキが退場。数的優位に立ち、攻勢を強めた。しかし決定機を決められずに終盤を迎えると、FW押谷祐樹がラフプレーで退場。雨中の熱戦はスコアレスドローに終わり、勝点1の獲得にとどまった岡山はこの時点でJ1昇格プレーオフ出場の可能性が消えた。

ジェフは前節、ホームのフクアリで東京Vと対戦。立ち上がりから積極的な攻撃姿勢で相手ゴールに迫ると、森本貴幸の豪快な一撃で先制ゴールを奪う。その後もシンプルな縦パスで相手を押し込んだジェフは、たびたび決定機を迎えて追加点を狙った。しかし追加点を奪えず、後半は選手交代によって対応を変えた東京Vに押し込まれ、特に試合終盤にはいくつかの決定機を作られる。それでも、最後まで粘り強い守備でゴールを死守したジェフは、1-0で白星を獲得。他会場の結果によって順位を6位に上げ、再びJ1昇格プレーオフ圏内へと滑り込んだ。

5位の愛媛FCとは勝点で5ポイント離れているため、残り試合数を考えれば6位を死守することが大きな目標となりそうだ。7位のV・ファーレン長崎、8位の東京Vともジェフと同勝点の「57」、2連勝で9位に浮上したコンサドーレ札幌は同「54」、さらに10位のツエーゲン金沢と11位のギラヴァンツ北九州が同「53」、12位のロアッソ熊本が同「52」と、“残り1枠”をめぐる争いは混沌を極めている。

迎える岡山戦ではキャプテンのパウリーニョと佐藤勇人のボランチコンビに加え、スロヴェニア代表に招集された得点源のネイツ ペチュニク、朝鮮民主主義人民共和国代表に招集された攻撃の切り札、安柄俊が不在。ジェフにとっては「不安材料」と見る向きも強いが、今こそ選手層の厚さと“チーム一丸”の強さを見せつけたい。それをピッチで表現し、何よりほしい「結果」を手に入れることができれば、ジェフはまたひとつ、大きな一歩を踏み出せることになる。

ラスト2試合、そして、その先の2試合における“勝利”のみを目指して、ジェフは目の前の一戦にすべてを懸ける。東京V戦で見せた「前へ」の気持ちをピッチで表すことができれば、目標に向けて、必ず前進できると信じている。


関塚 隆監督
(岡山は)非常に守備が堅く、そこから速い攻撃をしてくるチームだと思います。今週は(間隔が)1日短いなかでチーム作りをしていますので、(ヴェルディ戦で)90分戦った選手も含めて、プランをしっかりと立てて(トレーニングを)やっていこうと思っています。
(相手は残留争いも昇格争いも関係ないチームですが)相手のことより、まずは我々だと思います。残り2試合になると、どのチームもホーム最終戦が絡んできますから。「ホーム最終戦でしっかり白星を」という気持ちは、どのチームも強いと思います。
(6位争いでは得失点差が重要になりますが?)今のJ2の戦いで、点差まで考えて戦えるような相手はいないと思います。とにかく我々はしっかりと、一戦一戦を勝ち抜いていくということを第一に考えます。我々に残された昇格の道はプレーオフ突破しかありませんから、そういうことを考えると、本当にいかに1試合1試合を勝ち切って勝点3を奪っていけるかどうかです。1週間で準備をして、それを結果につなげていく。それが一番大事なことだと思います。

岡本 昌弘
ヴェルディ戦は勝ってよかったですけど、まだ何も成し遂げていないし、この先も勝ち続けないといけません。残り2試合で勝ち癖をつけて、プレーオフに臨めるようにしたいと思います。
試合のポイントは、岡山のサッカーによるところもありますけど、3バックですし、相手が前から来るようだったらその裏を取ること、引いてくるようだったらそれを崩すこと。リスクマネジメントをしつつ、しっかりとやりたいと思います。
(ジェフでチームメイトだった)久保裕一選手は、体が強くてがむしゃらにやってくるタイプのフォワードです。伊藤大介選手はすごく良いボールを蹴ってきます。竹田忠嗣選手もいますし、試合に出たら、彼らにやられないようにしたいと思います。

佐藤 健太郎
(ヴェルディ戦で佐藤勇人選手とパウリーニョ選手が警告を受けた時には)「(岡山戦は)出場停止だ」と他のメンバーと話はしましたが、その時は特に次の試合のことを思うこともなく、目の前でやっているヴェルディ戦に勝つことしか考えていませんでした。ただ自分は、ずっと先発で出たいという思いでトレーニングに取り組んでいます。ヴェルディに勝ってチームの雰囲気も良いですし、岡山戦に向けてはどんな状況になってもベストを尽くせるように準備をしたいと思います。
相手に(ジェフでの元チームメイトなど)知っている選手がいたら、一緒にピッチに立ちたいなと思いますし、真剣勝負の場でやれる機会は少ないので楽しみです。相手はいろいろな思いを持って試合に臨んでくると思うので、そこは要注意です。

田中 佑昌
(ヴェルディ戦は)久しぶりに勝てたし、チームの雰囲気はすごく良くなっていると思います。ただ、やっぱり(先制点直後の自身の決定機で)2点目を取れていればもっと楽に試合を運べたと思うし、そのほかにも追加点を取るチャンスはありました。チームとしてはここ最近、しっかり決め切ることが課題なので、今週のトレーニングでもその部分を突き詰めてやっています。 (岡山は)カウンター+前線からのプレスというのが多いので、そこをうまくはがして、カウンターを警戒しながら戦っていかなければいけないと思います。自分としては常に(攻撃に絡む)準備はしているし、毎試合1回は必ずチャンスが来るので、そこをしっかり決め切るだけだと思います。


前節の結果
岐阜 0-0 岡山


ファジアーノ岡山 第40節 岐阜戦布陣


ジェフ千葉 第40節 東京V戦布陣



最近の戦績
10/10 東京V 1-1 岡山
10/18 岡山 0-0 金沢
10/25 横浜FC 0-0 岡山
11/1 岡山 1-2 讃岐
11/8 岐阜 0-0 岡山


最近の対戦
13/04/14 千葉 0-0 岡山
13/09/29 岡山 3-0 千葉
14/03/09 千葉 1-0 岡山
14/08/24 岡山 1-0 千葉
15/03/29 千葉 1-0 岡山