久々にアウェイで勝利することができて、サポーターとともに喜べたことに満足しています。松本は開幕4試合目にしてホーム初戦ということで、このスタジアムの雰囲気を含め、すごく難しい試合になると思っていました。それをみんなで理解しつつ、うまく辛抱しながら、勝機を手繰り寄せようという話をして、試合に入りました。

過去の3試合と比較すると、松本は1ボランチから2ボランチにして、守備を安定させながら攻撃を仕掛けてきました。それによって、我々はなかなかシュートまで持っていけませんでした。前半の終了間際にはリスタートから危ない場面もありましたが、それを抑えながら、しっかりと先制点を取れたことが勝利に結びついたと思います。残り5分とアディショナルタイムについては相手に圧力をかけられましたが、よく最後まで集中を切らさず、足を止めずに粘れたと思います。そのあたりに成長の一端が感じられたのではないかと思います。

─── 井出遥也を投入してシステムを変えましたが、あらかじめ準備していた戦術なのでしょうか？

そうですね。最終ラインを5枚にして、吉田眞紀人を1トップとする5-4-1の形にしました。相手の縦への圧力をしっかりと抑えようという狙いがありました。

1-0だったので、最後まで気が抜けない試合でした。取れる時に2点目を取れれば楽なんですけど、簡単じゃないですね。最後は相手もパワープレーで放り込んできて、危ないシーンもありました。でも、みんながしっかり体を張って、サボらずにやっていたからこそ防ぐことができたと思います。

相手はホーム開幕戦で気合いが入っていたと思うし、特に最後は相手のサポーターがすごい雰囲気を作っていたので、やりづらい相手だなと改めて感じました。それでも、昨シーズンまでJ1にいたチームが勝点3を取りにきている試合で、1-0で完封で勝てたことが自信になると思います。この流れを続けながら、また次の試合に向けて準備したいと思います。

1-0で勝てたことが大きいと思うし、得失点差のことも考えながら、これからも「後ろはゼロで抑える」ということを考えながらやっていきたいと思います。（最後は）ボコボコと蹴られていたのでキツかったですが、ある程度は分かっていたことなので割り切っていました。

ただ、最後の時間帯はほとんど相手にボールを拾われて蹴られていたので、サイドでキープしたり、時間の使い方がうまくできれば良かったですね。ここで連勝することができたので、ホームに帰って3連勝できるように頑張ります。

前半からチームとしてボールの動かし方も良かったし、狙っていたこともうまく機能していたので、それがゴールにつながったと思います。（ゴールについては）決まった後、サポーターが近くにいたので喜びが爆発しました。

今日は難しい試合になると思っていましたけど、チームが同じ方向を向いて戦えたのが良かったし、あれだけ攻撃されながら無失点で終えられたことが自信になると思います。今日は本当に、大きな勝利だったと思います。アウェイまでたくさんのサポーターに来ていただいたことが、励みになり、後押しになりました。次の試合も頑張ります。

前節、ホームで勝てたことで今日勝てば連勝できるし、松本はホーム開幕戦なので難しい試合になることは分かっていました。ジェフにとってこのスタジアムはあまり相性が良くなかったんですが、今年はそういうことも含めて「変える」ということが重要だったので、試合前にも「絶対に勝たなければいけない」という話をしました。みんなが最後まで勝点3を取るためにプレーしてくれたので、本当に良かったと思います。

（押し込まれた終盤について）ここ数年、ああいう展開になるとやられてしまう試合が多かったんですが、ピッチに立っている選手も、ベンチにいる選手も、スタッフも含めてみんなで声を出すことができました。そういう気持ちがあったからこそ、最後まで体を張れていたと思うし、チームが一つになって戦えたと思います。ジェフとしては難しい相手だったので、ゼロで抑えて、みんながやれることをしっかりやって、勝って千葉に戻れるということが今後につながると思います。