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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

序盤戦の大一番と言っていいだろう。

2勝1敗で迎える第4節の相手は、昨シーズンJ1を舞台とした松本山雅FC。昇格争いのライバルと対峙するアウェイの直接対決を制することができれば、勢いに乗れることは間違いない。

松本は前節、同じくJ1から降格してきた清水エスパルスと敵地で対戦。試合は立ち上がりから清水が主導権を握り、攻撃する隙を与えられなかった松本は前半1本、後半2本のシュート数に抑えられるなど苦戦を強いられた。それでも、好セーブを連発したGKシュミット ダニエルを中心に、持ち味である堅守を発揮。終始劣勢に立たされたゲームをスコアレスのまま終え、敵地から貴重な勝点1を持ち帰った。

開幕からの3試合をすべてアウェイで戦った松本にとって、迎えるジェフとの第4節は今シーズン初のホーム戦となる。国内屈指と称される熱狂的なサポーターの期待は大きく、チームもようやく迎えるホーム開幕戦に並々ならぬ意気込みで臨んでくるだろう。ジェフにとっては、そんな独特の雰囲気にのまれることなく、いつもどおりのプレーができるかどうかがポイントとなりそうだ。

松本はエースのオビナが故障で戦列を離れているが、前線でタメを作れるFW山本大貴、高精度のプレースキックを武器とするMF宮阪政樹、中盤の底で攻守に貢献するMF武井択也など、新戦力が充実。かつてジェフの10番を背負ったMF工藤浩平やDF飯田真輝はベテランらしく安定したパフォーマンスを見せ、代名詞である組織的な守備はチーム全体に浸透している。そして、このチームを率いる反町康治監督は、国内でも指折りの策士である。

関塚隆監督が言う。

「『いろいろやってくるだろうね』という話はしました。“策”をいくつか持って臨んでくるだろうと思っています」

前節、ジェフはホームで横浜FCを退け、勝点3を獲得した。唯一のゴールとなった決勝点を奪ったのは、2014シーズンは松本のエースとしてJ1昇格に貢献した船山貴之。開幕から好調を維持していたストライカーの移籍後初得点は、右サイドから上がったクロスをボレーで打ち抜く鮮やかなゴールだった。船山だけではなく、この試合が今シーズン初スタメンとなったMF長澤和輝、FW吉田眞紀人もフル出場で存在感をアピールした。

2013シーズンの1年間、期限付き移籍で松本に在籍した吉田が言う。

「松本にいたときはなかなか試合に出られず、苦しいシーズンでした。悔しい気持ちが残った1年だったので、この試合で結果を残したいという気持ちは強いです」

相手はリーグ屈指の強豪だ。しかしフクアリ2連勝の勢いを加速させ、つかんだ手応えを自信に変えるためにも、なんとしても勝点3を持ち帰りたい。序盤戦の大一番、ジェフはチーム一丸となって、持てる力のすべてをぶつける。



関塚隆監督
もちろん、連勝したいですね。連勝するための準備を、選手たちとしています。山雅さんは開幕からここまで3試合すべてアウェイでの戦いで、ここでやっとホーム開幕戦を迎えます。なんとしても自分たちの勢いあるサッカーをして、勝ちたいと思っているはずです。それに対して我々もしっかりと準備をして、その(松本の)勢いを断ち切り、打ち破っていきたいと思います。
(松本は)やることが非常に徹底されていて、武器になるところが多いです。前線のオビナ選手が怪我をしているようですが、そこに山本大貴選手が入って前で起点になっています。攻守にわたってハードワークできる選手がそろっていますが、そこに対して我々は受けて立つのではなく、前進する戦いをしたいと思っています。
(松本・反町康治監督は)「いろいろやってくるだろうね」という話は(選手たちと)しました。今度はどうやってくるかといった、具体的な話はしていません。でも何かはしてくるでしょう(笑)。“策”をいくつか持って臨んでくるだろうとは思っています。

多々良 敦斗
間で顔を出して(ボールを)受ける回数は、だんだん増えてきていると思っています。そういうのをどんどん増やしていかないと厳しくなってくるので、これからも続けていかないといけないし、できていることはやり続けていこうと思っています。
移籍して(松本を)外から見た感想としては、サッカー自体は変わらないということ。あのロングボール。J1経験のあるチームだし、しっかりつなぐこともできます。ここで今、ジェフがどのくらいやれるのかを試せるので、(松本の)走るサッカーをしっかりと止められるようにしたいです。
古巣ということで、いつもの試合よりは違った感情になるかもしれませんが、ジェフのことだけを考えて勝点3を取るためにやるだけです。松本自体にはすごく感謝していますけど、ジェフの昇格を考えると叩いておかなければいけない相手です。しっかりと準備したいと思います。

山本 真希
松本は全員がハードワークしてくるチームだと思いますし、ロングボールも多用してくるイメージです。今週は、松本にいたことのある選手たちが、トレーニング中に「こういう場面は全員でプレッシャーに来るよ」とか、「ここが空いているよ」といったことを話して、チームに落とし込んでくれました。
あのスタジアム(アルウィン)の雰囲気は、ホームの松本にとっては大きな後押しになるかもしれませんが、逆にアウェイ側の自分たちからすると、そのサポーターを静まり返らせたいという気持ちが大きくなる雰囲気でもあります。その(静まり返る)瞬間はとても気持ち良いですし、だからこそこの試合は、先制点を早い時間に取れれば試合を優位に運べると思います。前半のうちにリードを奪えるようにしたいです。

吉田 眞紀人
(前節の横浜FC戦は)攻撃面だけでなく、前線からの守備もしっかりやろうと意識していました。今週のトレーニングでは攻撃に関して、より相手の間でボールを受けるようにしていこうと意識して取り組みました。
自分が松本にいたときはなかなか試合に出られず(2013年J2リーグ1試合出場)苦しいシーズンでした。悔しい気持ちが残った1年だったので、この試合で結果を残したいという気持ちは強いです。チームが勝つことが一番なので、そういう意味でも結果を残して、その助けになりたいなと思っています。(船山)貴之さんと2トップを組むときは、お互いにいろいろ要求しながらやれていて、良い関係です。(同じく松本が古巣戦となる)貴之さんとアルウィンで組むことになったら不思議な感じがしますし、そのぶんとても楽しみです。



[前節の結果]
清水 0-0 松本

[松本 第3節 清水戦 布陣]




[ジェフ千葉 第3節 横浜FC戦 布陣]




[最近の戦績/松本]
02/28 熊本 1-0 松本
03/06 横浜FC 0-2 松本
03/13 清水 0-0 松本

[過去の対戦成績]
12/11/04 千葉 2-0 松本
13/05/19 千葉 1-0 松本
13/08/18 松本 3-2 千葉
14/06/28 千葉 0-1 松本
14/11/09 松本 2-1 千葉
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
3.20 (日) 14:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第4節 VS 松本山雅FC

試合会場松本平広域公園総合球技場

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