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2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

充実の1-0



ツエーゲン金沢をホームに迎えた第7節は、前半終了間際に富澤清太郎が奪ったジェフでの初ゴールによって1-0で勝利。セレッソ大阪戦で喫した黒星のショックを払拭するために目指した勝点3を、ジェフは見事に手に入れた。

この日の布陣は4-4-2。GKは佐藤優也。最終ラインは右から多々良敦斗、イ ジュヨン、近藤直也、阿部翔平の4人。ボランチにはC大阪戦の後半に好パフォーマンスを見せた富澤とアランダが入り、右サイドに井出遥也、左サイドに長澤和輝が位置。2トップには船山貴之と吉田眞紀人が並んだ。

C大阪戦で浮き彫りになった前半の戦い方における課題は、この試合に関しては見事に修正された。ジェフは立ち上がりから積極的な攻撃を見せ、6分、8分と立て続けにチャンスを作って相手ゴールに迫った。さらに、14分には相手最終ラインの背後に抜けた船山がGKと一対一に。シュートはクロスバーに阻まれ決定機を逸したが、5バックに近い布陣を敷く相手の陣内深くまで押し込む展開が続いた。

前半の中盤以降は膠着状態が続いたが、ゴールが欲しい最高の時間帯にこの試合の決勝点は生まれた。前半終了間際の45分、アランダのロングフィードから始まったカウンターは井出のクロスにつながり、逆サイドでこぼれ球を拾った長澤がラストパス。後方から走り込んだ富澤が鮮やかなシュートをゴール右隅に決め、ジェフが待望の先制点を奪った。

後半もジェフの攻勢は続き、48分、50分、55分と立て続けに鋭いカウンターを発動。船山や井出のシュートは相手の守備に阻まれたが、ジェフは迫力あるカウンターで何度も決定機を作った。追加点を奪えなかったことが課題として挙げられるが、選手たちが連動してパスをつなぐ攻撃を繰り出せたことは大きな収穫と言えそうだ。

76分から途中出場したオナイウ阿道、86分から途中出場した町田也真人も攻守両面で存在感をアピール。ジェフは最後まで攻撃の姿勢を貫き、追加点こそ奪えなかったものの無失点のまま勝点3を手にした。関塚隆監督が言う。

「アウェイのセレッソ大阪戦は前半の内容に問題があり、後半は盛り返したものの勝点を奪えませんでした。そういう状況で、チーム全体がもう一度自分たちのやるべきこと、攻守一体のサッカーをしようということで今週のトレーニングに臨みました。非常にいい状態でトレーニングできましたし、今日の試合では立ち上がりからそういう部分を出すことができたのではないかと思います」

次節の対戦相手は、第7節終了時点で5勝1分1敗と好調を維持する町田ゼルビア。ホーム連戦の利を活かし、勝利を手にして上位争いに踏みとどまりたい。

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