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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

J2昇格1年目のレノファ山口FCに敵地で喫した完敗は、星勘定の上でも、内容面でも、決して小さくないショックをチームに与えたに違いない。それでも、関塚隆監督は前を向く。「2-4」という結果は「攻めの姿勢で戦った結果」。この試合で見えたポジティブな側面とネガティブな側面を受け止め、「しっかりと整理していくことが大事」と話し、こう続けた。

「やっている方向は決して間違っていないと思う。しっかりとそれを継続して精度を高めていきたい」

アウェイの連戦となる今節の相手は、現在16位に位置する水戸ホーリーホック。ジェフにとっては過去5戦で4勝1分と相性のいい相手だけに、復調のきっかけとなる勝利の勝点3を持ち帰りたい。

水戸は前節、アウェイで東京ヴェルディと対戦。故障から復帰したGK本間幸司をはじめスタメンを5人入れ替えて臨んだが、それが奏功する形で快勝を収めた。立ち上がりから水戸のペースで進んだ試合は、36分、FW三島康平のパスで相手最終ラインの背後に抜けたMF今瀬淳也がゴール前で粘り、Jリーグ初得点を記録。後半に入っても優位は変わらず、60分にはロメロ フランクのCKにキャプテンマークを巻くMF船谷圭祐がヘディングで合わせて追加点を奪う。さらに、73分には中盤で相手のパスをインターセプトしたMF湯澤洋介がスピードに乗ったドリブル突破から3点目を奪取。それまでチーム総得点「5」と決定力不足が懸念されたチームは、一気に3得点を奪って今シーズン2勝目を挙げた。

昨シーズンまで水戸でプレーした吉田眞紀人が言う。

「西ヶ谷監督を含めてすごく“細かい”チーム。守備が堅いチームなので得点するのは難しいかもしれませんが、まずは先制点を取って、良い流れで試合を運びたい」

ここ数試合でジェフが露呈している課題は、試合の入り方にある。山口戦の失点は“受け”に回った結果ではないものの、先制点を奪われ、主導権を握れなかったことが大量失点につながったことは間違いない。前々節のFC町田ゼルビア、前節の山口と同様、連勝を狙う水戸は“勢い”をもってジェフに挑んでくるだろう。それをどのように対処し、先制点を奪って試合を優勢に進められるかが勝負のポイントとなりそうだ。

第9節終了時点で10位という順位は決して本意ではないが、3位につける北海道コンサドーレ札幌との勝点差は3と上位陣の混戦模様は続いている。厳しい結果を突きつけられた試合の直後だからこそ、勝利を手にして上位争いに食らいつきたい。


関塚 隆監督
1日1日をかけてリカバリーしていくことが、我々がやらなければいけないことだと思っています。どうやってポジティブに切り替えていくか。(山口戦は)攻めの姿勢でやった結果であり、受けてやられた失点ではありませんでした。やれたこと・ほころびが出たところが見えた部分もあったので、そこをしっかりと整理していくことが大事だと思います。今の我々は狙いとするサッカーをやるために、一つひとつ起こってきたことをどうやって詰めていくか。その作業も、試合を進めながらやっていきます。やっている方向は決して間違っていないと思うので、しっかりとそれを継続して精度を高めていきたいと思います。
水戸の前節の試合(東京ヴェルディ戦)を見ましたけれど、形があり、どこでも体を張って守ってきます。そこからやはりストロングな部分を生かした攻撃をしてきます。どちらがちゃんと、耐えながら相手のストロングポイントを消しながら自分たちの良さを出せるかがポイントだと思います。

阿部 翔平
前節の山口戦は、油断したわけではないと思うんですけど、隙があったところで(山口に)しっかりと点を取られてしまいました。あとは、中盤で前向きにボールを奪ったりしていましたが、そこをしっかりチャンスにつなげて得点を奪えなかったところが残念でした。
水戸の監督の西ヶ谷(隆之)さんには、僕が筑波大学のときにコーチとして教わりました。お世話になっていたので、試合を終えて、「アベショーにやられたな」と言われるように、しっかり勝ちにいきたいなと思います。内容にもこだわりたいところですけど、しっかり勝点3をとることを一番に求めてやっていきたいです。チームとしては、プレーの意図が一つになっていれば、想定外のミスパスになったとしてもそこからまたプレッシャーにいくことができる。なんとか攻撃のイメージをみんなで一つに共有したいと思います。

井出 遥也
(山口戦では)攻撃面でチャンスを作れていたし、形もできつつあります。ずっと言っていますが決め切る力、仕留める力を付けていくだけだと思います。(富澤選手へアシストした場面は)自分でもシュートを打ちたかったですが、相手のカバーもあったのでより良い選択をしました。アシストだけでなくゴールを決めて、チームを勝たせるようなプレーを多くしていきたいです。水戸戦から連戦になりますし、チームの総合力が問われるところです。まずはアウェイのこの試合、勝って戻ってきたいと思っています。
(佐藤祥選手は)守備の部分ではボール奪取力がすごいです。たぶんジェフに対しても強い思いがあって、いつも以上に強い気持ちで試合に臨んでくると思います。嫌なところもありますけれど、特徴が分かっていることを“やりやすい”と考えてプレーしたいと思います。

吉田 眞紀人
大敗したあとの試合は、内容よりもいかに結果を出すかが大事です。どんなに見苦しいプレーになったとしても、絶対に勝たないといけません。こういう流れで次の試合に負けてしまうと、さらに悪いほうにいってしまいます。内容も大事ですけど、プロとして勝ち切ることが一番大事だと思っています。チームも、そしてフォワードとして僕自身も、なかなか得点という結果が出せていないことは強く感じています。
水戸は西ヶ谷監督を含めてすごく“細かい”チームです。古巣ですが、成長したところを見せたいとは思うものの、特別な思い入れというのはそこまで強くありません。守備が堅いチームなので得点するのは難しいかもしれませんが、まずは先制点を取って、良い流れで試合を運びたいと思います。


[前節の結果/水戸]
東京V 0-3 水戸



[前節の布陣/水戸]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/水戸]
03/20 水戸 2-3 岡山
03/26 岐阜 1-0 水戸
04/03 水戸 1-0 群馬
04/09 水戸 1-2 愛媛
04/23 東京V 0-3 水戸


[過去の対戦成績]
13/08/04 千葉 2-0 水戸
14/04/05 水戸 1-2 千葉
14/08/31 千葉 1-0 水戸
15/03/15 千葉 2-0 水戸
15/07/22 水戸 1-1 千葉
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
4.29 (金) 17:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第10節 VS 水戸ホーリーホック

試合会場ケーズデンキスタジアム水戸

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