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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

関塚隆前監督から指揮権を受け継いだ長谷部茂利監督代行は、J1昇格に向けたチームの再出発についてこう話した。

「我々は船出で言うと、まさに“出航”するところ。前回(前半戦)で勝ったということは関係なく、挑戦するつもりで戦い、勝点を取れるようにしたい」

第25節終了時点で8勝9分8敗。勝点33で9位。首位に立つ北海道コンサドーレ札幌との勝点差は「20」に開き、チームは当面の目標をJ1昇格プレーオフ圏内の6位に切り替えた。現時点で、6位・清水エスパルスとの勝点差は「8」。残り17試合でこの差を詰め、逆転し、より高い順位でリーグ戦を終えるための現実的な戦いによって、ジェフは目標達成に向かわなければならない。

長谷部監督代行が「出航」と例える新体制の初戦は、敵地での横浜FC戦。監督代行はこの試合の目標を明確にした。

「目指しているのは無失点です。ゼロ失点で、得点を1点以上取れれば、それで勝てるので。それはチーム全員で目指したいと思います」

横浜FCは、前節、ホームでギラヴァンツ北九州と対戦。21分に左サイドを崩されて先制点を奪われると、前線のターゲットとなる大久保哲哉を起点に反撃を試みた。後半に入るとMF佐藤健介の鮮やかなミドルシュートで同点に追いつき、1-1のままアディショナルタイムに突入。CKから北九州のFW原一樹に勝ち越し弾を奪われたが、直後の攻撃でゴールを奪い返し、劇的なアディショナルタイム弾で勝ち点1を拾った。横浜FCは現時点で勝ち点28の15位。しかし消化試合が1試合少なく、ジェフとの差は決して大きくない。

前節の清水エスパルス戦について、若狭大志は「あっという間の4失点だった」と振り返り、長澤和輝は「結果がすべて。チームとして足りないが部分ある」と語った。2点のビハインドを跳ね返し、逆転に成功してからの再逆転による敗戦という結果には、誰もが大きなショックを受けた。それでも、新体制下で前を向いて進まなければ、目標達成は見えてこない。

イ ジュヨンが言う。
「(長谷部監督代行は)自分のサッカーがどんなサッカーかをみんなに説明している段階で、全体的にチームが一つになってプレーすることを大切にしている印象を持っています」

山本真希も同調した。
「(今のチーム状況は)自分たちがやらなければいけないことが、ハッキリするようになった」

ピッチ内の変化について、町田也真人が説明する。
「距離感を近くしてプレーをするようにと言われたので、そこはやりやすいと感じます。前線の連係に手応えはあるし、得点は取れています。無失点試合が少ないので、守備から入りたい」

一つひとつ、結果を積み上げていくしかない。やるべきことは、誰もがよく理解している。


長谷部 茂利監督代行
(横浜FCは)ケガ人が多いようですけれど、出ているメンバーのクォリティというのはキープできているようなので、そこにどう立ち向かっていくか、挑戦できるかです。横浜FCも、ミロシュ ルス前監督の体調不良により監督交代をしましたけれど、だいぶ時間も経っています。そういことを考えると、我々のほうが状況としては良くないというところだと思います。我々は船出で言うと、まさに“出航”するところ。前回(前半戦)で勝ったということは関係なく、挑戦するつもりで戦い、勝点を取れるようにしたいです。
(個の力を持つ大柄な選手が前線にいる横浜FCに対して)そこだけが防がなければいけないポイントではないです。たくさんあると思うので、全部防がなければいけないところなのですが、高さや強さというところには注意したいですね。前線の選手は特にそういう特長を持っているので、全員で協力して防ぎたいと思います。
目指しているのは無失点です。ゼロ失点で、得点が1点以上取れれば、それで勝てるので。それはチーム全員で目指したいと思います。

若狭 大志
(前節を振り返り)悔しい、その結果で関塚監督が解任されたことは非常に責任を感じています。あっという間の4失点でした。チーム全員が同じ守備意識を持つことが大事になると感じています。(横浜FC戦に向けては)僕個人としては、(大分在籍時に)得点を取ったことのあるチームなので、良いイメージはあります。しかしチームの状況が状況だけに、相手どうこうよりも結果を出さなければいけません。勝つことで一つでも順位を上げて、上位チームと差を詰めたい。これ以上、離されるわけにはいきません。残り17試合は、あっという間です。危機感を持ってプレーをしたい。とにかく無失点で終えること、失点しても崩れないことが大事になる試合です。

イ ジュヨン
(長谷部監督代行は)自分のサッカーがどんなサッカーかをみんなに説明している段階で、全体的にチームが一つになってプレーすることを大切にしている印象を持っています。(横浜FCは)前線の大きいフォワードの選手を使って起点を作り、その後、多彩な攻撃をしてくるイメージがありますが、しかし僕たちが厳しくいけば問題はないと感じています。全体的に連動することで無失点に近づきます。僕だけではなく、みんなが責任感を持ってプレーを続けたい。そして得点をして勝ちたいです。

比嘉 祐介
(前節は)せっかく勝っていたのに、しかも相手は(退場者が出て)人数が少ない中で2点を取られてしまいました。ディフェンダーの選手として、一番やってはいけなかったことだと思うので、(気持ちとしては)悔しさだけです。
(今のジェフは)失点が多い。(長谷部監督代行が)「みんなコンパクトになってカバーし合える距離でサッカーをしていこう」と言っていたし、その通りだと思います。試合に出たらやるだけ。勝つためには何でもできるように準備していきたいです。
横浜FCは、カズさん(三浦知良選手)が出てくるんじゃないかという楽しみもあります。(三浦選手と)試合をしたことがないので、戦ってみたいなという気持ちがあります。カズさんは、小さい時に見てきて(それで僕も)サッカーをはじめました。憧れの選手と同じピッチに立つのはすごいことだと思うので、出場したいです。

山本 真希
(今のチーム状況は)自分たちがやらなければいけないことが、ハッキリするようになった。選手が連動しなければ守備にも攻撃にもいけないので、そこはしっかりと詰めていきたい部分です。(ビルドアップについて)うまく回らないときには、僕が受けに下がったほうがボールは回ると思っています。(横浜FCの印象は)前回対戦した時とは違うチーム。勝ち負けを繰り返していて波があるイメージ。そこは受けずにうまく自分たちのペースでやっていきたいと思います。(相手の2トップに対して)まずは入れさせないことが大事。しっかり相手に対してマークにつき、自由にやらせなければ簡単に失点はしない。防ぎようはあります。勝てたらみんなの自信と成長につながると思っています。

小池 純輝
(失点を)ゼロで終われるようにすることが、勝ちに近づくには必要です。(守備の意識は)意識ならすぐに変えられると思うので、しっかり意識したいです。(横浜FCは)昨季まで2シーズン在籍していたチームなので、そういう意味では知った仲です。今季のメンバーで言うとイバ選手や大久保哲哉選手など、前線に大柄でパワフルな選手がいます。若手では、野村直輝選手も出てきていますし、上手な選手が多いです。先制点は大事だと思います。ピッチに立ちたいという気持ちは、2年間在籍していたチームなのでやっぱりあります。前節(久しぶりに)出場させてもらって、サッカー選手として幸せに感じたので(ピッチに立つ時間を)長くしたいですし、さらに勝利で終われれば(勝利の喜びも)共有できます。出場時間を増やせるように、しっかりと頑張ります。

長澤 和輝
結果がすべてです。最終的に90分、アディショナルタイムの得点で負けてしまった。チームとして足りない部分があるので、全員で話し合って次に向けてやりたいと思います。(足りない部分として)4失点は改善しなければいけません。失点しなければ負けることはないので、しっかりと守備から見直したいです。(長谷部監督代行に代わり)今の状況を見て、失点が多かったところを直す、そしてシンプルに全体で連動し組織として守備の仕方を見直したい。一緒にやってきている人が監督になったので、違和感なくやれています。(横浜FCは)前線に良い選手がいて、ゴールを狙ってくるチーム。しっかりと練習の中で改善をして失点をしないように、個人としてはゴールに絡むプレーを増やしたいと思います。


[前節の結果/横浜FC]
横浜FC 2-2 北九州


[前節の布陣/横浜FC]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/横浜FC]
07/03 札幌 5-2 横浜FC
07/10 横浜FC 0-2 徳島
07/16 横浜FC 1-1 熊本
07/20 岡山 0-1 横浜FC
07/24 横浜FC 2-2 北九州


[過去の対戦成績]
14/05/24 横浜FC 0-0 千葉
14/08/10 千葉 0-0 横浜FC
15/05/03 千葉 3-0 横浜FC
15/08/23 横浜FC 0-1 千葉
16/03/13 千葉 1-0 横浜FC
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
7.31 (日) 18:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第26節 VS 横浜FC

試合会場ニッパツ三ツ沢球技場

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