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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

「我々の守備は少し変わりつつあります」

長谷部茂利監督代行は、力強くそう話した。前節の愛媛FC戦、スコアレスドローに終わったものの、6月8日に行われた第17節のモンテディオ山形戦以来、約2カ月ぶりとなる無失点で90分間を戦い抜いた。劇的に何かを変えるのではなく、築いてきたものを整理しながら、少しずつチームを整える。新指揮官の言葉からはそんな強い意思が感じられる。

九州を舞台とするアウェイ連戦、その初戦の相手はギラヴァンツ北九州だ。第27節終了時点で22位と最下位に位置するチームだが、第20節の対戦では1-2で敗れている。あの借りを、敵地で返さなければならない。

前節、北九州は敵地でツエーゲン金沢と対戦。前半はベテランMF本山雅志がいる左サイドを軸に攻撃を展開し、リズムを掴みながらも38分に失点。しかし後半は長身FW小松塁を投入し、流れを引き戻して試合終盤に途中出場のFWロドリゴが同点弾を決めた。6試合勝利がない状況が続いているが、ジェフにとって北九州は、2014シーズンも、2015シーズンも連敗を喫している“鬼門”。新体制下で手応えを感じつつある今だからこそ、なんとしても勝点3を持ち帰りたい。

前節の愛媛FC戦で久々に戦線復帰したDF近藤直也が言う。
「相手がどこだろうが、ホーム、アウェイ、関係なく勝っていくしかありません。まずは、自分たちがどうプレーをするかが大事」

途中出場で無失点に貢献したMFアランダは、「メンタル」の重要性を強調した。
「サッカーで勝負を分けるポイントは、メンタルの部分だと思っています。そのメンタルの強さで北九州を上回れるかどうかが非常に大事です。ホームであろうがアウェイであろうが、勝つのは必ず我々だという強い気持ちをピッチ上で表現できるようにしたい」

前節は累積警告による出場停止処分でピッチに立てなかったMF長澤和輝も、士気を高めている。
「この試合では攻守で自分の良さを出していきたい。(北九州との)前回の対戦時には、相手の強烈なカウンターでやられてしまったので、そこをしっかりとケアしたい」

得点が期待されるエウトンは、勝利に対する強い意欲を見せた。
「まず自分たちのサッカーを全てやる。グランドで相手を上回ったサッカーをして必ず勝つ。ここから先、勝ち以外に必要なものは我々にはありません」

勝つための準備は、整った。現時点で10位。J1昇格プレーオフ圏内となる6位の清水エスパルスには、勝点10もの差をつけられている。後がない厳しい戦いの中で、勝利という結果を手に入れることができるか。間違いなく、ここが正念場だ。


長谷部 茂利監督代行
(北九州戦に向けて)戦い方自体は、両チーム今までとそんなに変わらないと思います。ただ一つ、我々の守備は少し変わりつつあります。無失点に抑えるということが目指すところなので、まずはそうできるように。あとはフィニッシュのところですね。お互いフィニッシュの場面が多くなるでしょう。相手も打ってくるでしょうし、自分たちも打ちますのでそこは大事になります。無失点に抑えるというポイントとも重なりますけれど、愛媛戦ではシュートブロックの回数もかなり多くなりました。そういう場面を作らないことと、作られてもブロックして被シュートを枠に飛ばさせないようにする。守備はそうしたいですし、逆に攻撃ではそこで(相手のブロックに)当てないで、クリーンなシュートを枠に飛ばすことと、あとはこぼれ球を泥臭くてもどんな形でもゴールを決めることですね。

近藤 直也
相手がどこだろうが、ホーム、アウェイ、関係なく勝っていくしかありません。まずは、自分たちがどうプレーをするかが大事です。無失点よりも勝たないと自信は生まれてこない。とりあえず勝ちたいです。(前節は)90分プレーできればという感じでした。まだ、けが明けまもなくだったので自分のことで精一杯で、他の選手のカバーまでは気が回らない状態(笑)。自分のできること、縦に入れていく部分など、自分の強みをしっかりと出しながら90分間プレーをしたいです。チーム全体の守備を落ち着かせること、あとはセットプレーで貢献できればいい。そこで点が取れれば前の選手の重圧も和らげることができるので、チャンスがあれば決めて、守備では無失点で抑えることを目指したいと思います。

北爪 健吾
(前節は)タフなゲームになることは分かっていました。守備から入り、どれだけ推進力を出していけるかを意識しました。結果を出せれば自分のゲームにもなっていたので、正直悔しい思いがあります。勝点3を取れなかったことが全てです。(北九州戦に向けて)とにかく誰よりも走って、シュートで終わるプレーや相手の嫌がるようなクロスを入れていきたいです。勝点3につながるプレーを心掛け、一つのプレーでチームを勢いづけたいと思います。次もタフなゲームになると感じます。個人的にもチャンスは来ると思うので頭をクリアにして、先発であっても途中出場であっても結果を出したいです。

アランダ
自分には、ゲームに入った時に流れを変える役割やゲームを落ち着かせる役割があります。その大きな責任を背負っているという気持ちを持って(前節の)前半は緊張した感じで見ていました。後半は実際に相手のゴール陣内に迫る回数も増えていってチャンスも作れましたが、残念ながらそれをゴールに押し込めませんでした。数多くチャンスを作れたということは、チームが前に向かっていく姿勢を見せられた証拠だと思うので、それは前向きに捉えています。
サッカーで勝負を分けるポイントは、メンタルの部分だと思っています。そのメンタルの強さで北九州を上回れるかどうかが非常に大事です。ホームであろうがアウェイであろうが、勝つのは必ず我々だという強い気持ちをピッチ上で表現できるようにしたいです。自分も試合に入ったら少しでも流れを変えるために、ボールを長く持って攻撃を仕掛けられるように意識をしていきます。

佐藤 勇人
(愛媛戦の)前半は相手のペースが続いていましたが、シュートまで持っていける場面もありました。前半を無失点でいけたところは悪くはないと思いますし、後半は自分たちがテンポよくボールを動かせていける自信はありました。しかしゴールを奪えなかったので、勝つことが出来なかったことは残念に思います。(北九州戦を含む九州アウェイ2連戦は)2連勝しか考えていません。それを取りにいくつもりです。勝点3が取れていない状況ですが、アウェイで2勝をすることで、この先も変わります。(北九州との)ホームの時は、[4-4]のブロックで、勢いのある2トップにやられてしまいました。(相手は)2トップで点が取れてしまうので、リスク管理を大事にしたいです。

長澤 和輝
(出場停止だった愛媛戦を外から見て感じたことは)暑さがある中でしっかりと戦っていましたが、うまくつないではいるもののシュートへの場面が少ないと感じました。自分が入ることで、ゴールに向かって行く回数を増やしたいと思いました。ここから連戦(九州アウェイ2連戦)がスタートします。僕は愛媛戦に出場していないので、そのぶんこの試合では攻守で自分の良さを出していきたいと思います。(北九州との)前回の対戦時には、相手の強烈なカウンターでやられてしまったので、そこをしっかりとケアしたい。その中で自分たちがボールを持てる時間もあると思うので、ボールを動かしながら得点につなげるように頑張りたいと思います。

エウトン
(前節は)失点しなかったことは前向きに捉えていいと思いますが、修正しなければいけないこともたくさんあります。やはり引き過ぎず、もっと前でプレーしなければいけません。攻撃の選手同士の距離間が少し遠かったと思うので、できるだけ距離を近くして相手のゴール前に迫っていく回数を増やしたいです。もう相手がどこだからということではなく、どの試合も厳しい試合だというつもりで臨まなければなりません。(北九州の特長を意識するよりも)まず自分たちのサッカーを全てやる。グランドで相手を上回ったサッカーをして必ず勝つ。ここから先、勝ち以外に必要なものは我々にはありません。我々が目標としていたところからは、現在非常に遠いところにいます。少しでも近寄るためには何より勝つしかないので、勝ちだけを求めて戦いたいです。


[前節の結果/北九州]
金沢 1-1 北九州


[前節の布陣/北九州]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/北九州]
07/16 北九州 1-2 松本
07/20 群馬 2-2 北九州
07/24 横浜FC 2-2 北九州
07/31 北九州 1-3 岡山
08/07 金沢 1-1 北九州


[過去の対戦成績]
14/06/21 北九州 1-0 千葉
14/09/14 千葉 1-3 北九州
15/05/24 千葉 1-3 北九州
15/09/20 北九州 3-1 千葉
16/06/26 千葉 1-2 北九州
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
8.11 (木) 18:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第28節 VS ギラヴァンツ北九州

試合会場北九州市立本城陸上競技場

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