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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

3失点、完敗。



アウェイ連戦で連勝を狙ったロアッソ熊本戦は、0-3で完敗。試合後、長谷部茂利監督代行は次のように振り返った。

「前半の立ち上がりから熊本さんのペースで試合を運ばれ、主導権をずっと握られていた」

この日のスタメンは4-4-2の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右から多々良敦斗、若狭大志、近藤直也、阿部翔平の4人。中盤はダブルボランチに佐藤勇人と長澤和輝が並び、右サイドに山本真希、左サイドに井出遥也が位置。2トップに吉田眞紀人と船山貴之が入った。

立ち上がりはジェフが試合を優勢に進めた。まずは10分。左サイドから鋭いドリブルで中央に切れ込んだ井出がシュート。18分には中盤でボールを持った長澤が自らのドリブルで仕掛け、ペナルティエリア内に進入してシュートを放った。いずれもゴールには至らなかったが、攻撃に対する積極的な姿勢は見て取れた。

しかし31分、相手に奪われた先制点を機に流れが変わる。ピッチ中央で縦パスを通されると、清武功暉のラストパスを受けた平繁龍一にシュートを許し、これが決まって0-1。前半を0-1で折り返すことになり、長谷部監督代行は早くも動きを見せた。

「主導権を取られていたということと、ビハインドの状況を変えるため、後半の立ち上がりから点を取りにいくということを指示しました」

佐藤勇人に代わってピッチに送り込まれた町田也真人は、船山と2トップを形成。右に吉田、左に井出が入った。攻撃の姿勢を強めるための選手交代だったが、その矢先の54分、再び清武のアシストから岡本賢明にゴールを奪われ、ビハインドは2点に広がる。ジェフは左右に展開して相手を揺さぶりながら攻勢を強め、56分には吉田に代えてエウトンを投入。直後の57分には多々良のクロスから町田がボレーシュートを放ったが、これは惜しくもGK正面に飛び、ゴールには至らなかった。

すると74分には岡本に追加点を奪われ、0-3で試合終了。試合終盤は最後まで猛攻を仕掛けたものの、90分を通じて放った12本のシュートがゴールネットを揺らすことはなかった。

試合後、指揮官は就任直後から立て直しを図ってきた守備を課題に挙げた。

「1つのボールに対して、ファーストディフェンダーがプレッシャーをかける。その時に周りの選手は何をするのか。スペースを抑えるのか、人を抑えるのか。つまり、連動してプレーしなければいけないのですが、その部分については、トレーニングを含めてもの足りない、整理できていないと感じました」

次節の相手はファジアーノ岡山。リーグ上位に位置する相手だが、なんとしても勝点3をつかみとらなければならない。

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