前半はチャンスがありましたが1得点しかできず、流れがどうなるかというところで後半に入って、チャンスを確実にものにして追加点を奪えたことが勝利につながりました。狙いとしては、リーグ戦のファジアーノ岡山戦から継続して、攻撃のクオリティーを選手に求めました。フィニッシュのところはやはり課題だと思いましたし、守備については、今日の相手は大学生でしたが、どんな相手でも無失点で抑えるという結果が出せたので、それについては良かったと思います。

――前半はパスミスからピンチを招く場面がありました。

予想どおりのカウンターを狙われているというところですが、それに対して、リスク管理はできていたと思います。ただ、ボールの失い方が悪すぎてあのような形になってしまった。後半もリスク管理については徹底してできたと思います。失い方が悪いことに問題があると感じています。

――エウトン選手が4得点を決めました。評価を教えてください。

4得点取れたことはいいことですが、彼の得点チャンスはもっとありました。それは私だけでなくチームメイトも思っていると思います。6点、7点を取るチャンスがありました。チームとして、FWはその代表格です。今日であれば船山（貴之）とエウトンの2人に点を取ってもらわないと勝率は上がってこないと思います。複数得点は素晴らしいですが、それ以上できるいうことを期待したいと思います。

（今季初出場で）僕ができる最低限の仕事をしなければいけないと思っていました。相手は大学生でしたし、しっかり失点ゼロに抑えたかったので、それができて良かったです。前半からチャンスは作れているものの、なかなか点が入らなくて。こういう流れの時は、一発のカウンターなどで（失点が）入ってしまいがちなので、リスクマネジメントのところを意識しました。（サポーターの声援を受けながらのプレーは）久しぶりでうれしかったです。単純にうれしいなと思いながら、プレーしていました。

これからリーグ戦で負けられず、勝ち続けていかなければならない中で、ここでしっかり勝ち切れたのはすごく大事です。僕のように久しぶりに出る選手がいても勝ち切れたのはチームとして良いことです。僕はできる限り流れを崩したくないと思っていたので、頑張ってやりました。

インターセプトを狙っていたので、2、3回、うまく奪って攻撃につなげられたプレーは良かったと思います。アシストにはならなかったけど、ああいう攻撃を続けて結果につなげたい。

相手が大学生だからといって、やりにくさはありませんでした。逆に、もっとガツガツくることを予想していたし、自分が大学生の頃に出場した時はガツガツやることだけを考えていたので。今日の試合は普通に入れたし、リーグ戦とあまり変わらない気持ちでプレーできたと思います。だからこそ、個人的にはやっぱり結果を出したかった。そこが少し残念でした。

大学生が相手だという点でやりにくさは特にありませんでした。相手が誰でも、どんな試合でも、勝つことができたのでそれが良かったと思います。相手のレベルもありますけど、今日はしっかりと自分たちで形を作って、点を取ることができた。それは良かったと思います。

個人としては、どんな状況でも攻撃の形を作れるようにしたい。天皇杯は、リーグ戦とは違いますけど、自分たちにとって大切な大会のひとつです。どちらかを疎かにすることなく、上を目指して戦いたいと思います。

良いゲームができて勝てたことは、とてもうれしく思います。チャンスもたくさん作れましたし、選手全員がハードワークして得られた結果です。多くのチャンスを作れたことを考えれば、もっと多くの点を奪ってもおかしくなく、決めるべきところも多かったと思います。ですけれども、まずはハードワークが実ったゲームでした。相手チーム選手の特長について情報があまりなく、我々も初めて対戦する相手だったので、立ち上がりから集中して入ることが大事でした。それができたおかげで良い入りができたので、その後のゲーム展開にもつながったと思います。

（1試合4得点は）過去にも決めたことはあります。今日たくさん点を取れましたけれど、何より天皇杯の初戦で勝てたことが大事です。初戦はやはりどのチームにとっても難しいゲームなので、勝てたことがチームにとっても非常に良かったと思います。こういった形で気持ちよく勝てたことは、大きな自信につながります。今日は自分が点をとりましたが、自分一人の力ではないので、チームメイトにも感謝しています。みんなのハードワーク、そしてアシストがあってこそのゴールです。

途中出場でしたけど、もちろん得点したいという気持ちでピッチに入りました。天皇杯はリーグ戦と変わらないモチベーションで臨まなきゃいけないし、相手が大学生でもやりにくいという気持ちはありません。勝って、決勝まで行きたい。チームとしてはそのために1試合1試合しっかりと戦うことが大事だと思うし、個人としては、チャンスをもらったら結果を出さなければいけないと思います。

リオ五輪に行って得たものも大きいですが、やっぱり、悔しいという気持ちがほとんどでした。監督がシゲ（長谷部茂利）さんになってこれからというタイミングで向こうに行くことになったので、帰ってきて、また一から頑張るしかないと思っています。今は、どんな試合でも、とにかくゴールを取りたいという強い気持ちを持っています。今日はチャンスもあったので、そういうところでしっかりと決められる選手にならないといけないと感じました。