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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

5得点快勝、2回戦進出。



北海道代表の北海道教育大学岩見沢校をフクアリに迎えた天皇杯1回戦は、エウトンの4得点を含む5得点を奪ったジェフが5-0で快勝。2回戦に駒を進めた。

「いろいろなことを考えて、ベストメンバーで臨みます」と話していた長谷部茂利監督代行がスタメンとしてピッチに送り込んだのは、次の11人。フォーメーションは4-4-2。GKは岡本昌弘。最終ラインは右から丹羽竜平、若狭大志、大久保裕樹、比嘉祐介の4人。中盤の右に菅嶋弘希、左に町田也真人が入り、ボランチには長澤和輝とアランダが位置。2トップにエウトンと船山貴之が並んだ。

立ち上がりからボールを支配したジェフは、多くのチャンスを作って相手ゴールに迫った。3分にはFKから丹羽がヘディングシュート。4分には菅嶋とエウトンが立て続けにシュートを放ち、9分には再びエウトンが放ったシュートが相手GKを強襲した。左サイドからは町田と比嘉のコンビネーションによって何度もチャンスを作り、決定機を演出。25分には船山のラストパスを受けたエウトンが冷静に流し込み、ジェフが先制点を奪った。

もっとも、試合後の記者会見で長谷部監督代行が「フィニッシュのところは課題」と振り返ったように、前半は数多くのチャンスを作りながら追加点を奪うことができなかった。

ゴールを重ねたのは後半に入ってから。55分には左サイドから敵陣深くまで進入した船山がクロスを上げ、菅嶋弘希のヘディングでの折り返しをエウトンがボレーで流し込む。60分にはまたしても左サイドから崩し、流れたクロスを拾った丹羽が相手をかわして左足でシュート。これがゴール左隅に決まり、ジェフが3-0とリードを広げた。

さらに直後の63分、エウトンがこの日3点目となるゴールを決めると、74分にもエウトンが追加点。5-0として勝負の行方を決め、終始ジェフのペースで進んだ試合は5-0で試合終了を迎えた。1人で4得点を奪ったエウトンについて、指揮官はこう話した。

「チャンスはもっとありました。それは私だけでなくチームメイトも思っていると思います。複数得点は素晴らしいですが、それ以上できるいうことを期待したいと思います」

どんな舞台であれ、どんな相手であれ、可能性をすべてモノにしてゴールを奪い、勝利を掴み取らなければならない。攻守両面での“精度”を最大限に上げることが、今のジェフが直面する最大の課題だ。

天皇杯2回戦に進出したジェフは、8月28日に行われるツエーゲン金沢対サウルコス福井の勝者と対戦。舞台はフクアリ。“上”を目指す戦いは、まだ始まったばかりだ。

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