TOP TEAM選手・試合情報

試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

最後まで諦めない姿勢


J2リーグ初の4連敗で迎えた第38節V・ファーレン長崎戦。この日のスターティングメンバーには、チームトップスコアラーのエウトンと町田也真人を出場停止で欠き、前節から5人を入れ替えた。GKに岡本昌弘、DFに多々良敦斗、岡野洵、近藤直也、乾貴哉、中盤には、山本真希、佐藤勇人、アランダ、井出遥也、長澤和輝、1トップには、吉田眞紀人が位置し、4-2-3-1の構成となっていた。

J1昇格プレーオフ進出の可能性を手繰り寄せるため、お互いに勝点3を欲する気持ちは一緒。12位の千葉と13位の長崎の一戦は、試合前から予想されたように熱いゲームとなった。

勝つことで生き残るサバイバルゲーム。
その中でジェフは少ないタッチ数でテンポ良くボールを回し、プラン通りに進める。

21分には、相手陣内深くで、フリーキックのチャンスを得ると、そのこぼれ球に岡野が反応しシュートを放つがクロスバーを越えた。

長崎は、ロングボールでジェフを自陣に押し返そうとするが、これを中盤の選手がしっかりと拾い上げマイボールにする。29分には、佐藤勇が相手ペナルティーエリアに侵入し、強烈な右足ボレーシュートを打つがわずかに逸れていった。その後もジェフのチャンスは続く。38分には乾のクロスに佐藤勇が飛び込むが、これもわずかにゴールを捉えきれないが、中盤から飛び出して行くことで攻撃に勢いが生まれていた。

また、球際に強く行くことでチームはセカンドボールを回収して行く。
「(セカンドを)拾い続けてタイトにアグレッシブに行くことが大事で、セカンドを拾って分厚い攻撃を中盤から作っていくことを意識しました」(佐藤勇)。

ゲームを握っているジェフに足りないのは得点だけだった。

前線で動き回り起点となっていた長澤は「前半はチームとしての距離感が良かった」と振り返る。

そこで、長谷部茂利監督代行は、ハーフタイムに「パススピードをしっかりと正確にすること」と指示を送ると、黄色の戦士たちは、泥臭く自分たちのプレーを継続しながらゴールに向かう。

しかし、後半は長崎も運動量を上げて、セカンドを拾い出す。そして中盤の人数を増やすことで対抗する。前線からのプレッシャーでボールを奪取し、アグレッシブな姿勢を打ち出して前への意識を強める。78分には相手に強烈なミドルシュートを打たれたが、間一髪、クロスバーに救われた。
「相手が前がかりにくる中で、攻め込まれ、前半のように上手く行かなかった」(長澤)。

ジェフもカウンターで相手をおびやかすが、長崎の粘り強いディフェンスの前にゴールは遠かった。

そして45+3分にはコーナーキックでチャンスを作るも押し込むことが出来ず、0対0のスコアレスドローで試合は終わった。

これでJ1昇格プレーオフの可能性は消滅したが、まだシーズンは続いて行く。

佐藤勇人は言う。
「今日だけでなく、シーズンを通しての結果。チームとして勝点が拾えなかった原因は色々あります。ワンシーズンを通して勝点を拾って行かなければいけません」

今シーズン、残された試合は「4」。
最後までジェフを熱く応援してくれる人の期待に応えるために、1つでも多くの勝点を積み上げ、1つでも上の順位を目指し、チームは残り試合を全力で戦って行く。

PHOTO GALLERY試合フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大します