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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

前節、V・ファーレン長崎との第38節終了時点で、今シーズンのジェフにおけるJ1昇格の可能性は完全に消滅した。J1昇格の悲願は7年目のJ2リーグにしてまたしても成し遂げられなかったが、2016シーズンが終わったわけではない。1つでも多くの勝利、1つでも多くの勝点、1つでも上の順位を目指すジェフの戦いは続き、来シーズン、J1昇格を目指す戦いはここから幕を開ける。クラブに関わるすべての人にとって、非常に大きな意味を持つ「残り4試合」となる。

ホームに迎えるセレッソ大阪は、自動昇格圏内となる2位以内を目指してこの一戦を迎える。2位・松本山雅FCとの勝点差は「6」。最近5試合は1勝3分1敗。3試合連続ドローと勝ち切れない試合が続いているが、リーグ屈指のタレントを擁する戦力は言わずと知れたところ。前節、試合終了後に佐藤勇人が口にした「意地」を見せるためにも、ホーム・フクアリでこの強豪から勝点3を奪うことだけがジェフにとって唯一の目標だ。

C大阪は前節、ホームで水戸ホーリーホックと対戦。水戸が仕掛ける前線からのプレスに苦しみ、ショートカウンターから失点を喫したが、MFソウザとMF松田陸のゴールで逆転。しかし水戸の佐藤和弘にこの日2点目となるゴールを決められ、ドローに終わった。

存在感を示したのはブラジル人MFソウザと日本代表MF山口蛍のボランチコンビ。特にソウザは積極的にゴール前に顔を出し、チャンスメイクだけでなく決定機に絡むプレーで攻撃陣を活性化。対C大阪においては、彼らと対峙する中盤の攻防が大きなポイントとなりそうだ。

長崎との重要な一戦をスコアレスドローで終えたジェフだが、この試合では、MF佐藤勇人の存在感が際立った。持ち味である積極的な攻撃参加は全盛期のそれを想起させ、自らもシュートを放ってゴールの可能性を感じさせた。何より気迫のこもったプレーはチーム全体に波及し、ゴールこそ奪えなかったもののチームに特別な“力”を与えた。「4試合連続無得点」という不本意な結果を打破するためのヒントは、間違いなく彼のプレーに表れていた。中盤でコンビを組んだアランダが長崎戦を振り返る。

「自分と(佐藤)勇人のところでパワーを持って入れば、チームも全体的に押し上げていけるだろうと思ったし、勇人とも話してそこを意識しました」

佐藤勇人とともにスタメンに名を連ね、無失点に貢献したGK岡本昌弘はこう話す。

「欲を言えば勝ちたかったです。最低限の失点ゼロで抑えられたことはプラスですが、それは、チームメイトが頑張ってくれて達成できたこと。しかし(得点については)決める部分でしっかりと決め切るなど、チームとして勝ち切れる強さが必要」

長谷部茂利監督代行は、C大阪戦をこう展望する。

「われわれは挑戦する気持ちです。ただ挑戦の仕方については、控えめにとか、ちょっと考えてから、というものではなく、常にアグレッシブにいけるような戦いをしたいと思います。選手はアグレッシブに動いて、相手のプレーに対して受身にならないように声かけしたい」

残り4試合。J1昇格の可能性は消滅したが、やるべきこと、見せなければならないことはいくつもある。チームとしての「意地」を示すために、C大阪は格好の相手だ。


長谷部 茂利監督代行
(長崎戦は)全体的には前半だけでなく後半もピンチを迎えたところでギリギリで抑えましたが、それは想定していたし、全体的に予想の範囲内でした。長崎は愛媛と同じように引き分けが多かったので、私のプランでは「後半のラスト25分間で1点を取って勝つ」というものでした。結果的に、それをやり切れなかったということです。
(C大阪は)個人もグループも、非常に高いレベルでプレーできるチームです。現在の順位もそうですが、われわれは挑戦する気持ちです。ただ挑戦の仕方については、控えめにとか、ちょっと考えてから、というものではなく、常にアグレッシブにいけるような戦いをしたいと思います。
特にC大阪の攻撃陣は、いろんなことができます。スピードがあるし技術もあるし、クロスもあるし、コンビネーションもある。あらゆる武器を持っているので、どう抑えるのかが大事だと思います。(そこへの対策を練るのは)私がやりますけれど、選手はアグレッシブに動いて、相手のプレーに対して受身にならないように声かけしたいと思います。

岡本 昌弘
(長崎戦は無失点に抑えたものの)欲を言えば勝ちたかったです。最低限の失点ゼロで抑えられたことはプラスですが、それは、チームメイトが頑張ってくれて達成できたこと。しかし(得点については)決める部分でしっかりと決め切るなど、チームとして勝ち切れる強さが必要です。特に、相手が嫌がったり怖がったりするプレーを出していくことが必要で、クロスやシュートをやり切るプレーが大事になります。
(C大阪戦に向けて)相手は自動昇格を狙って必死に向かってくると思いますが、こちらとしては邪魔をしたいですね。難しい試合になると思いますが、ウチにもチャンスはある。後ろの選手なので、無失点を目指して頑張ります。

多々良 敦斗
(長崎戦は)前半に良い入りができていながら得点できずに終わってしまい、後半は相手に盛り返された時間が多くなってしまったと感じます。取るべきところで得点を取らないといけません。ただJ1昇格の望みがなくなったとしても、しっかりと最後までやるべきことをやらなければいけない。前半にできたサッカーを90分続けたいと思います。
(C大阪との)前回の対戦は、前後半でまったく別のゲームになりました。守備に回ったときには耐えて、攻撃に回ったときにしっかり仕留めることを全員でやっていって、(前回のC大阪戦の)後半のように押し込んだプレーができればいいと思います。なかなか勝てない中でも多くのサポーターの皆さんがスタジアムに足を運んでくれているので、一緒に喜べるようにプレーをしたいと思います。

北爪 健吾
残り4試合となりましたが、自分たちの力を証明するチャンスでもあります。多くのサポーターの皆さんに来場してもらえるサッカーをしなければいけませんし、悲観的にならずに、この悔しい経験を無駄にしないためにも行動に移していきたいと思います。
(C大阪は)個に特長のある選手が多く、攻守においてバランスが取れているチームだと思います。難しいゲームになると予想していますが、チームとして上回れるようにしたい。上位チームを倒すことで自分たちの力を証明したいですし、最後のスコアで相手を上回れるようにしたいです。

乾 貴哉
(長崎戦は)ゲームの流れ的にジェフがボールを持ってペースを握っていましたが、チャンスを決め切る“決定力”が足りませんでした。また、クロスの本数が少ないので、相手がいても(クロスを)上げていくことが必要ですし、個人的にはもっと多く上げていきたいと思っています。
(C大阪の印象は)タレント揃いのチームだと思います。しかし、チームとしてやるべきことは変えず、自分たちのプレーをして、その中で自分の良さも出していきたい。そして、少しでもチームの勝利に貢献できるプレーをしたいと思っています。

アランダ
当初、我々は昇格に近い場所にいたと思います。そこを目標に戦っていたけれど実現できず、そこから遠ざかっている形になっていて悔しいです。(長崎戦は)自分と(佐藤)勇人のところでパワーを持って入れば、チームも全体的に押し上げていけるだろうと思ったし、勇人とも話してそこを意識しました。
残された試合の中でできるだけ多くの勝点を取るのが、我々の目標なのは間違いないです。(C大阪は)昇格争いをしていますし、前回の対戦でもオーガナイズされた強いチームという印象でした。個の力もありますし、非常に強いチームだということです。アウェイで敗れているので、ホームでしっかりリベンジできるように勝利を求めて戦います。(10月31日にチラシ配りをした効果で)たくさんの方に応援に来てほしいですね。

町田 也真人
(出場停止明けのC大阪戦は)出ることになったら、思い切りやりたいです。(現在のチームは)見ていてシュートまでいけていないし、もう少し自分たちのリズムを作ってシュートで終われればと感じています。ゴールが決まっているときは誰かしら(クロスに対して)ニアサイドに入れていたと思うので、中への入り方は大事かなと思っています。良いリズムの作り方や勢いをもたらす戦いを、残り4試合で取り戻したいです。
(C大阪戦は)相手にとっても大事な試合だと思うので、そういうチームにしっかり勝ちたいです。(C大阪の失点パターンを見ると)こちらにもチャンスはあると思うし、そういったところで決めているチームが上位に行っていると思います。サポーターの皆さんに“意地”を見せたいという気持ちが強いので、しっかり試合で見せられるようにしたいと思います。


[前節の結果/C大阪]
C大阪 2-2 水戸

[前節の布陣/C大阪]




[前節の布陣/ジェフ]




[最近の戦績/C大阪]
10/02 C大阪 1-2 清水
10/08 C大阪 3-2 岐阜
10/16 岡山 1-1 C大阪
10/23 C大阪 2-2 山形
10/30 C大阪 2-2 水戸

[過去の対戦成績]
06/04/08 千葉 2-1 C大阪
06/09/16 C大阪 3-2 千葉
15/04/01 千葉 4-4 C大阪
15/08/08 C大阪 1-1 千葉
16/04/03 C大阪 2-1 千葉


TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
11.3 (木) 16:30 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第39節 VS セレッソ大阪

試合会場フクダ電子アリーナ

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