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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

「来シーズンに期待を持ってもらえるような残り3試合にしたい」

前節、セレッソ大阪戦の試合後、この試合にキャプテンマークを巻いてスタメン出場した佐藤勇人はそう話した。

J1昇格の可能性は消滅したが、残り3試合を消化試合にしてはならない。来シーズンに向けた期待や希望に結びつくような、そんな内容と結果が求められている。ジェフが示すべき姿勢を、このクラブに人一倍の思いを抱く佐藤勇人が代弁した。

敵地で行われる第40節の相手は、ツエーゲン金沢。第39節終了時点で「J2・J3入れ替え戦出場圏」となる21位につけており、勝点が肉薄する激しい残留争いの渦中にいる。ホーム最終戦となる相手のモチベーションを考慮すれば、ジェフにとっては難しい相手と言えそうだ。

「良い勝負、厳しい戦いになる」と話した長谷部茂利監督代行は、この試合の勝敗を左右するポイントについて次のように話した。

「フィニッシュで終わることは、課題だと思います。ボールを持っているけれど攻め切れないということは、今のチームにはありません。フィニッシュがうまくいけば、試合後の会見で『良かった』と言えるような結果に直結するはずです」

攻撃に関しては、組み立ても、チャンスメイクも十分にできる。フィニッシュの精度さえ上がれば、ゴールは生まれる。3得点を奪った前節のセレッソ大阪戦では、改めてそのことが明らかになった。この試合で2つのゴールを奪った勝利の立役者、井出遥也が金沢戦を展望する。

「相手の残留に懸ける思いは強いでしょう。しかしこちらも、ジェフのプライドを持ってプレーをしたいです。プレーオフ進出はなくなってしまいましたが、この勢いを継続して今季は終わりたいと思っています。引いてくる相手に対してはミドルシュートが有効になるので、積極的に打っていきたい」

一方の守備においては、ここ数試合でポジティブな要素がいくつも見られた。特筆すべきは、18歳の岡野洵と20歳の乾貴哉が試合を重ねながら成長し、最終ラインの一角として堂々としたプレーを見せていることだ。経験の浅い2人にとって、勝利の経験は間違いなく自信につながる。佐藤勇人が口にした「来シーズンへの期待」を高めるためにも、2人の活躍は今のジェフにとって不可欠だ。岡野が言う。

「目の前の試合に臨むだけ。自分のペース、チームのペースでゲームを運ぶことが大事だと考えています。気迫を持ってプレーしてくる相手に対して熱くならずに、冷静に落ち着いた対応を取ることで自分たちのサッカーができるので、そこを意識していきたいです。3試合連続完封を目指して頑張ります!」

誰がピッチに立つことになっても、チームとしてやるべきことは一つ。内容と結果で、未来への期待感を示したい。


長谷部 茂利監督代行
(C大阪戦、複数得点・無失点の勝利は)非常にうれしかったです。言葉だけじゃなくて、そういうことができるということを見せられたのが良かったです。以前にもありましたけれど、(得点は)2点だったと思います。それが3点を取れたので、ここからまたゼロ失点を継続していければと思います。
(金沢戦に向けても)フィニッシュで終わることは、課題だと思います。僕の中でフィニッシュの課題は、枠に行かないことや、良い配球ができていないというところに感じているので、ボールを持っているけれど攻め切れないということは、今のチームにはありません。ボールを握ってもシュートにいけないということは、恐らくないと思うので、フィニッシュがうまくいけば、試合後の会見で皆さんに「良かった」と言えるような結果に直結するはずです。
金沢さんも現状、勝点1以上を絶対に取りたいという状況ですし、得点を取られれば、当然そこに近づきます。カウンターやセットプレー、そういうところに注意したいです。良い勝負、厳しい戦いになると思います。

岡本 昌弘
(2試合完封は)素直にうれしいです。(守備面については)ピンチになり切る前に潰せているところがあるので、大きいピンチにはなっていないと感じます。若い選手が試合に出て結果を出せたことは、彼らの自信になりますし、スキルを上げてくれます。良い競争が生まれるので、チームとしては良いことです。もっと結果を出して成長していってほしいです。(金沢戦に向けては)相手のことは気にしていません。相手がどこであっても、自分たち次第です。自分たちがやれることを100%やれれば、結果は近づいてきます。どんな試合展開になってもやることは変わりません。相手の特長もあると思いますが、シンプルに考えてプレーをするだけだと思っています。

岡野 洵
一番の収穫は(長崎戦、C大阪戦と)2試合連続無失点で終われたことです。センターバックをやっている自分にとって失点ゼロは大事なことだし、自信にもつながります。(自身が感じる成長は)体を張ったり前に強く行くことは自分の強みなので引き続きやっていきたいですし、自分にしかできないことをドンドンやっていきたいです。(金沢戦に向けては)目の前の試合に臨むだけ。自分のペース、チームのペースでゲームを運ぶことが大事だと考えています。気迫を持ってプレーしてくる相手に対して熱くならずに、冷静に落ち着いた対応を取ることで自分たちのサッカーができるので、そこを意識していきたいです。3試合連続完封を目指して頑張ります!

佐藤 勇人
金沢はJ2残留がかかっている上にホームラストゲームということで、残留に近づくために勝たなければいけないという気持ちで戦ってくると思います。スタートから出し惜しみなくガンガン来ると思いますが、そこで自分たちがアウェイだからといって入りが良くないと、相手のペースに持って行かれてしまいます。ここ2試合のようにしっかりと守備をして、球際に厳しく行き、ハードワークすることが重要になります。それを最低限やった中で自分たちの良さを出せれば、勝点3を取れると思います。
このまま終わらせられないという気持ちは、自分と岡本(昌弘)は誰よりも強いと思っています。若い選手も出てきているので、結果も必要です。今更と思われるかもしれませんけれど、それでもこれを来季へつなげる希望として、勝つことが大事です。そこはすごく重要だと捉えています。

富澤 清太郎
(C大阪戦は)相手にクオリティーの高い選手がいる中で、こちらがブロックを組む展開でしたが、前半の終わりに1点を取れたことが良かったです。無失点で終えたことも大きい。そこは自分自身の責任が大きいところで、こだわってプレーをしました。(次の金沢戦を含めて)残り全部が大事です。長谷部監督も、どんなときも変わらずチームのために示してくれる姿は素晴らしいと感じています。このチームが今後も良い結果を残すことが、監督も一番喜んでくれることだと思います。難しい試合も出てきますが、悪いときは悪いなりに、良いときは良いなりに勝っていきたいです。(連戦の3試合目ということで)メンバーが入れ替わる可能性もありますが、この良い空気を続けていきたいです。

井出 遥也
(金沢戦はC大阪戦から)中2日で難しい状況ですが、それはどのチームも、どの選手も同じだと思います。個人としてはコンディションが良いので、継続していきたいです。(ベテラン選手と若手選手のバランスについては)経験のある選手が試合を通してしっかりと締めてくれていることもあり、若手もノビノビとやれていると感じます。(金沢戦は)相手の残留に懸ける思いは強いでしょう。しかしこちらも、ジェフのプライドを持ってプレーをしたいです。プレーオフ進出はなくなってしまいましたが、この勢いを継続して今季は終わりたいと思っています。引いてくる相手に対してはミドルシュートが有効になるので、積極的に打っていきたいと思います。

エウトン
(出場停止だったC大阪戦は)みんなが勝利に値するハードワークをしていて、素晴らしいゲームでした。(オナイウ)阿道は、メンバーから外れたことはあっても下を向かずに常にピッチで努力を続けてきた選手なので、それが実ったゴールだったと思います。阿道だけでなく選手一人ひとりが自分の持っている力を出したことで、得られた結果でした。
常にピッチに立って貢献したいので、2試合の出場停止は非常にもどかしかったです。(金沢戦で)出場停止が明けるので、自分の持っているものを全て出したいです。金沢は、非常に難しい相手という印象です。(天皇杯を含む)2回の対戦も簡単な試合にはなりませんでしたし、順位が下にいるからといって、それがレベルの低さを示すわけではありません。以前の対戦のように良いチームワークを見せてプレーすれば、良い結果を得られると思います。アウェイですが、しっかりと良いゲームをしたいと思います。


[前節の結果/金沢]
愛媛 3-1 金沢


[前節の布陣/金沢]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/金沢]
10/08 金沢 1-0 山口
10/16 金沢 0-3 清水
10/23 岡山 1-2 金沢
10/30 金沢 0-0 徳島
11/03 愛媛 3-1 金沢


[過去の対戦成績]
15/05/17 千葉 1-1 金沢
15/07/08 金沢 0-0 千葉
16/04/09 千葉 1-0 金沢
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
11.6 (日) 17:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第40節 VS ツエーゲン金沢

試合会場石川県西部緑地公園陸上競技場

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