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試合日程・結果

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

MANAGER

フアン エスナイデル監督

1試合の中でいろいろなことが起きました。試合の大部分は満足できる内容でしたが、そうでない部分もありました。結果としては、「己が敵」ということが言えるでしょうか。相手のプレスがかかっていなくても、不用意なミスから自滅をしてしまった。勝てるチャンスがあったし、落ち着いて支配できるチャンスもあったのですが、たった8~10分間に多くのミスを犯してしまいました。ただ、最低限の結果を得られたことは良かったのではないかと思います。

――後半に4-3-3に変更してから押し込みましたが、なかなか打開できませんでした。

相手に引かれてしまうと、打開するのはなかなか難しいと思います。最後の数メートルのところで決定力が足りなかったかもしれませんが、ゴールに迫れていたことは確かです。敵陣のペナルティエリア内にボールを入れる場面もたくさんありましたし、ラストパスを相手に触られてCKになった場面もありました。相手が引いた状態でそこまで到達できたことは評価できますが、ゴールを決めたいという焦りが、最終的にゴールを決めることができなかった要因の一つかもしれません。しかし、4-3-3に変更してからの内容には満足しています。

――相手にほとんどチャンスを作らせない中で、結果的には2失点しました。これを改善するために必要なことは?

まずは、自分たちがミスを犯さないこと。相手のチャンスは、相手が考えてプレーした結果として生まれたものではありませんでした。相手は圧倒的に私たちを上回り、得点をしたわけではありません。あくまで自分たちのミスから、相手にチャンスを与えてしまった。相手のプレスがない中で、自分たちで犯してしまったミスが原因です。私自身も含めて、前に行きたい、勝ちたいという気持ちが先走ってしまったのかもしれません。

ただし、私がチームに求めているのは、それぞれが個性を発揮して、主体的に結果を求めにいくことです。もしかしたら、私のそうしたメッセージが選手たちを焦らせてしまったのかもしれません。でも、自分たちがボールをキープしている時のプレーは、とても良かったですよね? ポゼッションも良かった。外からも、中からも攻撃することができた。相手陣内でプレスを仕掛けて、ボールを奪い返した。私がチームに要求する大部分のことを、選手たちはやってくれました。そういう意味では、チームのパフォーマンスに満足しています。

――ミスはプレースタイルによるもの? それとも個人によるもの?

もちろん、メンタル的なミスもありました。ただし、選手たちはいいプレーができることも十分に証明しています。私はこのチームのことが本当に大好きです。ミスを犯せば、高い代償を払わなければならないのは当然のこと。相手にもいい選手はたくさんいますが、自分たちがミスを犯さなければ、どんな相手でも戦えると信じています。ただ、今日の試合に関しては、自分たちからミスをして、相手にアドバンテージを与えてしまった。それは改善しなければいけません。

ミスは、私たちのサッカー、プレースタイルとは一切関係のないものです。試合の序盤はしっかりとできていたし、素晴らしい内容を見せてくれた。敵陣でプレスをかけてボールを奪う。チャンスもあり、ゴールもありました。だから、“自分たちのサッカー”については満足しています。これが私たちがやりたいサッカーです。つまり、私たち自身が結果を求めにいくということ。たとえ相手のチャンスが多いとしても、私は何も心配していません。私たちが主導権を握って試合の結果を求めれば、相手が何をしようが関係ない。だからこそ、自分たちのミスによって相手にゴールを与えてはいけないのです。

――前節の湘南戦では「戦う姿勢が足りない」と言っていました。今日の“ミス”についてはどのように感じていますか?

どうせなら、今日のような内容のゲームを続けたいと思います。松本戦や湘南戦と比較すれば、今日の内容や姿勢のほうがとても良かった。もちろん、私たちが自らミスをして、相手にゴールを与えてしまったかもしれません。でも、それも含めて自分たちのアイデンティティなので、これを続けたい。自分たちが主体的に結果を求める。松本戦や湘南戦の戦い方については全く気に入っていませんが、その2試合と比較すれば今日のほうが圧倒的に良かった。たとえ京都に負けてしまったとしても、私自身は過去2試合よりも落ち着いていられる。もちろん、負けていい試合なんてありませんし、勝点3を取れないことはチームにとって痛い。でも、自分たちのやろうとすることはできています。

問題は「ハイライン・ハイプレス」というスタイルにあるのではありません。(多くの)オフサイドが示しているのは、自分たちが主導権を握って相手のボールを奪ったということ。それはしっかりとできている。問題はそこではなく、あくまで自分たちがボールを持っている時に、ミスから相手にチャンスを与えてしまうことです。(佐藤)優也は本当に素晴らしい試合をしたと思います。もちろん、ハートがドキドキしてしまうこともありますが(笑)、彼が前に出てプレーすることで何度も相手のボールを奪うことができました。私たちはそのためにトレーニングしていますし、それが自分たちの長所です。もう一度言いますが、問題はハイプレス・ハイラインのスタイルにあるのではなく、自分たちがボールを持っている時にミスをしてしまうことにあるのです。

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佐藤 優也GK 23

グラウンドが濡れてたので、やりやすさはありました。パス回しもそうですし、最終ラインの背後を狙うパスに対しても対応しやすかったです。そういう部分で、ホームのやりやすさを感じました。もちろん、相手がいることなので、試合前から相手の特長を知っておくことが重要です。自分たちの高い最終ラインに対して、相手がどういうサッカーをしてくるのか、それをしっかりと見極めないといけないし、対処しなければいけない。そういう意味では、今日は自分たちのミスから失点してしまったことが残念です。そこが僕らの生命線ですから。

監督も自分たちのミスからの失点であることを強調していますし、自分たちがミスをなくすことで改善できる。とりあえず、今日は引き分けで終えることができたことをポジティブに捉えたいと思います。シーズンは長いと言っても3連敗してしまうと自信を取り戻すのに時間がかかるので、なんとか引き分けで終わったことを次に活かしたいと思います。

山本 真希MF 6

試合の入り方は良かったと思います。ただ、先制してからの時間帯については、充実感から気を抜いたというか、ホッとしてしまったというか、結果的にはそういう部分もあって、自分たちで首をしめてしまった。そういう意味では、もったいない試合になってしまいました。今日はビッグチャンスも多かったと思うので。

自分については、「行ける時は積極的に」という意識でプレーしていました。前に絡んでいきたいという気持ちは強かったですね。僕自身のコンディションは悪くないと思いますし、今日はシュート3本を打つことができたので、そのうち1本は決めるくらいじゃないとダメ。ゲームの流れに応じて落ち着かせるとか、攻めるとか、そういうメッセージのあるプレーをしなければいけないと思うので、そこは経験のある自分が積極的にやらないといけない。チームとしては3連敗を避けたことが大きいですし、負けなかったことを次につなげなければいけないと思います。

熊谷 アンドリューMF 15

1失点目は自分がしっかりクリアしていれば免れたシーンだったので、そこは2度と(相手を)逃さないようにしたいと思っています。アンカーの位置だと、前を向いてボールを受けることが多かったので、サイドチェンジをしてチームのリズムを作れればと思っていました。

(前半の序盤は)自分たちのやりたいサッカーはできていたんですけど、あの1失点目でちょっと流れが相手のペースになってしまったので、苦しい展開になりました。隙を見せないサッカーができるようになればと思っています。後半のほうが自分たちのペースで試合を運べて、チャンスも多く作れたんですけど、最後の最後で入らないシーンが多かったです。でもドゥーさん(近藤直也選手)が決めてくれたので、チームとして助かりました。

羽生 直剛MF 22

特に前半は悪くはなかったと思います。いい形で先制しましたし、追加点を取れるシチュエーションもありました。ただ、それができなくて、自分たちのミスから失点してしまった。もっと改善できるところがあるし、負けてもおかしくなかった状況で最後に追いついたので、それをプラスに考えるしかないと思っています。

失点については、もちろんミスはミスとして受け止めなければいけないと思います。ただ、監督は攻撃的な姿勢を持っている人だし、チームがやっているサッカーを考えれば複数点を奪わなければいけないし、むしろもっと攻撃的でなければいけないと思います。腹をくくって勇敢に戦うというか、そういう時間帯をもう少し増やす必要があると思うし、試合をもっと優位に進めないといけないと感じています。何のためにボールを回しているのか、相手が一番イヤがるプレーは何なのか、そのあたりもう少し突き詰めないといけないですね。

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