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試合日程・結果

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

追い上げ及ばず、ドロー決着。



ザスパクサツ群馬をホームに迎えた第7節は、1-1のドローに終わった。

この日のスタメンは3-5-2の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右から多々良敦斗、近藤直也、キム ボムヨンの3人。アンカーに熊谷アンドリューが入り、右に北爪健吾、左にホルヘ サリーナス、中央に高橋壱晟と山本真希が位置。2トップには清武功暉とラリベイが並んだ。

結果的には、立ち上がりの失点が大きく響いた。
5分、群馬のFW高井和馬にセンターサークル内でボールを奪われると、高井はGK佐藤優也のポジショニングを見てロングシュート。これがゴールに吸い込まれ、ジェフは先制点を献上する。ボールを奪われた熊谷は、自らのミスで生まれた失点を悔やんだ。

「1失点目がすべてです。あのシーンに限っては、アンカーのポジションにいる以上、あそこでボールを奪われることは絶対に避けなければいけません。あれで流れが悪くなってしまったので、チームに迷惑をかけてしまったことを申し訳なく思います」

8分には清武のクロスにラリベイが飛び込んだが、一歩及ばず。相手の裏を狙う攻撃は有効に機能したが、その後はゲームの主導権を群馬に握られる。
18分には最終ラインの背後を突かれ、決定機を献上。40分にも再び最終ラインの背後へのパスからピンチを招き、あわや失点というシーンを作られた。フアン エスナイデル監督が言う。

「2つの局面がありました。前半と後半は全くの別モノでした。前半は相手のほうが上。相手のサッカーに対して、私たちはうまく解決策を見つけられませんでした。しかし、後半は我々が上でした」

後半開始と同時にMF山本に代えてMF町田也真人を投入。すると流れは変わり、ジェフがボールをキープしながら両サイドを広く使い、相手を敵陣に押し込んだ。
さらに、65分にはMFサリーナスに代えてFW船山貴之を投入。ジェフはフォーメーションを4-3-3に変更し、ボール保持率を高めてさらに攻勢を強めた。

同点ゴールは67分。町田のスルーパスを受けた北爪がゴールライン付近からクロスを折り返し、飛び込んだ高橋がスライディングシュート。これが決まり、試合は振り出しに戻った。プロ初得点を記録した高橋が振り返る。

「サイドでうまく崩してくれていたので、中にしっかり入れました。あとは(クロスが)いいボールだったので、流し込むだけでした。ホームで結果を残したいと思っていたので、それが形になってすごく嬉しい」

その後の時間帯も、勢いに勝るジェフが圧倒的に攻め立てた。72分にはCKの流れから近藤がシュート。74分にはラリベイのポストプレーから熊谷がシュートを放った。
さらに、77分には高橋のスルーパスを受けた船山がドリブルで切れ込みシュートを放つが、いずれもネットを揺らすことはできなかった。

試合は1-1のままタイムアップ。前半は群馬、後半はジェフが主導権を握った試合について、指揮官は「公平な結果」と振り返ったが表情には悔しさを浮かべた。

フル出場したDFキムが言う。

「自分たちのサッカーをやることだけに集中しているのに、今日は立ち上がりからそれができなかった。少し勝利から遠ざかってしまっていますが、まずは今の苦しい状況を乗り越えたい。
先を見るのではなく、目の前にいる相手に勝つことが大事です。僕たちはもっといいサッカーができるはずです」

最近4試合で2分2敗。次節はレノファ山口FC、さらにその次は横浜FCと続くアウェイ連戦で、失った勝点を取り戻したい。