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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果
まさかの4失点大敗。
連勝を狙って臨んだ横浜FCとのアウェイ戦は、大量4失点を喫する屈辱的な敗戦に終わった。
スタメンは4-3-3の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右から北爪健吾、若狭大志、近藤直也、キム ボムヨンの4人。中盤のアンカーに熊谷アンドリューが入り、インテリオールのポジションに町田也真人と高橋壱晟が位置。右サイドに清武功暉、左サイドに船山貴之、最前線中央にラリベイが入った。
スコアレスに終わったとはいえ、前半の45分間は十分な手応えを感じる内容に終始した。右サイドでは町田がタメを作り、清武や北爪とのコンビネーションで敵陣深くまで進入。左右に揺さぶりながら相手を押し込み、多くのクロスを供給してゴールに迫った。清武が「前半は手応えがありました。(町田)也真人くんとの関係も良かったし、プレーしていて、『今シーズンで一番』と言えるやりやすさがありました」と振り返れば、町田も「本当にいい内容でした」と口にした。
もちろん、フアン エスナイデル監督もこれに同調した。
「前半は自分たちのサッカーをすることができましたし、勝つ権利があった」
ただし、この45分間、つまり“自分たちのサッカー”ができていた時間帯にゴールを奪えなかったことが、試合の結果に大きな影響を及ぼした。
まずは後半立ち上がりの53分。相手のカウンターの場面でFWイバにボールを運ばれると、ペナルティエリア外からゴール左隅に強烈なシュート。これが決まって先制点を奪われると、さらに直後の55分、ロングスローのこぼれ球を拾われ、MF野村直輝に強烈なミドルシュートを決められてしまう。この2つのゴールによって、前半の手応えはかき消された。指揮官は「後半の最初の2失点は特に痛かった」と振り返った。
57分には清武に代えてホルヘ サリーナス、65分には高橋に代えて菅嶋弘希を投入したが、流れを大きく変えることはできなかった。61分には横浜FCのFWジョン チュングンにドリブルで突破され、豪快にシュートを決められて0-3。69分にはジェフの右サイドからクロスを放り込まれ、野村にダイビングヘッドを決められて4失点目を喫した。
フアン エスナイデル監督は「決定力の差」を敗因に挙げた。
「相手との決定的な差は、決定力でした。相手にあったものが、私たちにはなかった。ただ、前半は勝つための要素が多くあったと思います。前半は大部分でゲームを支配していました。しかし、サッカーは決定力が勝敗を分けるスポーツです。ゲームを支配していたかもしれませんが、ゴールを奪うことができなかった」
スコアを見ればショックの小さくない敗戦だが、前を向いて次の試合を迎えるしかない。キャプテンの近藤が言う。
「この試合は勝たなければいけない試合でした。それなのに0-4という結果に終わってしまった。もちろん反省しなければならないけど、試合は続いていくので、現実的に課題を修正することが大事だと思います。いつまでも下を向いていても仕方ないし、意識で変わる部分も、トレーニングで変わる部分もある。変わらず、そこを突き詰めていきたいと思います」
次節の相手は徳島ヴォルティス。アウェイの連戦からホーム・フクアリに戻る。この敗戦の屈辱を次の試合で払拭したい。