今日の試合が、いつもと違っていたということはありません。僕らは相手の陣地でプレスをかけて、相手の陣地でボールを奪って、試合を支配して、自分たちで試合の結果を掴み取りにいく。先週の結果は我々にとって痛いものでした。そういう意味では、チームが見せたリアクションは素晴らしかったと思います。このチームには個性があり、どんな相手でも勝てるということを証明しました。もちろん、今日の集中力がこれからも続けばの話ですが。今日の結果は、公平なものだったと思います。満足していますし、次の試合に向けて準備したいと思います。

――「いつもと変わらない」ということですが、相手に退場者が出て、攻撃面ではもの足りなさも感じられました。

決定力は、先週より上がりました。決定機は増えましたし、決定率についてはもっと上げるべきだと思います。私が満足している理由は、先週より多くのゴールチャンスを作っていること。決定率が上がれば、もう少し落ち着いて試合を見ていられるでしょう。

――相手選手の退場シーンについて。

私自身はしっかりと見ていなかったので、何が起きたのか、詳しいことは分かりません。

相手が1人少なかったことを考えれば、当然、この結果には満足できません。今日は当たり前のように4-0、5-0で勝たなければいけない試合。僕たちの目標は1つ勝つことじゃない。2つ勝つことでもない。だから手応えはありません。

とにかく、チーム全体としてミスを減らして精度を上げること。今の精度では勝ち続けられないということをもう一度しっかりと自覚して、取り組まなければいけないと思います。2-0で勝ったからといって「良かった」と思える試合ではありませんでした。

ミスが多い試合だったと思います。相手が早い段階で1人少なくなったこともあって、中盤でボールを回すことはできました。ただ、フィニッシュに入ろうとする局面でのミスが多いし、どこでシュートを打つのかという判断の質をもっと上げないと。それがないと、決定的なチャンスを作ることは難しいと思います。

ゼロで抑えたこと、追加点を奪って勝てたことはチームにとっていいことだと思いますが、もうひとつ上のレベルにいかないといけないし、チーム全体でそこを目指さなければいけないと思います。

後半に入ると“自分たちの時間”が少なくなってしまう傾向にあるので、そこを修正しなければいけないと思います。正直、今日はシステムを何度も変える相手の対応に戸惑ったところはありました。守備面では、最終ラインの選手たちに助けられたと思います。

やっぱり、自分たちのペースで試合を運べている時に、2点、3点と奪えるようじゃないと。パスは回せているかもしれないけど、最後の最後、フィニッシュに持ち込む段階での質が下がってしまっている。そこを改善して、もっといいサッカーをしなければいけないと思います。

（途中出場時にフアン エスナイデル監督からは）「前でしっかりボールを収めてくれ」ということでした。あとは「（相手に）プレッシャーをかけてくれ」と言われていたので、そこを意識しました。まず僕が出て、1-0でもいいから勝つことがまず最低ラインでした。あわよくば1点を取ればもっと楽な展開になるだろうなとはずっと思っていたので、最後（のプレー）でしたけれど取れてよかったです。（得点場面、ボールをドリブルで）運んでいるときは無心です。もともとドリブル得意じゃないので（笑）。前が空いたので、運よくああいうふうに抜けてよかったなと思いました。（これから迎える連戦も）チームが勝つために、何らかの形でしっかり力になれたらと思っています。