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試合日程・結果

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

痛恨PKで連勝ならず。



今シーズン初の連勝を目指した第11節カマタマーレ讃岐戦。しかしジェフは先制点を奪いながらもそれを守り切ることができず、試合は1-1のドローに終わった。

フォーメーションは3-5-2。GKは佐藤優也。3バックは右から多々良敦斗、近藤直也、キム ボムヨンの3人。右サイドに山本真希、左サイドに比嘉祐介、アンカーに熊谷アンドリューが入り、中盤には町田也真人と高橋壱晟が位置。2トップにラリベイと指宿洋史が並んだ。

ボール支配率が69%に及んだ前半は、ジェフが終始攻勢に出た。7分には町田からパスを受けた指宿がシュート。指宿は直後の8分にもドリブルでペナルティエリア内に進入してシュートを放った。14分には讃岐のMF仲間隼斗のシュートがポストに当たるピンチを迎えたが、守備陣は近藤や佐藤優也を中心に冷静に対応し、再びリズムを取り戻す。

しかし、決定的な形でフィニッシュに持ち込むことはできず、前半はスコアレスのまま終了。フアン エスナイデル監督は、後半立ち上がりから比嘉に代えてホルヘ サリーナスを送り込んだ。

迎えた後半、待望の先制点は立ち上がりの49分に生まれた。キム ボムヨンのクロスは相手DFにクリアされたが、ペナルティエリア手前でこぼれ球を拾った山本真希がワントラップからシュート。これがゴール左隅に決まり、ジェフが先制に成功する。

しかし直後の54分、讃岐のFW木島徹也にドリブルでペナルティエリア内に進入されると、近藤のタックルはファウルの判定。PKを木島徹也に決められ、試合は振り出しに戻された。

その後の時間帯も、ジェフは一方的に攻め続けた。63分には近藤がヘディングシュート。65分には指宿のチャンスメイクから決定機を迎えたが、山本真希のシュートはゴール直前で相手DFにクリアされた。フアン エスナイデル監督は76分、山本真希に代えて船山貴之を投入。両サイドから何本ものクロスを放り込んで相手ゴールに迫ったが、ゴールを奪えないまま時間は過ぎ去り、4分間のアディショナルタイムを経て試合終了のホイッスルが吹かれた。

「勝てる試合だった」

フアン エスナイデル監督は悔しそうな表情を浮かべ、こう続けた。

「相手より先にゴールを奪ってリードすることができたのですが、時間をうまく使うことは今後における課題だと思います。結論としては、勝つためにポジティブなことをして、悪くない結果を得られたと思います」

前線からのプレスで相手を追い込むことも、ボールを支配して優位に立つことも、ハイラインを機能させて相手にチャンスを作らせないこともできている。足りないのは、フィニッシュに至るまでのわずかな精度と、リードを守り抜く90分間の“マネジメント力”だ。

悔やまれるドローで今シーズン初の連勝を逃したが、試合は続く。次節は敵地でのツエーゲン金沢戦。アウェイ連戦で結果を残し、なんとしても上位陣に食い下がりたい。