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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

今季初の逆転勝利!

先制点を許しての逆転勝利は今シーズン初。前半に複数得点を奪っての完勝に、フアン エスナイデル監督も充実の表情を見せた。

「いつもの我々らしい試合だったと思います。いい攻撃ができましたし、素晴らしいゴールでした。ゴールチャンスも作ることができて、動きもありました。守備に関してはいい時間帯とそうでない時間帯がありました。ただ、それも我々のスタイルの一部だと思っています」

指揮官はフォーメーションを3バックに変更。GKは佐藤優也。最終ラインは右に岡野洵、中央に近藤直也、左にキム ボムヨンの3人。アンカーのポジションに佐藤勇人が入り、右サイドに山本真希、左サイドに乾貴哉が位置。中盤に町田也真人と高橋壱晟が入り、最前線には清武功暉と指宿洋史が並んだ。

試合は前半から動いた。

立ち上がりは圧倒的なジェフのペース。中盤で佐藤勇人がパスワークのリズムを作り、左右と縦に精度の高いパスを展開。バリエーション豊かな攻撃で相手ゴール前にボールを運ぶと、6分には右サイドのコンビネーションから山本真希がクロス。8分には左サイドからキム ボムヨンがクロスを上げ、指宿がシュートを放った。さらに11分には再び右サイドを完全に崩し、指宿がヘディングシュートを放った。

ところが、このシュートが相手GKにキャッチされると、ジェフはカウンターから失点を招く。最後は愛媛の近藤貴司に決められ、またしても、主導権を握りながら先制点を許す展開に持ち込まれた。

それでも、チームに焦りはなかった。

同点ゴールは31分。右サイドで細かくパスをつなぎ、突破した清武がクロス。指宿の背後から飛び込んだのは、今シーズン初スタメンとなった乾だった。プロ初ゴールは値千金のヘディングシュート。このゴールで、ジェフは息を吹き返した。殊勲の乾が振り返る。

「やってやろうという気持ちでこの試合に挑みました。(得点場面は)たまたまなんですけど、(ゴール前で)待っていたら(清武)功暉くんからいいボールが来たので流し込むだけでした。(プロ初ゴールは)うれしいです」

38分には立ち上がりから何度も見られた右サイドのコンビネーションから逆転ゴール。町田とのワンツーパスでペナルティエリア内に侵入した山本真希がゴール右隅に見事なボレーシュートを決めた。さらに前半終了間際の44分、カウンター気味の攻撃から清武がドリブルで運ぶと、ペナルティエリアの外からシュート。GKが弾いたボールを町田が難なく押し込み3点目を奪った。

後半も立ち上がり積極的な攻撃姿勢を見せ、前半と同様にボール支配率で相手を大きく上回った。この日の4点目はCKから。64分、ニアポスト際に落とす清武のキックに近藤が飛び込み、ヘディングでうまく合わせてゴールに流し込んだ。4-1とリードを広げたジェフは68分に乾に代えて大久保裕樹、69分に町田に代えて熊谷アンドリューを投入し、フォーメーションを4バックに変更する。74分の失点には課題を残したが、ホームで、4得点を奪っての勝利にスタンドは沸いた。

最前線で何度も好機を作った指宿が言う。

「とにかく連勝することが大事なので、何とか、アウェイの試合でもしっかりと勝点3を奪いたいと思います」

今シーズン初の連勝を目指し、次節、ジェフは岡山に乗り込む。